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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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Jumpin' Five 49
「すみません、遅くなりまして…。」私は、申し訳なさそうにホールへ入っていった。ところが、岩田さんしかいない。なにっ!この出席状況はっ!ホントにアンコン出る気か、このパートはっ! とたんに力が抜けたような気がした。岩田さんは進一さんと話していたので、あいさつは返ってこなかったし、美加と富山くんの二人ともいないって、どーゆーこと? 私は、吐き気がして、荷物を置いて、ホールの外に出た。廊下に椅子があり
曽根菜由美 さん作 [350] -
Jumpin' Five 48
12月も半ば過ぎると、冷え込みが一段と厳しくなる。生徒の中でも、風邪が流行している。私は体が丈夫なので(はっ、本当か?)、生徒が風邪ひいていても、うつされたりすることは滅多にないのだが、一度ひくとはまる人なので、気をつけないとならない。職員の間でも、うつされそうで嫌ね、とか言っている人がいる。授業に行くの嫌ね、とか言っている人もいる。それじゃ仕事にならんだろ。 ところが、その嫌な予感が当ってしま
曽根菜由美 さん作 [374] -
消えない過去6
そんな恐怖に毎日おびえ、俺はやっとのことでアンパンを止めた。美紀は、とてもじゃないがまだ止められそうもない。お金が無くなり、シンナーが買えなくなるまで無理だろうと・・そう思っていた。しかし俺の説得でなんとか一月後には止めてくれた。俺は新しい仕事を探した。結局、美紀が夜働いているスナックの系列店のクラブで働くことになった。俺が夜の世界にはいった第一歩だ。そこで俺の生き方を大きく変える一人の女と知り
ニャオ さん作 [516] -
天国の草原 2 追憶
中2の冬。外は雪がちらつく。 「市内の中学校から転校してきた、神谷マモル君と、滝川アキナさんです……じゃ、自己紹介を」 俺は深くため息をついた。……不良だ。金髪ピアスの完璧不良だ……。金髪ピアスの完璧不良彼女をつれて転校してきたに違いない……。 マモルは教壇前にズイと躍り出た。「……神谷マモル」教室中がシンと静まり返る。俺は窓際最後列で窓の外を眺めていた。「んでこっちが彼女の滝川アキナ」低い声
タク さん作 [385] -
科学の塊 2
弾は真っ直ぐに飛び、男に当たると弾は膨れ上がり、男の身体を包む。入らなかった手足は回転しながら何処かに吹き飛び、身体は膨れ上がった風の弾に切り裂かれて、細かい肉片を撒き散らしながら、辺りを紅に染める。風が消えるとそこには、赤黒いカケラ、白い部分のある破片が残り、赤黒い水溜まりに浮かんでいた。「依頼完了。これで今月も飢え死にはしないな」喫茶店:緑の家[閉店]とプレートの掛かったドアを開ける。「ただ
怠け者 さん作 [493] -
天国の草原
「2200年とかのカレンダーをさ」 マモルは机に足を乗っけて言った。「携帯で眺めるとよ、怖いんだよな」 俺はシャーペンをノックしながら隣を見た。一の列と二の列の間の通路を挟んで隣どうしの俺とマモルは、中学校からの親友だ。「おかしなこと言い出すな」俺はシャーペンに芯を入れながら言った。マモルは大きくアクビをする。「この時俺は……しんでんのかな、なんてさ」俺は気にせず物理のノートをとり続ける。マ
タク さん作 [402] -
甘い恋(2)
俺の名前は大平誠。 普通の高校2年だが現在の状況に困惑していた。 (・・・これは・・どうすれば・・) 理由は単純。昨日学校へ遅刻間際で急いでいた俺はある女の子と正面衝突した。 その女の子は桜坂小雪と名乗った。 10代前半位で白いロリータ系の服を着て、さらには髪はなんと白。白のロングヘアーを後ろにながしている。 そのとき
慎司 さん作 [452] -
ろ〜る、ぷれぃや〜、、〔四話題〕
自転車に揺られ、腫れぼったい目をし、、泣いたアトをちらつかせながらお城へ、、。とりあえずやらねばならないことがある。 王様の部屋へ押し掛け、軽く挨拶。『どうだ?王女は見付かりそうか?』僕のこの表情をみて出てきたセリフがそれか?慰めのセリフは? さすがにキレた、、。素早く王様の後ろへ回り、彼が座っている椅子を鮮やかに倒してやった。彼、頭を強打、、しばし悶絶
ホッチ さん作 [815] -
雪の旅
暮れに父の実家を訪れると いつも雪が降った 私が初めて見た雪 冷たい羽毛のように舞いおりてくる ひらひら ひらひら 予測もつかないリズムで なんてきれいなんだろう 私は飽きず 見上げつづけた 芯から冷え切っても まだ見上げていた 祖母や叔父は亡くなり 私は大人になり 遠のいてしまった街 でも 冬になると今でも胸によみがえる 凛と 白い世界 何にもたとえられない 一瞬の連続 寒さの中に 降りつも
なおみ さん作 [468] -
大好き
大好きなの涙が出るくらい大好きなんだでも伝わらないの素直ぢゃないから『大好き』の一言がどうしても言えないんだそんな恥ずかしい言葉をさらっと言えるキミわとても魅力的でなおさら大好きになります素直になりたいキミに『大好き』って伝えたいこの気持ち曖昧にしたくないから伝えたいんだキミに対する『大好き』
。。。 さん作 [496]