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公募投稿作品に含まれる記事が496件見つかりました。
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子どもは家を選べない〜その5〜
裕福な家に生まれ、夢うつつであるからなのか、千鶴子は、恋をしている自分に酔う女であった。 小学生の頃、結衣子は、母親の不倫に怒った父親が、母親をしかりつけ、泣きながら飛び出したのを、追わされたことがある。 千鶴子は、悲劇の主人公であった。 電話ボックスに飛び込むと、泣きながら誰かに電話をしている。近寄ると、劇の中にいるような千鶴子の泣き声が聞こえた。「いいの!」まさに、なりきりプリマドンナの様
真理康子 [802] -
ワタリドリ:あめだま
ふらりと僕の世界に降り立って、まるで当たり前のようにそこにいる君。離れないで、君といたいと心の中でつぶやいてみても、僕の世界に降り立った時のようにふらりと飛び立つ君。まるで君はワタリドリ。居場所を作らないのに、世界中が君の居場所。君が僕の世界を選んでくれた、それだけでよかった。平凡な世界に光が満ちた、ただあえるだけでよかったはずなのに。ずっと2人でいたいと思った、思ってしまった。やっぱり君はワタ
あめだま [510] -
子どもは家を選べない〜その5〜
房子は、本当に、頭が弱い。 結衣子は、そう、あわれんでいた。 自分は、生まれた時から、祖父が側にいてくれて、やっていいことと悪いことは、厳しく教えてくれた。 祖父は、母親、千鶴子の父親であった。 千鶴子は、裕福な生まれでありながら、心が貧しく、異性への関心が人一倍強い、祖父母の口をして【出来損ない】そのものであった。
真理康子 [1,112] -
子どもは家を選べない〜その4〜
結衣子は、ふと、思う。 自分は、この母と妹に出会うことによって、何か、大切なことをしなければいけないのではないか? それは、幼少時に、かわいい、かわいいと呼ばれて育った記憶から、病により無くしてしまった美貌へのコンプレックスから立ち直る、一つの方法でもあった。 他に、自身を献身的に夢中にさせることで、姑息な関わりに陥ることを免れようと足掻いた。 幸い、福祉面には、常に人手が足らず、受け入れて役
真理康子 [1,372] -
飛ばない鳥:あめだま
―…俺の人生は、これでいいのか?ふと、思う。普通に生まれて、普通に結婚して、普通に仕事して、ただなんとなく、生きている俺。毎日毎日違った出来事があっても、全て同じに見える。ぐちゃぐちゃぐるぐる。複数の色を混ぜた絵の具みたいな、酷く曖昧な毎日をただ無感情に生きるだけ。まっすぐに歩いてきたつもりの道だって、いつの間にかなにもない所に来ていた。そこは違うと呼びかける人の声を知らずに、一緒に行こうと差し
あめだま [522] -
★君に出逢えてよかった
愛は2人とは違ってとても大人しめな感じ服装も白と黒で統一されているなんかフワフワしてんな〜癒し系だな身長だってスゲえちっこい妹みたいな奴前だったら俺はマキとか百合香みたい女とばっか付き合ってた多分俺の見た目からそーだとわかるが僕は結構目立つほうで自分で言うほどイケてる髪は茶色のウルフピアスが2・3で空いてる状態『どっか行く?』マキの「寒い〜」って可愛いコぶってんのをシカトして俺は愛に話しかけた「
鈴木輝 [471] -
★君に出逢えてよかった
愛は2人とは違ってとても大人しめな感じ服装も白と黒で統一されているなんかフワフワしてんな〜癒し系だな身長だってスゲえちっこい妹みたいな奴前だったら俺はマキとか百合香みたい女とばっか付き合ってた多分俺の見た目からそーだとわかるが僕は結構目立つほうで自分で言うほどイケてる髪は茶色のウルフピアスが2・3で空いてる状態『どっか行く?』マキの「寒い〜」って可愛いコぶってんのをシカトして俺は愛に話しかけた「
鈴木輝 [444] -
★君に出逢えてよかった
他の2人に比べて大人しめな雰囲気の彼女「裕也の友達って輝くんだったんだ〜?ラッキー☆」女の1人が話しかけてきた「あ、ウチ真紀子。マキでいいよ」マキはいかにも遊んでそうな感じのコ髪の色がド金パに染められていてとても目立つ服装も派手でクルクル巻いてある髪は傷んみきっている「アタシ、中澤百合香。よろしく」次に話しかけた百合香は淡白な話し方からお姉さん系コレもマキ同様派手な服装髪は茶髪メガネをかけている
鈴木輝 [454] -
★君に出逢えてよかった
―僕と君が出逢ったのはちょうどこの寒い季節友達の裕也に前の日に誘われていつものコンビニで待っていた日曜日なのに早起きしたってのに裕也はいつ来るんだ?!半ばキレ気味でコンビニの窓からチラチラ見る「ゴメ〜ンちゃい☆輝ちゃん怒ってる?」『当り前だから。てか誰?』裕也の隣に居る女の子3人を指差す「可愛いでしょ?俺のクラスの子達」さらっと言う裕也に苛立ちを覚える遅れてきてソレかよ僕は眠たい目を擦り女の子3
鈴木輝 [448] -
★君に出逢えてよかった
君に出逢えてよかったたとえソレがツライ過去になろうとも
鈴木輝 [493]