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オレンジさんの投稿された作品が44件見つかりました。
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カミに願いを
彼女にはどうしても叶えたい想いがあるそう だから願をかけてみる伸ばし伸ばした髪も今では腰まで届きそうああ それなのにいつまで経っても叶わない願かけなんて曖昧なものに期待した私がバカだったのねどうせ叶わぬ願いならもういっそきっぱりさっぱり諦めて髪をバッサリ切ってしまいましょうか頭を軽くすれば気持ちも軽くすっきりするのでしょうねああ だけどもう少しあと少しほんのわずかの時間だけ待ってみるのもいいかし
オレンジ さん作 [549] -
暇人の呟き
時間を持て余しているとは言え別に仕事をしてない訳でもないのだけれどちゃんと人並みに働いて好きな事をする時間もあって自由気ままな日々それでもやっぱり休日は暇を持て余している事がとても多いので友達が忙しそうにしていると少し羨ましく思ったりしてなんてこんな事を考えてると私って本当に暇な人なんだなぁと実感だからよく空を眺めて流れてく雲をぼんやり見ていたり雨が降れば空をイメージした真っ青な傘をさして今度は
オレンジ さん作 [481] -
青空
ねぇあの時の青空を君は覚えてるかな今僕らは違う街で新しい季節を過ごしてる一生一緒にいようねなんてまるで夢みたいな事ばかり言ってふざけてたよねでも壊れてしまったあの愛しい日々はもう戻らないけれど見上げる空はどこまでも続いてて君の街にも届いてる一緒に見た空を君は覚えてくれてるかなあの時の青空君が心に残してる空は僕と同じ青空かなそうだったらいいな僕らの進む未来の行き先は違うけれどきっとこの空みたいに一
オレンジ さん作 [548] -
親愛なるあなたへ
幼い頃 周りの全てが輝いてたそんな場所であなたと出会った泣いてる私を見て笑ったねその素敵な微笑みはまるで魔法みたい見とれてる間に涙は止まっていたのその時私の世界は動き出したわそれはオルゴールの様にゆっくりと静かなメロディを奏でながら廻り出したのあなたはだぁれどこからきたの謎が謎を呼ぶように人が人を呼ぶのねあの日からずっと一緒だったねいつも不思議に思ってたあなたの側だと安心出来る前世から知ってた
オレンジ さん作 [567] -
冬の朝
そっと君を抱きしめる青白く冷たい身体まるで氷で出来てる様どうしてそんなに冷たいの?ふふっ…女のコはみんな氷で造られているのよなんて不思議発言僕が温めてあげるギュッと君を抱きしめるうす紅色に染めた頬うるんだ瞳 甘い声ダメ溶けてしまうわ君は熱い涙を流す上昇する体温そんな事言われても僕だってもう止められない君を強く抱きしめながら熱く激しく乱れる夜うち奮える身体天にも昇る程の愉悦吐く息も白く白く…全て
オレンジ さん作 [508] -
境界線の内側で
また何の変哲もない1日が始まるいつもと同じ朝に起きてご飯を食べ身支度を整えて出掛けるまぁ…特に日常の変化を求めてる訳でもない仕事も淡々とこなせば問題ないしテレビや映画のような突然の出来事を期待する程子供でもないさほら 空を見上げるとUFOが飛んでたり何気なく手にしたスプーンが曲がったり壊れた時計が動いてたりするじゃない些細な事だよねだってよくある事さみんな気付かないふりしてるだけ自分のリズムを
オレンジ さん作 [437] -
想
気が付くと彼女が転がっていた気が付けば僕は涙を流していた頬をつたう涙が床に落ちる冷たく転がっている彼女に落ちる魂がなくなった君は何も言わないけれど甘えて話しかける君よりとても素敵だそして僕は彼女をしっかりと抱き締める僕の心はとても満たされて幸せだった体温を失った冷たい抜け殻の身体をずっとずっといつまでも抱き締めていたそこで目が覚めたいつもの朝僕の横で彼女は微笑んで甘えてくる繰り返される日々僕はと
オレンジ さん作 [473] -
寒くて暖かな夜
真っ白なコートに身を包んだ君は眩しくてまるで雪の妖精みたいとかつい柄にもない言葉を口に出せる12月はホントに不思議な季節それはきっとこの寒くて凍えそうな日々の中でも負けない暖かな心子供だけじゃなくて大人にも魔法がかかるそんな聖なる夜に
オレンジ さん作 [427] -
掴んだモノは
ある日ふらっと旅に出た知らない風景聞き慣れない言葉いろんな人達その土地の独特な匂い何もかもが目新しく自然と気持ちも弾んで自分の事を誰も知らない場所に居るのはとても解放的だ特に何かに縛られている訳じゃないけれどいつも何か見えないものに急かされ気詰まりしながら過ぎてゆく日々逃避でもいいさいつかまたいつの日か苦しくなったり疲れたりそんな時はこの旅を思い出して元気を取り戻せるようなそんな素敵な旅をさぁ…
オレンジ さん作 [415] -
難解
誰もがいつも誰かに愛されたいと強く願っているのに人はどうしようもなく身勝手で自分が欲しい愛にしか見向きもしないどんなに好きだと伝えられても例えその命さえ投げ出せるのだと身を呈して示されても迷惑なのだと一蹴し更に軽蔑の眼差しなのに自分の事は見事に棚に上がる私を見て好きになって誰よりも貴方が好きなの貴方の為なら望む事なら全て出来るわこの命さえいとわない不思議どうしてこんなにも物事は思い通りに運ばない
オレンジ さん作 [463]