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速見 さんの投稿された作品が282件見つかりました。
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GO AWAY#55
しかし、いいのだろうか?京都がこれほどまでのトラウマである事件の話をしても?優は京都にトラウマを思い出さないように避けていたみたいのだが……。優は肯定する京都の顔を見て「お前が自分の口から言いたいと受け取っていいんだな?お前と六年前の話をしても?」優は先ほど以上威圧で京都に問うと「……あぁ。この事件が雪野さんの事件にかかわっているというのならば!」京都は少しためらった様子を見せたが、うつ伏せてい
速見 さん作 [320] -
GO AWAY#54
京都の話では、今日も優は大学には午後からしか行かないというので予定さえなければアパートにいるはずだ。しかし、昨日もこの家に来たので何か不思議な感じがした。雪野は今まで女の子とは程遠い行動をさせられて女の子の認識を忘れさせられているが彼女はれっきとした女の子………心のどこかでまた風呂に入らせてもらえたらと心の中で期待していたが、まず家の中に入れるかどうかが問題だった。通報はされないと思うが、警察が
速見 さん作 [349] -
GO AWAY#53
第十二話 六年前の事件二人がいる場所は、丁度知立市の図書館と安州の図書館の間にあったので二人は現場に戻れやすさと、知立市の全学校が休校になっていることをふまえて知立の図書館に向かった。しかし、図書館の開館時間は十時からのはず。今の時間は七時ちょっと前だ。本来ならば二人とも学校の準備をして家族と朝食をしているはずだ。「今頃お父さんお母さんはどうしているかな?」と、ふとつぶやいてしまった雪野は慌てて
速見 さん作 [365] -
GO AWAY#52
「何で思い出せないの!?」雪野はお茶の最後を飲み干して落ち着くがどうしても思い出せない自分に腹を立てた。「案外そこにこの事件を解くカギがあるかもね」京都は笑いながら雪野を励まして次に調べることを考えようと言い始めた。今まで調べて分かった事をまとめると青山雪野は未成年にも関わらず全国指名手配になったこと、事件現場付近廃墟ビルの四階から薬莢が見つかったこと。被害者は全員警察官で六年前の反発グループと
速見 さん作 [347] -
GO AWAY#51
第十一話 公園この世で最も寝たくない場所の一つの遺体安置所という場所で一夜を過ごした京都と雪野は五時に自然と目を覚ました。この時間に起きられたのは丁度良かった。これ以上遅ければ朝に誰かがこの周辺を歩きだす時間となっていただろう。夜は結構冷えたのか二人は朝目覚めると寝る前以上に身を寄せ合って寝ていた。当然二人は恥ずかしがって少し離れたがまだ朝方……寒いので二人は結構近い距離を保っていた。寒いとはい
速見 さん作 [351] -
GO AWAY#50
「六年前?」「そう。僕が今朝、優は何が何でも警察にならないといけないって言った理由はそこにあるんだよ。実は僕の家族は昔交通事故で両親をなくして兄と二人で優の家族安井家に昔のよしみで引き取られたんだ。僕ら兄弟と優と優の妹千佳ちゃんは本当の兄弟のように育てられてきたんだ。僕の両親が亡くなったのが十二年前だからほとんど優の両親が本当の両親と思って僕は生活してきたんだ。だけど、六年前僕と優が丁度合宿に行
速見 さん作 [369] -
GO AWAY#49
「年齢はみんなバラバラ。何かの共通点はないのかしら?」そこまで読んだ二人は何か共通点はないのか読み進めることにした『彼らは現職の警察官で殉職として二階級特進とした。彼らの遺族には公表は控えておくように警察から伝えられている』そこまで読んだ二人は目を点にした。二人は再度資料を見た瞬間「「えぇぇぇぇぇ!」」二人は大きな声で叫びそうになり慌ててお互いの口をふさぎ合った。「えっ?殉職として二階級特進って
速見 さん作 [399] -
GO AWAY#48
「さてと、まずどうする?」京都が懐中電灯をつけて自分の顔の下から懐中電灯を当てて遊びながら雪野に尋ねると「そんなアホなことしないし、懐中電灯も付けない」と、言って雪野は京都の頭を叩いた。お遊びに付き合っている暇はないと、言いたいみたいだ。と、言われて京都は「これが性分なもんで」と、笑いながら言って懐中電灯を消した。懐中電灯がもしも外に漏れたら危険だからだ。懐中電灯は最小限しか使わない。「とりあえ
速見 さん作 [368] -
GO AWAY#47
「とりあえず、人さえいなければ監視カメラにはいくら映っても関係ないでしょ。もう雪野さんは全国に顔を知られて僕はたぶん警察内では知られているだろうし」京都と雪野はここに来るまでの間にあった電化製品店でニュースをチェックしたのだ。そこには『未だ女子高生捕まらず』の文字だけしかなかったのだ。しかし、先ほどの警察との接触が報道されていなかったのは意外だった。警察のチョンボだから恥ずかしくて報道規制をして
速見 さん作 [392] -
GO AWAY#46
第十話 遺体安置所優と杉本の対面をしている間、京都と雪野は有言実行通り遺体安置所に向かっていた。事件は知立市で起きたので遺体が置いてあるとすれば一番近い安州遺体安置所に置かれているはずなので、彼らは電車で……いや人目が付きすぎるので無理なので勿論おなじみの徒歩で向かった。ちなみに距離にして十五キロだ。ただいまの時刻は二時ちょっと過ぎ十五キロの道のりを徒歩で行こうとすればだいたい四時間弱かかる。つ
速見 さん作 [371]