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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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空中庭師?
植木屋の大将、鈴木は、東京じゃちっとは知れた、カリスマわびさびマスター。どんなインチキくさい庭園、例えば、日本びいきの外人サンが、ドでかい石を買ってきて庭のド真ん中に置いたら、エアーズ・ロックみたいになっちゃった! みたいな、とほほほな庭園も彼の手にかかると、なんともはや、見事な、わびさびヤードに変化してしまう。きっと、彼のプロデュースした庭園を見たら、さすがの女米兵も恐れをなして唾を吐こ
ごはんライス さん作 [400] -
神ヘの問いかけ
神とやら…お前はそこにいるのか?デカイ態度で座ってるのか?いるならば俺の願いを叶えてくれ!俺は...俺は何者で、何処に向かうのだ?苦しい…痛い…もう…ダメだ…息が出来ない…こんな俺を、自由にしてくれ!!
鵺 さん作 [361] -
ダーク・ロード
死んだ…。周りに飛び散る血に僕は染まっていて足下にはさっきまで戦っていた奴が血まみれで倒れている。 折れていた右手の痛みゎもうない━━━勝った…。僕は勝ったんだ。あの日から今日まで頑張ったかいがあった。家族。友達。仲間。全てを捨ててここまで来たんだ。そして僕は勝った。 空は青くて海は青いはず…だけどこの街はどこかおかしいそれはこの街の住民みんな思っているはずだ。空は霞かかった茶色海は濃い緑なのだ
チルコポルト さん作 [402] -
Jumpin' Five 30
さて、土曜日、約束通り、駅の南口に、私と美加と富山くんが集合した。ここへ岩田さんが車で迎えに来てくれて、行こうというのだが、岩田さんの代わりに、なんと進一さんが現れた。これは意外!内心、嬉しい。「どうしたんですか?岩田さんは?」美加が心配そうに尋ねる。進一さんはハンドブレーキを引いて、例のきりりとした口調で、説明し出した。「岩田さんは、ご自宅にいます。今、畑中さんと大事な話をしていて、手が離せ
曽根菜由美 さん作 [332] -
Jumpin' Five 29
(これ…いいかも。)ふと、その五重奏群の中から取り出したのは、私のオリジナル曲ではなかった。ベートーヴェン作曲〈トルコ行進曲〉を打楽器アンサンブル用に編曲したものである。たしか、高校生の頃、ほんのアソピで作ってみたものである。でも、後半には、ティンパニで細かい旋律を刻むなど、当時にしては結構凝っている。(鍵盤、3人か…。)最高で、鍵盤を3人必要とする。だいたい2人で足りるが、部分的に3人になる。
曽根菜由美 さん作 [324] -
Jumpin' Five 28
合奏を経て、帰りに美加と富山くんと私とで、岩田さんの所へ集合した。これはたむろではない。パート会議だ、ちゃんとした。「日曜日、ヒマ?」聞き方が良くないぞ。それは。デートの誘いみたいだぞ。「オレは大丈夫。バイトだけど、キャンセルできるから、いつでも。」すげーバイトだな。でも、富山くんはOK。さすが、彼はこういうことに積極的だ。「私…ダメだ。」デートか?デートならキャンセルしろ。バイトだってキャンセ
曽根菜由美 さん作 [330] -
Jumpin' Five 27
「あの…もう一曲、私が探してみます。気に入ってもらえるかどうかわかりませんが、いい曲があるんです。」「そうか。じゃあ、お願いしちゃっていいかな?」「はい。」先にお願いしたのは私なんだから、曲ぐらいどうにかしますって。そう、インパクトのある曲っていったら、この方法しかないじゃん。 あ、それは来週までのヒミツです。 それよりなにより、アンコン5人揃うかどうかが疑問だ。五重奏?四重奏?どっちの曲にすれ
曽根菜由美 さん作 [336] -
三姉妹の恋愛事情1
これは恋愛偏差値の低い三姉妹の話である。三姉妹の共通点と言えば欲望に正直なこと、A型ということ、そして恋愛下手ということである。まず、三姉妹の話をする前に三人の両親の話をしたいと思う。父は転勤族の公務員の長男として生まれた。転勤族だったため友達ができなかった。また、公務員の家庭だからなのか躾がすごく厳しく人前で感情を出すのが恥だと教えられてた。元々AB型で感情の起伏が激しかったが、口下手で社会性
ミユ さん作 [384] -
腹黒ちゃん
窓の外が灰色に見える。太陽は薄い雲に遮られ、申し訳程度に光を降ろす。見てるだけで寒々しい。「それでね?あき君たらもぅねぇ?」甘酸っぱい声をあげながら、付き合ってやっと1ヶ月の彼氏の自慢をしてくるターキー。それも寒々しかった。「もぅ!ラブラブなんゃから!」あたしがおどけて彼女の肩を叩く。「えへ。そんなことないよ〜」なにが『えへ』だ。人間は恋をすると、変になる。叶うと尚更だ。なんで、そんなに恥を捨て
スルメカムカム さん作 [381] -
フォーリン
あなたは男性だけど私はあなたを美しいと思った長いまつげすっと通った鼻筋少し厚めの下唇長い指じっとあなたを見つめる時間いつしか増えていて瞳を閉じてもあなたが見えるああ…私あなたを好きになったんだ
ロコ さん作 [387]