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列車さんの投稿された作品が64件見つかりました。
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最終戦闘少女イザナミ-12
今日は学校を休もう。病院へ行こう。奈美はそう考え、仲のよい友人に電話をかけたが、呼び出しが鳴っているのに出ない。 何ででてくれないのよ!?その瞬間、奈美は携帯からイメージというべきか、頭の中に像が鮮烈に浮かんだ。奈美が鳴らしている友人の携帯の周りに、人が集まり悲鳴をあげているのだ。 なに?一体?奈美は別の何人かにかけたが誰も出ず、やはり悲鳴と奈美の電話を恐れるイメージが伝わってくるのだった。最
和洋折衷 さん作 [505] -
最終戦闘少女イザナミ-11
奈美は近所のマンションの屋上に躍り出た。飛び降りて死ねば、この呪いのような、苦しみから逃げられるう!はやくはやくはやくッ!はああああああ奈美がフェンスに手をかけた瞬間!奈美は無意識に口走った。「精神防御発動!回路断!」そして、意識的に自らを気絶させた。 しばらくして奈美は、気を取り戻した。 目を開けた奈美は、先ほどの狂った表情とうってかわり、 恐ろしく澄みきった顔で、冷静に呟いた。 「こ
和洋折衷 さん作 [524] -
ありのままでいいじゃん。―会社編
無欲とか謙虚、真面目、正直。 これが出来れば、実はすごい人生、楽になるよ。 会社で評価得たい、ライバルに舐められたくない。 そのために小賢しいことしたり、人を追い落としたり。そういうコストって実は無駄なコストだったりする。評価なんて別にいいじゃん、そんなの。ライバルがポイント稼ぎ、やらしとけって。派手さはないけど、ただマジメに一生懸命やってる、不正なく誠実に。 目立たないけど、そ
朝方 さん作 [579] -
最終戦闘少女イザナミ-10
自宅に着いた奈美は、自室で寝込んだ。母が奈美のただならぬ様子に声をかけたが、奈美は寝かせて欲しいと、母の入室を拒んだ。 奈美は意識を失うかのように、深い眠りについた。 深夜、奈美はただならぬ気配に目をさました。 目がどんどん冴える。 なに?頭の中に痺れが走る。 自分の思考とは別に、頭の中に勝手にイメージが入り込んでくる。まるで頭に電流を流されているようだ。
和洋折衷 さん作 [529] -
最終戦闘少女イザナミ-9
その時アナウンスが響く。「人身事故の影響で、ダイヤが乱れご迷惑をおかけしております・・・」 近くの乗客が吐き捨てるように呟いた。「飛び込みかよ、忙しいのによ。死ぬなら飛び降りとか首吊りとか、他に迷惑かけないで死ねっ!」奈美は震えが止まらなかった。何なの、なに!みんなあたしに言ってるの? もう狂いそう!いやあああ!降車駅に着くと、奈美は虚ろな目で歩いていた。駅前にある
和洋折衷 さん作 [539] -
最終戦闘少女イザナミ-8
トイレの外から、誰かの会話の声が聞こえる。「でもさー、こないだ調子悪くてさー、酸っぱいもの飲んで吐いたら、ゲロが超酸っぱいんだよねー。」「ゲー、汚ねーんだよ。キャハハハ」奈美は耳を塞いでうずくまってしまった。 偶然が何度も続く?いく先々であたしについての話がされる。あたしが狂ったの?やめて!何!何なの? 頭が壊れる!奈美は暫くして、真っ青な顔で早退を申し出た。担任は心配した顔で
和洋折衷 さん作 [516] -
最終戦闘少女イザナミ-7
奈美は気分が悪くなった。みんなの話も上の空に、奈美はフラフラと、教室をでた。購買でジュースでも買おうと、列にならんだ。後ろに並ぶ女子生徒達が、喋っている。「でもさー。お笑いのなんだっけ、つけメンとか言ってるヤツいるじゃん。あれすげーウザイよね。」「あっ私も。どこが面白いのってかんじ。あんなの好きなヤツいるのかな?」 「よっぽど変わってるヤツだけだよね、たぶん。キャハハハ」奈美はハッとして、振り向
和洋折衷 さん作 [538] -
最終戦闘少女イザナミ-6
アドレスを変えても、新しいアドレスに不審なメールがくる。仲良しと思って、アドレス交換している友人の中に、メールを送ってきている者がいる、ということ?。 アドレス受信設定により、特定の人だけからの制限を行ったら、不審なメールは消えた。でも、誰がこんなことを。結局、分からずじまいだった。しばらくして、朝、登校すると机のなかに、新聞が入っている。 折り返して一番上になっている紙面の片隅に「高校生イジメ
和洋折衷 さん作 [504] -
最終戦闘少女イザナミ-5
敷島奈美。都内の私立高校に通う一年生。取り立てて、嫌がらせされるような特異な性格ではない。むしろ、明るく誰にも親切で、なにより、誠実をもって何事にもあたる少女だった。 また地味だが、男子の間では密かに「かわいい」との評判も囁かれ、隠れた人気を有する少女だった。このようにとりたてて欠点がないと、それはそれで「ウザイ」などと陰口を叩くものも出てこよう。直接的な物理的暴力はない。だから表面ではイジメは
和洋折衷 さん作 [544] -
ありのままでいいじゃん。生きてさえいれば。
生きるって、たしかに辛いよなあ。もう、どうにもなんないことあるよなあ。イジメとかもあるだろうし、病気、育児、就職、ヒキとか。あすどうしようって、考えると死にたくなる人もいるだろう。だったら、もう全部成り行きに任せてみたら。今日、死のうと思ったけど生きて1日が終わったなら、とりあえず寝て、翌日、目が覚めてみれば。 1日生き延びたよね。また死のうと考え、でもまた夜になった。じゃとりあえ
朝方 さん作 [610]