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カプチーノ さんの投稿された作品が8件見つかりました。
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ドリームガール(妄想少女)6
掻き消された………。その感覚は異様なまでにはっきりと。一枚のプリントがあって面積という次元から厚さという次元に変わるような感覚……今まで目の前をおおっていたプリントが縦になって目の前から消えた………。「俺はマイを………」言葉が出たと同時に走っていた………行き先は………決まっている。「保健室!!」学校にちかずくにつれ嫌な予感が確かなものえと変わっていく………。その不安が足を早める……。その時に気付
カプチーノ さん作 [439] -
ドリームガール(妄想少女)5
ぱっと見ただけでは散らかったデスク………だけどこれはこの学校の縮図のようなもの。魔法使いは火のないところから煙りを起こす。吐き出す煙りは空気中に広がることなくデスクのうえで漂いその呼吸ごとに濃度を増していった。コロコロと転がるパチンコ玉………これは「対象」を意味する。つまりはらんちゃんだ。魔法とはいくつか種類がある……これは「裏」に値する。この類のものは気付かれずに自分の状況をより優位にするとい
カプチーノ さん作 [542] -
ドリームガール(妄想少女)4
いつのまにかマイがいなくなっている…。気付いたのがついさっき…帰りのホームルームが終わったあとだ。「おっかしぃなぁ…。」いつからいなくなったのかを思い返してみるが思考に深いもやがかかっている感じで思い出せない。「担任に聞くか。」ホームルームが終わり職員室に戻る担任を呼び止める。「先生!」「あっ!ランくん。」このあまり人に聞かれたくない名で俺を呼ぶ先生は熊谷 ゆいなという。「その名前で呼ぶのはちょ
カプチーノ さん作 [663] -
妄想少女(ドリームガール)3
「……マイ」まだねむいよ…………。「マイ…………マイ」痛いよ……ひっぱんないでよぉ………。「マイ……逃げて!!!」「っ!!!!」目を開けると白い天井だった。「夢か………。」ここは多分保健室……。そしてこれはもぅ何回も経験したこと。「また倒れたの……?」と保健室の先生………と呼ぶのは気が引けるけどまぁ他に適当な言葉がない。「あぁ…起きたか。」それほど興味なさげにタバコをくゆらせながら言葉をかける彼
カプチーノ さん作 [473] -
妄想少女(ドリームガール)
あれはちょうど朝の勝負を始めてから10連敗したときだった……。「じゃんけんポン!」今俺からミルクセーキを獲得したドヤ顔の女子は幼なじみの[神谷 マイ(カミヤ マイ)]という。また自己破産とか何とか言ってやがる。「お前何でそんなに強いんだ??」「ランちゃんのことなら………。」「その名前は俺の親父の源氏名だろう。」「同時にランちゃんが女の子に生まれたときの名前だよね!」「とにかくこの学校でも親父はオ
カプチーノ さん作 [989] -
妄想少女 (ドリームガール)
眠たい目をこすり体を起こす。目覚ましを見るとまだ騒ぎだすまでに30分ほどの猶予があった。「これも家訓だ……。」二度寝してもよかったけれど目覚ましが鳴ると厄介なこともあり少し早めに家を出ることにした。手早く用事をすませ音を立てないように家を出る。我が家は父とオレとの二人で構成されており、父親は夜の仕事なので朝は忍び足で家を出るのが家訓だ。「父親かぁ……。」ため息と共にドアを閉めた。家の父はロングヘ
カプチーノ さん作 [818] -
擬似恋愛?
「擬似恋愛ゲーム?」不思議そうな顔が得意なヒイナが聞いてくる。「ようするに僕とヒイナが付き合ったふりをするのさ」と僕は言った。これ以上ヒイナに説明はいらない。ヒイナはしばらく思考をめぐらしこう言った。「ゲームっていったよね?勝ち負けがあるんだよね?」コクリと僕はうなずく。とたんにヒイナはモヤモヤがはれたみたいな顔、もしくは推理していて稲妻がはしったかんじの顔、わかりやすいのは「先生できました!」
カプチーノ さん作 [631] -
擬似恋愛
「あなたのことがずっと好きだったの。」こう言う彼女は藤原 ヒイナ。「それ全部嘘だろ。」こう言う僕は桝本 ユウト。彼女とはバイト友達で、仲はまぁバイト友達ぐらいだ。バイトはまぁ普通のバイト。そこはそんなに重要じゃない。顔はまぁ連れてあるけば目立つぐらい。かわいいということだ。僕は………自分でいうほど馬鹿なものはないけれど、18年間生きてきて周りを気にしていればわかることだ。客観的に見てもカッコイイ
カプチーノ さん作 [547]
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