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アドベンチャーに含まれる記事が892件見つかりました。
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ポジティブ・アクション40
「うわっ、お姉ちゃんやるな!」アンディの活気に満ちた声が、リビングに響いた。「うふふ、面白い!」アンディの隣りで、メアリーも楽しそうに笑いながらコントローラーを両手にテレビ画面に集中していた。そんなテレビゲームに興じている二人を、ジュリーは近くのソファーに座って見つめている。「ふぅ、お姉ちゃん強いね。どうして? 」アンディはコントローラーをテーブルに置き、隣りに座るメアリーを見つめた。「格闘ゲー
ミッシェル [677] -
ポジティブ・アクション39
昼を過ぎ、昼食を済ましたスティーブは、昼寝の為寝室へと足を運んだ。その背後から、ジュリーも続く。「姉さん、何か用か?」スティーブは早速ベッドに仰向けで倒れた。「あんた、良い娘見つけたね」ジュリーのその言葉を聞き、両手を頭の後ろで組むと、スティーブは思わず笑みを浮かべた。「ははっ。あいつは俺の大事な相棒だ」「…相棒ね。所であんた、あの娘の事をちゃんと守っていける自信はあるの?」「当たり前だろ。この
ミッシェル [718] -
鬼里(おにさと)3
一瞬の浮遊感の後、三人は背中から地面に叩きつけられた。「いってぇ・・・神善、大丈夫か?」「あ、あぁ・・・ここは?」龍次がさっと立ち上がり、周りの木を丹念に見回す。「外国じゃあなさそうだよ、全部日本の木だ」「ああ、龍次が言うんなら間違いないな」龍次は植物に博学で、木の襞や葉の形で、種類を言い当てることもできる。「でも不自然だ。檜、楢、椚、楠・・・こんなに日本の木が一通り揃ってる場所なんて、そうそう
きゅる [688] -
鬼里(おにさと)2
※前のに番号フリを忘れました、すみませんw;店に向かう3人の少し前のベンチに、Tシャツに赤いロングスカートの少女が座っている。塾帰りらしく、端から筆箱がのぞく鞄を肩から提げ、ケータイで話をしているようだ。「最近の子は凄いね、小学生でもケータイ持つ時代だもんね」「でもさぁ、あんまり長く電話してたら、周りがあんまり見え・・・!?」突然、少女の前に2人組の若者が現れた。「おう、嬢ちゃん。ちょいと俺達に
きゅる [700] -
群青色の彼方に・・・05
「こちら管制塔、ブルーイーグル隊発進急げ!」二機の青いイーグル(Fー15)が空に上がる。二機が編隊を組んだ所で航空管制幾から無線が入る。「こちら、管制幾、これより状況を説明する。」「管制幾どうぞ。」三波が返す。「現在、敵の航空部隊が日本に向かって進行中である、それに加えて、北朝鮮は長距離ミサイルの発射準備を進めている模様だ。」「俺たちはどうすればいい?」と三波「ブルーイーグル隊は日本領空に入った
長谷川友一 [758] -
鬼里(おにさと)
「神善兄さん!」「ああ龍次、よく来たな。虎雄兄ちゃん、レコーディングで遅くなるってさ」「まあ、仕方ないよ、今はみんな忙しいしね。今日も、やっと休みが合って集まれるんだから」「神善!龍次!」「兄ちゃん、お疲れ」「今日どうする?虎雄兄さん」「そうだなー、近くに俺の行きつけあんだけど、1杯やってかない?」「OK!でもまた今日も、僕の奢りとかって言わないよね?」「心配すんなよ龍次、今日は俺!」「えぇ?大
きゅる [719] -
鬼里(おにさと)
☆人物紹介☆風鬼(ふうき)妖術を使う鬼族・幽鬼族の1人。指笛で竜巻を起こし、風を操って遥か遠くの音を引き寄せる。江戸っ子口調で一見荒そうだが、実際は繊細な心の持ち主。岩鬼(がんき)風鬼と同じ幽鬼族の1人。石や岩に念を送り、宙に浮かせたり紋様を彫ったりする。風鬼とは幼少時からの親友で、いつでも行動を共にする。大和虎雄(やまと・とらお)3兄弟の長男。ロックシンガーでありながら、妖怪の歴史や知識に長け
きゅる [727] -
群青色の彼方に・・・04
遂に恐れていたことが起こった。「北朝鮮からミサイル発射!日本に接近しています!」「ミサイル迎撃用意!」北朝鮮の弾道ミサイルがPAC3の射程に入る。「迎撃ミサイル発射!」一発目が外れる、二発目が当たった。しかし弾道ミサイルは完全に破壊されず、宇都宮市に落ちてしまった。死者は100人超、宇都宮市は三波が生まれ育った街である。死亡者の中には三波の幼なじみもいた。もう犠牲者は出さない、三波は自分に誓った
長谷川友一 [766] -
群青色の彼方に・・・03
北朝鮮の宣戦布告から1日、国会では今後について議論が始まっていた。「内閣総理大臣、山中慶太くん」「今後は憲法に基づき反撃等は行わず話し合いで停戦を協議するため、憲法改正は必要ないと思います」すかさず野党の議員から野次がとぶ。「そんな甘ったれた事言ってたら犠牲者がでるぞ!」「何のための自衛隊なんだ!全部アメリカに任せてるだけじゃないか!」議長が野次を止めに入る。「静粛に、参議院議員、佐野芳樹くん」
長谷川友一 [794] -
群青色の彼方に・・・02
戦争が始まって何分たったのだろうか?気づいたら基地の近くまで飛んできていた。「こちら三波、管制塔着陸許可を求む」「こちら管制塔、着陸を許可する。三波よく帰ってきた。」いつも通りに高度を下げて着陸する。いつもなら徳原の機体が前に見えるのだが・・・機体から降りると1人の男が声をかけてきた。昔の三波の相棒、平井 俊也だった。平井は今この基地の整備士をやっている。「よぉ相棒!歳とっても腕は落ちてねぇみた
長谷川友一 [756]