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ベンジー さんの投稿された作品が93件見つかりました。

 
  • 大人を夢みる

    木枯らしのまにまに舞うは枯れた葉よ幼い若葉は羨望の眼差し
    ブランキー さん作 [419]
  • 山びこ

    山彦に返事を問うても答えなしならば己で決めてみせよう
    ブランキー さん作 [376]
  • 懐古の想い

    ふわっ…ふわっ…雪は音をたてて、アスファルトに吸い込まれていく。淡く滲んだ斑模様は、まるで私の心のよう。ハァー…ハァー…吐息は白く彩られ、不浄な空気を清く染め直す。コツン…コツン…乾いた空気に、一人分の足音が響く。人っ子一人いないこの街は、まるでこの世の終わり。いつかの桜並木も、今は虚しくてたたずんでいる。ふわっ…ふわっ…アスファルトに吸収された雪が、太陽から垂れ下がる光の架け橋を辿ってまた空に
    ブランキー さん作 [473]
  • この世界の指揮者

    世界のタクトを振るう神は、見事に俺の首吊り台を用意した。心にポッカリ開いた穴、今では少し愛着が湧く。まだ息はある。さあ、一撃に力を込めて、空に向かって銃を撃て。俺の人生に指揮者はいらないのだ。
    ブランキー さん作 [464]
  • シロツメクサの花冠

    特別、綺麗な訳でもないのに。その愛くるしい笑顔に、僕の心は恍惚としてしまう。相応の言葉も浮かばないくらいに。もしも、その艶やかな髪の上にシロツメクサで編んだ花冠を被せられたら、君はきっと誰よりも輝くのだろう。だけど僕はそれほど器用じゃないんだ。それでも君は笑いかけてくれるのかい?その愛くるしい笑顔で。
    ブランキー さん作 [417]
  • スーパーソニック

    こんなつまらねえ世の中ふっ飛ばしてくれよ。大通りの清楚な花屋の娘さんも、風船持ったくそガキも手を放して踊りだすくらい。路地裏のゴミをあさる犬猫たちも、薬漬けのパンク野郎の目も覚めるくらいにだ。ダイナマイトもマシンガンも必要ないんだ。ただ一つの軽快な音楽さえあれば、簡単に生まれ変われる。ジーザス、全くつまらねえ世の中だろ?
    ブランキー さん作 [449]
  • ロウで固めた虚構

    イカれてるよ。簡単に人を殺せるんだ。その便利なてめーの脳みそで。ムカツク奴に向かって、右手で作った22口径の拳銃で、バァーン、だ。一瞬さ。全く手も汚れやしないんだ。気に喰わない奴一人一人消してくアンタはまるで神様だな。それは正義とは程遠いよ。きっとあんたは気付くだろう。それがロウで固めた虚構だということを。でももう遅い。気が付きゃアンタも立派な人殺しさ。
    ブランキー さん作 [464]
  • 狂った兵隊のマーチ

    血に飢えた兵隊さんが銃をぶっ放してお通りだ。さあ、道をあけな。さもなくば五秒後にあんたも蜂の巣さ。さあ、道をあけな。狂った盲の兵隊はどこにぶっ放すか分からないぜあいつらは簡単に人を殺せるんだ。完全にイカれてるよ。さあ、道をあけな。バカな兵隊が足を揃えて、あの世に向かって行進してるんだ。なあ、笑っちまうだろ?
    ブランキー さん作 [480]
  • BAD ENDに憧れて…

    僕は憧れる。BAD ENDに。まるで銀幕の中の悲しいヒロインみたいな…だけれど、現実は退屈な毎日で、僕には決してそれを演じることはない。そしていずれ僕が死んでも、地球は当たり前に自転を繰り返し続けるのだ。誰かが死んで、また誰かが生まれる。朝を迎え、夜が来る。この偏屈のない太陽系の一連の動作は、ソクラテスだとか、ルソーだとか、ロックだとかが、いくら論じても変わりはしないのだろう。だからこの終わりの
    ブランキー さん作 [437]
  • 決別の誓い

    紅葉はやうやう色を忘れども我がこころ絵に刻む其の色
    ブランキー さん作 [419]
 
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