トップページ >> 管理人さんの一覧
管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
-
暗闇の女?
「こいつが悪いのよ…こいつが…ヒヒヒ」 志津恵は真っ赤に染まった顔で動かなくなった青田を蹴ると、落ちていた硝子の灰皿を拾った。 「あ…あなた、狂ってる…狂ってるわ!」 のり子は悲鳴ににも似た声で叫んだ。 「誰のせいで…こうなったかわかる?ヒヒヒ…」志津恵は ゆっくりと のり子の方に振り向くとニタリと笑った。 「青田…この男はね
あぶら翔 さん作 [681] -
今、伝えたいキモチ
22歳の冬…あたしは多分一生忘れる事の出来ない人生でたった一回しか経験出来ないんじゃないかというくらぃの大切な恋愛をしました。今はなくしてしまったその愛のカタチを、少しでも誰かに伝えたくて、文章にしました。 2006年3月、看護師を目指していた栞(しおり)は国家試験を終え、その開放感から遊び回っていた。しかし、遊ぶお金もなくなり始め、親からもらうのも悪いと思い、親の勧めでバイトをすることに決め
パンダ さん作 [524] -
勇気?
(あっ!!西井クンだ!!)初めまして☆私の名前は三上花梨と言います。高校2年生で、部活は特に入ってなくて、好きなものはココアと干物で、それから、えーと………あっ、今好きになって1年半くらいの男の子がいます♪あ、でもちょっと待ってて下さい。これから……心臓が…バクバクしちゃう所を……………通りましたっ!!あ、ごめんなさい。今、その好きな人の前を通ったんです。話しかけたいのは山々なんですけど、彼を見
鈴夢 さん作 [389] -
クリスマスの夜にサヨナラを 第6夜
先輩とやっと手を繋いで帰れるようになって私は今決意する。 今日こそ…タカに言おう…!先輩と付き合ってること…。 「オッスっ」と言って私は肩をポンと叩かれた。タカだ…。「おはょ…」「なんだ、なんだ?元気ねぇな〜」少しムスッとした顔で私はいった。「あんた…春香先輩とはどうなった…?」私は答えを聞きたくなかったけど、聞いてしまった。 「あぁ…別れた。」「え…」すごく意外な答えだった。私は体の震えがとま
春日さくら さん作 [400] -
彼の恋人
孝政へのいじめの一件で、臨は博文達と意気投合し、噂を聞き付けた斎藤千聖(ちさと)と鈴木佳純が仲間に加わった。腰まで伸びた髪をポニーテールにした千聖は、みくと同じ眼鏡っ子でも機械的な印象を与える。理数科で趣味が機械いじりと聞けば、仕方ないのかも知れない。佳純は肩にかかる髪をブロンズにして、二つに分けた束を耳の後ろで内側へ巻き遅れ毛を上にしてピンで留めている。競ってお洒落をする雰囲気のない修学館に私
高橋晶子 さん作 [416] -
Jumpin' Five 40
11月半ばになろうとする次の練習は、火曜日の、いつもの楽器店3階での練習であった。 かりあげ君風の進一さんは、今日も来ていた。彼が休むのは見たことない。私よりも出席率は良さそうだ。楽器のセッティングをしながらも、目は自然と進一さんの方へ行ってしまう。まずい、視線だけで、カンのいい人には怪しまれるのだ。 まだ、このバンドに入って半年と経っていないので、この辺の怖さを知らないのだ。部内恋愛ってありな
曽根菜由美 さん作 [351] -
Jumpin' Five 39
楽器をつけての練習、ということで、3級指導員の有資格者の2人はピットに回った。 さらってあって、演奏し慣れている曲を演奏するのだが、足とバラバラになってしまうのは、初心者にとってはいたしかたないことだ。まぁ、急にはうまくならないのだが、ある程度形になったところで練習は終わった。「悪いけど、アンサンブルちょっとやりたいもんで、アンサンブルで使う楽器とそうでない楽器に分けてくれるかな?」そうか、早く
曽根菜由美 さん作 [337] -
Jumpin' Five 38
そんなに長い距離ではないので、すぐ怪しい文化会館に着いた。もう何人かの人が、ジャージに運動靴という格好で、歩く練習を始めていた。晩秋とはいえ、動くと体がほてる。それくらい、マーチングは限りなくスポーツに近い。いい秋晴れで、日が高くなってくれば汗ばんでもくる。私も美加のーも楽器の積み下ろしを終えて、歩きの練習に入った。ドリルパターンのプリントが配られ、個人練習に入る。トリックターンなどは、4人集ま
曽根菜由美 さん作 [343] -
輝命(ひかり)
その小さな手は何を掴むのだろう… その小さな足は何処へ向かい歩むのだろう… その小さな輝瞳(め)には何が映っているのだろう… 小さな輝命(ひかり)には無限の可能性がある… 僕達はその輝命達を守らなければならない… 社会という大きな闇から… その闇は希望を奪い、時には未来さえも奪う… そして人の心に入り込み小さな輝命を傷付けてしまう…でも分かって欲しい… 小さな輝命さな輝光達をまた守ろうとする護(
真斗 さん作 [581] -
鈍色の想い?
仕事も終わり僕は家へと向かった。久しく遊びや飲みに誘われてはいない。まあ一回も行ったこともないが。誘われなくなったと同時に僕は変人扱いだ。言いようのない孤独感に少し寂しさを感じた。 部屋の前に着くと部屋の電気は消えていた。まただ。仕事の後にこれが面倒だ。玄関を開け部屋に入ると彼女は座り込みただじっと俯いていた。ぼくはただ彼女を抱きしめた。これが一番の方法である。彼女は僕の胸で泣き出す。それでも僕
シーさ〜 さん作 [365]