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速見 さんの投稿された作品が282件見つかりました。
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GO AWAY#75
「ん?言っていなかった?TVを使って渡沼をTV局に呼び出そうって作戦だよ」京都が満面の笑顔で雪野に親指を立てて説明をすると、雪野は怒る気力も失せたのかその場にへたり込んでしまった。京都が「大丈夫?佐藤さん?」と、心配そうな声で雪野に手を差し伸べると雪野は煮るなり焼くなり好きにしなさいと、言わんばかりにゆっくりと京都の手を使って立ち上がったが一応「なんでTV局に行くって聞いてもいいですか?宇川君?
速見 さん作 [393] -
GO AWAY#74
適当に服を選んだ二人はその場で着替えて、また新たな眼鏡とヘアピン・帽子で変装をした。変装をし終えた、二人は大胆にも電車で名古屋まで向かった。「人がいっぱいでばれるんじゃないのか?」と、雪野は反発したが「事件発覚から二日も経てば意外と人はその事件を軽視するもんだよ。まさか、指名手配犯が大胆に電車で移動するとは思わないだろうしね。それに、いくらなんでも名古屋まで歩くのは嫌でしょ?」京都がそういうと雪
速見 さん作 [377] -
GO AWAY#73
第十六話 TV局占拠!?杉本は、電話の主の名前を見ると「はぁ〜」と、ため息をついて電話に出た。「なんですか?旦那?」どうやら杉本に電話をかけてきた人は百木ではないみたいだ。杉本は旦那という人物にやけに親しく話しているが、電話の主が驚いている感じで事情を話すと「えっ?愛知TVを見ろって?」杉本は意味が分からないがとりあえず指示通り電話を切ってワンセグを起動させた。愛知TVを見ると「なっ!?あいつら
速見 さん作 [419] -
GO AWAY#72
「そっそうよね。思わぬところから真犯人が分かったのだから、あとは渡沼が犯人という証拠を集めないとね。どうするの?これから?」京都の励ましに元気付けられた雪野は両手でパンと叩いて立ち上がった。「そうだね。いくらなんでも警視総監に会うことは愛知県警に乗り込む事を意味している。そんな事をすればあいつ(渡沼)の思うつぼだからね」相手が警察……ましてや警視総監となれば、会うのはもちろん、話をするのも至難の
速見 さん作 [422] -
GO AWAY#71
記憶喪失だとしたらまともに学校に通えるわけない。雪野がそう答えると京都はまだ頭を抱えながら「え〜と言い方が悪いな………?記憶障害?って言った方がいいね」京都は別の言葉を探して答えた「記憶障害?」「そう。一部分の記憶がなくなる障害があるって、優から前聞いたことがあるんだ。例えば、ある人の記憶だけがすっぽりと無くなってしまったり、信じがたい事が起こって忘れたいと思うあまりその事を忘れてしまう事がある
速見 さん作 [417] -
GO AWAY#70
つまり?KPHL?を持っているこの人が警察官を殺した真犯人だということだ。もちろん拳銃をわざと使ってこの人に濡れ衣を着せることが出来るだろうが、すでに雪野が犯人として濡れ衣を着せている時点でそんな事をやる必要がないだろう。十中八九こいつが犯人ということで間違いないだろう。しかし、なぜ警察官が警察官を殺さなければならないのだろうか?それにこの人が犯人としても、ライフルを使用した犯人はもう一人いるは
速見 さん作 [408] -
GO AWAY#69
「私たちがいた廃墟の四階に後で行ったらいいわ。私を犯人と断定した理由は至近距離で発砲したからという理由だったわね」「あぁ」「廃墟の四階にライフルの薬莢が落ちていたのよ」「!?」雪野の発言に驚いた杉本だったが「なるほど……もし本当にあったのなら少なくとも一人は君が殺してないっていう証明になるね」杉本は顎に手を置いて冷静に考えた。やはりそこから考え付くのは京都達と同じだった。「俺らが言えるのはそれま
速見 さん作 [384] -
GO AWAY#68
何故、未成年である雪野が全国指名手配にならないといけなかったのか。雪野は事件発覚まで普通に生活をしていた。ましてや銃など昨日まで握ったこともない女子高生を、何故有無を言わさずに指名手配に出来るんだ!?と、今まで警察に言いたかった事をすべて二人は杉本に向かって吐き捨てた。その言葉に杉本はただたんに圧倒された。警察内部でも、上層部が圧力をかけていて何もできなかったという事を、杉本は弁解ではないが二人
速見 さん作 [407] -
GO AWAY#67
第十五話 味方か敵か「「杉本 冬馬!!」」京都と雪野は杉本を見るとすぐに数歩下がって身構えた。逃げたいところだが仲間と連絡を取っているのか分からないので停止していた方が身のためなのだ。しかし、先ほど警察が虎鬼門に来たのになぜ杉本がこんな……人気のない田園地帯にいるのだろうか?急な展開に二人は思考を巡らせた。そんな二人を前に杉本は「!?何故僕の名前を………!そうか、僕ら(警察)の目を盗んでまた安井
速見 さん作 [400] -
GO AWAY#66
源二のその言葉に屋敷にいたヤ○ザの間に動揺が走るが、もっと動揺が走ったのがこの二人だった。「えぇぇぇ!」「どうしよう!?もう警察とやり遭うのはごめんだよ」二人はまた警察ともめると思うとパニックになった。そんな二人を見た親分は「おい道暁(みちあき)この小僧どもを例の穴倉まで案内したれ」そう命令されると親分の側近の一人が「ハイ」と、短く答えて二人を誘導させた。誘導されるときに情報を探していた側近と遭
速見 さん作 [409]