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アドベンチャーに含まれる記事が892件見つかりました。

 
  • ポジティブ・アクション23

    「よぉスティーブ。借りてたCD返しに来たぜ」 そう言って現れたのは、スティーブの親友アレックスであった。「誰だ貴様」 振り返るウォーレンを見て、アレックスはすかさず懐から二丁の拳銃を取り出す。 「あんたこそ誰だよ。まあ、何だかしらねェが親友の敵は俺の敵だ。覚悟しろよ」 アレックスは二丁の拳銃を構えながら歩を進める。「来たかアレックス。ウォーレン、諦めろ。銃を捨てるんだ」「くぅ…」 アレックスとス
    ミッシェル  [548]
  • ポジティブ・アクション22

    スティーブは拳銃を構えながら、玄関へと歩いていく。 その後ろから、メアリーも続いた。――その時。「ふふっ、随分遅いと思ったら、やはりこの様か‥使えねェ野郎共だ」 一人の長身の男が、廊下から2人の前へと姿を現した。 その手にはやはり拳銃が握られており、銃口を2人に向けている。「あなたは‥ウォーレン!」 メアリーが、スティーブの背後から言った。「ウォーレン? ああ、知ってるぜ。ルブランスのNo.
    ミッシェル  [536]
  • ポジティブ・アクション21

    「終わったぞ」 駆け寄るメアリーに、スティーブは微笑んで言った。「ありがと」 彼の瞳を見つめながらそう言うと、メアリーはゆっくりとスティーブの胸に顔を沈めた。「ははっ。どうした?」 メアリーは自分でも気付かぬ内に、その細く華奢な腕をスティーブの背中に廻していた。「あっ、ごめん‥何してるんだろ私」 そう言って彼から離れようとしたが、その時、自分の背中に暖かい物を感じた。――スティーブの暖かい腕だ。
    ミッシェル  [576]
  • ポジティブ・アクション20

    スティーブはリビングから、ソファの陰に隠れながら男達を狙い撃ちしていた。 玄関からリビングまでは、5メートル程の廊下が続いている。故に、リビングの中央のソファにかくれるスティーブから、男達の姿は丸見えであったのだ。「くそ野郎!!」…しかし、その男もまた。 「ぐはぁっ!!」首に銃弾が直撃し、即死する‥。「野郎‥くっ…!?」間髪を入れずに、スティーブは拳銃で男達を仕留める。…一瞬にして4人の死体が廊
    ミッシェル  [554]
  • ポジティブ・アクション19

    翌朝。 午前7時。「ルブランスだ! メアリーどこだ!」ルブランスのメンバー4人が、片っ端からマンションの三階の部屋を確認していく。…メアリーを見つけ出す為だ。「うぅ‥騒がしいな」ソファの上で眠っていたスティーブは、外から聞こえてくる騒音と共に目を覚ました。 …まさか。 スティーブはソファからすぐに起き上がり、玄関に向かう。‥その手には拳銃が握られていた。扉の前に立ち、ゆっくりと扉を開くと、その僅
    ミッシェル  [596]
  • ポジティブ・アクション18

    「いいか!! 絶対に見つけるんだ!」ゲイリーのけたたましい声が、召集された幹部達の耳を貫いた。沈黙を貫く幹部達にゲイリーは続ける。「お前ら! 街に散らばっている仲間達全員に伝えろ。メアリーを‥メアリー・スミスを見つけ次第、必ず捕まえろとな。そして一緒にいる男もだ。分かったか!」ゲイリーの迫力に押され、沈黙していた幹部達はようやく口を開いた。 「了解」他の者達も、口を揃えて言った。 「明日の朝、お
    ミッシェル  [565]
  • ポジティブ・アクション17

    時計の針は午後の9時半を廻り、メアリーはしばし、スティーブの自宅で安息の時間を過ごす事にした。メアリーはシャワーを浴び、タオルで髪を拭きながらスティーブの前へと姿を現した。「さっぱりしたわ」メアリーはそう言いながら、ソファに腰を下ろす。「さて、明日からどうするかな。奴に俺達の事がバレたんだろ? なら奴が黙っている筈はないよなァ」スティーブは言いながら、冷蔵庫からビールを取り出し、コップを二つ、ソ
    ミッシェル  [587]
  • ポジティブ・アクション16

    「止めてくれ!! 殺さないでくれ!」男の悲痛な叫びが、薄暗い部屋に響いた。その男は、2人の屈強な男達によって床に押さえつけられており、身動きが取れないでいた。「もう遅い…」長髪をオールバックにした男が、泣き叫ぶ男を冷酷な瞳で見つめる…。その長髪の男の腕には“交差した二挺の大鎌”のタトゥーが彫られていた。 そして同様に、彼の仲間である2人の男達にも、一人は首筋に、もう一人は胸に交差した二挺の大鎌の
    ミッシェル  [585]
  • ポジティブ・アクション15

    「ここね」メアリーは扉の前で呟いた。間違いなくその扉の向こうにはスティーブがいる。メアリーは胸を弾ませながら、扉の横のインターホンを押した。…しかし反応がない。何回も押すが、結果は同じであった。 「嘘‥いないの?」彼女はそう呟くと、すかさずドアノブに手を伸ばし、ゆっくりと回し始めた。「開いてる‥」何と鍵は開いていた。メアリーは不用心だなぁと思いながらもゆっくりと扉を開け、中へと入っていった。「お
    ミッシェル  [521]
  • ポジティブ・アクション14

    「ありがとう。助かったわ」メアリーは、隣りで運転する彼に微笑んだ。「いいさ。君みたいな美女を助けられるなんて光栄だよ。俺はアレックス・シェパード。君は?」「メアリー・スミスよ」アレックスは微笑みながら、しばしメアリーの美貌に見とれる。「うふっ。前向いてないと危ないわよ」「おっと、こいつはいけねェ。君があまりにも美しいもんだからさァ。まあ、とにかく良かったぜ。怪我はないか?」すると、メアリーは首筋
    ミッシェル  [505]
 
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