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アドベンチャーに含まれる記事が892件見つかりました。
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Invisible Answerer -ep9-
「…そろそろ決めに入るだろう…アップしろ。」これ以上は体力が…危険だがやるしかない。僕は一歩踏み込み懐に潜り込んだ。踏み込んだ零を私はずっと見ていた。1(右腕手首切り払い)2(左膝切り上げ)3(胸部突き)コンビネーション…?でもどのくらい続く?全部防がれてるし。4(左肱切り下げ)5(頭部切り払い)6(頭部突き)防がれてる…それに次に繋がらない…このままだと…キラーマシンが反撃にし始めると、右手の
へたれもち [678] -
ポジティブ・アクション46
目を丸くさせるスティーブに、男性は落ち着いた口調で言う。「…後ろだ」…思わず振り返るスティーブ。 その瞬間、重い衝撃が彼を襲った。「ぐぅっ…」頬に走る痛みにスティーブは一瞬怯むが、次の瞬間には彼の強烈な拳が背後にいた男の顔面に命中していた。「ぐぁっ!」鼻から大量に流れ出る血をそのままに、男は床に倒れる…。「ふっ、また来たぞ。逃げた方が良い…。走れ! 連中は俺が食い止めるからよ」その男性の後
ミッシェル [755] -
ポジティブ・アクション45
中央のゲートを通過し、スティーブはツカツカと店内へと歩を進める。しかし、店内は彼の想像以上に多くの人々でごった返していた…。やはり、レジの前は無数の客達によって長蛇の列が作られており、彼はその光景を見て思わず溜め息をついた…。「何て事だ…。買う気無くすな」スティーブは取りあえず、喫煙所のそばに設置されている自販機で煙草を買う事にした。(くそっ…。あの夢を見てから気分が晴れないぜ…)何度も溜め
ミッシェル [679] -
ポジティブ・アクション44
ジュースを飲み干したスティーブは、キッチンからリビングへと歩いていく。 「そういえば、アンディとメアリーは?」辺りをキョロキョロ見回しながら、ジュリーに尋ねた。「そこのソファーで寝てるよ。ずっとゲームしていたわ」ジュリーが指差すソファーには、案の定寝息をたてているメアリーとアンディの姿があった。窓から吹き抜ける風を存分に浴び、心地良い寝顔を浮かべている。「アンディ可愛いなぁ。メアリーも、
ミッシェル [689] -
ポジティブ・アクション43
「がはっ…」銃弾は男の胸を捉え、そのまま心臓を貫いた…。男は絶望の眼差しでデイビッドを見つめ、前のめりに倒れて彼に覆い被さる。「スティーブ…」デイビッドはそう呟くと、覆い被さる男を両手でゆっくりと退かす。「父さん…。父さん!!」息子のアンソニーは、泣き喚きながら男に駆け寄ってしがみついた…。「こ、殺しちゃった…。俺…どうすれば…」スティーブは両手を震わせ、地面に両膝を着いて力無くう
ミッシェル [664] -
ポジティブ・アクション42
「ぐぅ…。くそっ」静寂に包まれた一本の林道。その脇では、一台の車が大きく煙を上げながら逆さになって停車していた。 そして、その横には泣きじゃくる少年と鉛色の空を見上げながら荒い呼吸を繰り返す男の姿がある。…二人共傷だらけであり、力無く木に寄りかかっていた。そんな彼等を見つめる者が2人居り、その手には拳銃が握られている…。「どうだ? 今の気分は。“麻薬王さん”よ」無精髭を生やした中年男が、そう言
ミッシェル [711] -
ポジティブ・アクション41
薄暗い繁華街の路地裏。そこに、黒いタンクトップを着たゲイリーの姿があった。そしてその背後には、三名の部下達。彼等4人は、足元に転がる死体を見つめて深くため息をついていた。目を潰されている者、腕が異常な方向へ折れ曲がっている者、口から血を流し倒れている者…。…そして首を深く斬り裂かれているウォーレン。 彼の周りは赤黒い血溜まりで満たされていた…。「何て事だ…。ウォーレン、まさかお前が…」ゲイリ
ミッシェル [680] -
猫物語その36〜Count違いは気にせずに〜
お願いに ぁなどぅゃ!その笛を返してくれなゃ! 子猫は[にゃ]が つかないように必死で話しますが、余計に聞き取り辛くなっています。 怪盗ねこひげは蔑み、もういいから普段通り自分の言葉で話しなさい。子供の うちは大目に見てあげるから。と申します。 そ、そんぬぁこと言って また却下とか言う気ぬぁんぬぁ…! 子猫の傷は深く、他猫の譲歩にも うたぐり深くなっていました。 言わんと言うたら言わん! もう
α [769] -
鬼里(おにさと)5
虎雄達は、何度も周りを見渡した。快晴の青空に、どこまでも続く森。空の青と雲の白に、森の緑がよく映えている。「妖怪でも、結構いいとこに住んでるもんだな、兄ちゃん」「いや、大抵こんなもんだよ。人並みの知識を持った妖怪は、自分達の住家をかなり吟味するんだ。納得する場所がなけりゃ、自ら作るくらいだからね。・・・風鬼、確か幽鬼族はそのはしりだったっけか」「おぅ、その通りさ。この森も、もうできてざっと5万年
きゅる [666] -
鬼里(おにさと)4
「成る程、あんた達が幽鬼族か」不意に虎雄が口を開いた。緑髪のほうが、少し驚いた様子で言葉を返す。「おや、お前さん人間にしちゃあ、中々知識があるじゃないか」「ああ、妖怪とかは嫌いじゃない。場所が樹海って時点で、あらかた目星はついてたよ。幽鬼族は元来、自然の中で仲間同士、穏やかに暮らす妖怪だってね」虎雄に感心したのか、熊羽織りのほうが顔をほころばせた。「いや、ものの見事に知っているな。やはり、お前達
きゅる [729]