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比呂さんの投稿された作品が69件見つかりました。
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膨れっ面
約束の場所で眺むる天の川生死流転回転寿司の鰯かな孝にして己を磨く相撲かな鶺鴒の星の瞬く間なり舌出してベーする少女蓼の花月さして女人悪人照しけり若人の釣瓶落しの買ひたがり赤き頬愛でたるごとき蜻蛉かな頬伝ふ涙のごとき流れ星梨ばかり食ひてぶくぶく腹ふくれ
比呂さん作 [325] -
梅林賀琉2〜為杉病院〜
変態になりかねます」何が変態だそれはお前だろうがこらぁと心の叫びが聞こえてきたが、ここで物議を醸しては数年前の後輩を殴った自分と何ら変わらないここは大人の対応だと思うとさらに返答に窮してしまうのであったそこにさっきまで静観していた織姫の頭の花がパッと光った今度はこっちかと思いながらも何か言いたげであったので、聴くことにした「えふっ、おほほほおほん…仕方ないわね八方塞がりだわここであたしの助言いいか
比呂さん作 [429] -
梅林賀琉2〜彦星変幻〜
「今、亀吉殿は神経衰ジャックになって、オランダに行ってしまいそうですすぐにでも地核の病院に連れて行きましょう」彦星の言っていることはよくわからなかったが、とりあえず近くの病院に連れて行くべきであることはだけわかったしかし、「近く」ではなく「地核」と発音した彦星の真意は訊いておかなければ、またこの先厄介なことになる気がした「僕は今、彦星の言った地核の病院とはどんなものなのか知りたいが、教えてはくれま
比呂さん作 [411] -
赤い灯
啄木鳥の講釈聴くや今時分朝霧や草の匂ひと牛の声秋の蚊や叩きて床の赤く染む秋の海サーフボードや君の影蝗飛び丹波の山の見ゆるかな鹿の山人の里とはいふのかな夜も更けて我の秋思の運び給ふ麻知ゆかり秋の声する町往けりあなかしこ湖畔の土手のカンナかな桃の香や乳房隠して少女往く
比呂さん作 [346] -
梅林賀琉2〜亀吉の暴走〜
だから、僕も亀吉の言葉の一つ一つに頷きながら、なおも受け流していたというよりも話の内容がさっぱりわからなくて困ってしまったのであるそして、ついにタイムを入れたすると、亀吉は突然自虐的になり、はっはっは、俺の話は全く噴飯ものだぜ残飯だったのかじゃなきゃこんなことになんないよな全く俺は人間の屑だ葛餅ならぬ屑餅だはっはっは「亀吉殿、しっかりして下さいけっして、亀吉殿は屑なんかでは御座いませぬ」「バハマー
比呂さん作 [371] -
面白い花
秋の夜の祖父の話とアイスティー色鳥の一羽も二羽も物悲し枝豆のけふも籠に揺られけり川下で賑わひたるや猫じゃらし夕暮れの白粉花と鐘の音
比呂さん作 [346] -
祖母の里
祖母の里朧気ながら蕎麦の花すってんもころりんもある蟋蟀や泣いてゐる子にも降りたる木の実かな
比呂さん作 [352] -
梅林賀琉2〜ダルい亀吉〜
「はぁ、全くトリダード・トバゴだぜ」その瞬間、今の言葉が何かの魔法の呪文になったかのごとく、またあの珊瑚礁梅林が広がる南国風&和風テイストの海になったのである「あぁ、やっぱり歩けるしかも息ができる息子も元気だ」途中で変な言葉が頭に浮かんだが、亀吉のウィルスだと思って撃退したしばらく歩くと、何やらテカテカ光るものが見えたそして、それが亀吉の頭だとわかった時、同時に三人の会話する声が聞こえたしかし、ど
比呂さん作 [393] -
つくつくぼうし2
法師蝉煩からむがかまひませむ何々をこれはこうせと法師蝉ハングルよ絡み合ふなと法師蝉少年の影法師みて秋の暮忍辱の衣着せたる芙蓉かな
比呂さん作 [347] -
つくつくぼうし
法師蝉筆はどこぞと子規の声バイク屋の前で吟ずる法師蝉衰へを知らぬが前の法師蝉時折の風も残暑がさらひけり初秋の秋の弱き秋の字や
比呂さん作 [349]