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ホラーに含まれる記事が2664件見つかりました。

 
  • 鬱なる光

    あぁ、この眩しい光が欝陶しい。私は真っ白くて明るい部屋にいる。だけど天井から突き刺すような光は私を容赦なく虐げる。窓も扉もないのにどうしてここにいるのだろうか?私は何度も壁を叩いたり、蹴ったりした。時には白い壁を赤く色付かせる程に。だけど、気付いたらまた元に戻っている。血を吐くまで叫んでも無駄。血が出るまで叩いても無駄。こんな私を嘲笑う光が忌ま忌ましい。あぁ、鬱だ。私は今気付いたよ。この部屋は私
    寒明  [667]
  • 内部告発3

    黒い日誌にはMデパ-トでの過去の警備記録が全て書かれている。 1996年7月8日20時55分。 閉店まじかに幼児を連れた主婦を発見したが 消える。 以後毎年7月8日に幽霊を目撃しほぼ警備隊14名が異常無しと書いている。 たしかに幽霊は悪さをする訳でも無いし強盗や不審者では無いからデパ-トも黙認している。 しかし200
    池田未来  [585]
  • 静かに

    :しっ 静かに:行くぞガタン… パリン…金を出せ…金を…:誰? 警察呼ぶわよ:黙れぇぇぇドォン:ヤバイ ヤバイヤバイヤバイ:逃げろ僕達4人は15才で強盗・殺人をした2日後…学校に警察が来て全校朝会で大まかに説明をして帰った:この町に凶悪な犯罪者 がうろついてます 気をつけてください (以下省略)心臓が飛び出そうだったそして2日後…いっしよに犯した奴が妙な事を言い出
    ゆか  [1,445]
  • 輪 5

    「んー。何も予定入ってないよ。どうしたの?」「いえ…その…よかったら今日、僕の家に来てくれませんか??」「卓哉くん家?いいよ?暇だし!」「よかった。じゃあ、こちらから行きましょう。近道なんです。」はーい!!って…あれ?なんか反射的にOKしちゃったけど…今、家って言わなかった!?家って事はー…アレをする可能性もあるよね…?ど、どうしよっ!?私、心の準備がっ…!ひゃあぁ!?で、でも卓哉くんなら…。っ
     [692]
  • 輪 4

    「〜さん、…村田さん?…か、圭織さん!!」「えっ!?は、はい!?」急に名前を呼ばれ、思わず声が裏返った。「どうしましたか?急に立ち止まって…。元気…ないですよ?」「え…?そ、そう!?私はいつでも元気だよ!!」わざとらしく腕まくりをしてガッツポーズを見せた。っっ!嬉しいっ…!…初めて彼から話しかけてくれた…!それも、私の気持ちを感じとってくれて…。私の事ちゃんと見ててくれてたんだ!!馬鹿みたい!!
     [557]
  • 輪 3

    辺りを見渡すと、カップルだらけだった。ほらね、みんな手を繋いだりしてるじゃん…。今も一緒に下校してるのに話しすらしていない。…。…手を繋ぐには、少し距離があった。私は離れて歩く彼に近づく。もう…少し!!手をそぉっと伸ばしながら、彼の方をちらりと見た。…!まただ…。彼はいつも思い詰めたような顔をして俯いている。焦り、不安、悲しみ…そんな感情に近いように見えた。どうして…?どうしてそんな顔しか見せな
     [570]
  • 脳内メーカー?〜狂屍〜

    美里は悲鳴を通り越した叫び声を上げならがら頭を激しく掻き毟り、脚をばたつかせ、何かにとりつかれたかのように身体を揺らしている。大輔は美里の方へ駆け寄った。「ミサト!どうしたんだ?!大丈夫か?!ミサトー!」しかし美里は暴れまわり叫びを上げるだけだった。大輔は美里の上に乗りかかり、暴れる身体を抑えようとしたが激しく抵抗され上手くいかない。「ミサト!ミサト!!」大輔は美里の名前を呼び続けるが美里はこの
    ジィーコ  [1,306]
  • 輪 2

    私は二週間前に隣のクラス、吉岡 卓哉くんに告白しました。結果は嬉しい返事!少し間があったからダメかと思っちゃった…。付き合ってくれるって聞いた瞬間、涙がボロボロ溢れてアイメイクがぐしゃぐしゃになった事がつい昨日のように感じる。あれはすごく恥ずかしかった。それでも何も言わずに傍に居てくれたね…。ありがとう、卓哉くん。これからもずっと私の傍に…。なーんて、まだ分からないよね。夢ばっかりみて、悪い癖。
     [644]
  • 脳内メーカー?〜轟〜

    …………ピカッ閃光が部屋中にはしり、同時に空気をも揺るがす雷鳴が鳴り響いた。大輔は手を伸ばしテーブルの上の携帯をとり時間を見た。「まだ2時半か…こんなに朝が待ち遠しいのは小学のころの遠足以来かもな」 大輔は自嘲した。さっきの雷で目を覚ましたのではなく、大輔は殺人犯に備えて起きていたのである。大輔は顔を上げベッドの方を見ると美里がすやすやと寝息をたてている。「明日まで生きてたら…告白でもしようかな
    ジィーコ  [1,019]
  • 内部告発2

    「そんなの良く出来た都市伝説だろ?」 僕はその話を聞き信じてはいなかった。だがそれから一ヶ月後にいつも警備をしている工場で台風になり門が開きつぱなしになる事件が起こった。 ふと一人だけの警備室で紐を探すと今は使用されない監視モニタ-がありその裏に電気コ-ドでぐるぐる巻きにされた黒いかなり古い警備日誌があった。 仕方ないこれ
    池田未来  [616]
 
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