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ホラーに含まれる記事が2664件見つかりました。
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健気なオジサン?
「ああ、大切だよ。 最近、交通事故や犯罪がやたら多いだろう? キミたちが安心して学校へ行ったり、夕方にはちゃんと、お家へ帰れるよう見守ってやらなきゃあイケないんだ」「ふーん」 健気なオジサンだ。 そんなオジサンを僕は大好きだし、凄く尊敬している。 だからこそ、僕はオジサンを哀れみ思う。 大人の男の人たち2人がオジサンの姿を写真に撮っている。 やけに興奮しながら撮影する姿を見て… 僕は複雑な思いに
ぐうりんぼ [711] -
健気なオジサン?
オジサン… 同じ町内の人たちと一緒に緑色の交通安全のユニフォームを着て、今日も交差点に立っていた。 そこは、学校への通学路の一部になっている。「やあみんな、おはよー! おはよー!」 元気良く、笑顔で僕たちに挨拶するオジサンたち。「おはようございまあす!」 僕たちも挨拶する。「おはよう!」「おはようございます!」「おはよう、クルマに気をつけてな」「ハーイ!」 顔なじみになって、気軽に会話するコた
ぐうりんぼ [779] -
山のカミサマ2
初めての山への道すがら、僕は終始浮かれ「熊、熊いるかな!?」だとか、「宝物とか埋まってないかな!?」などと、たわいもない空想に酔いしれていた。じいちゃんはニコニコしながらたまに相づちをうって、ほれ急ぐぞ、と僕を引っ張ってヅンヅン山奥に向かって行った。どれだけあるいただろうか?すっかり辺りは木ばかりになり、道というか完全な獣道を僕らは歩いていた。時間は二時ぐらいだったと思う。じいちゃんとおしゃべり
なげ [598] -
山のカミサマ
何年も前の話、僕のじいちゃんはすごい山奥に住んでいた。夏休みは親父に連れられ、休みの大半をじいちゃんの家で過ごしていて、大自然に囲まれたワイルドな生活が僕もだいすきだった。そんないつもと変わらない夏休みのある日、畑仕事から帰ってきたじいちゃんに僕は山に遊びに行きたいとせがんだ。当時まだガキンチョの僕は、冒険と称して野山を荒らし回り、ことあるごとにじいちゃんの手を煩わすクソガキだったが、山にだけは
なげ [610] -
赤い女3
「もしもし」受話器越しに友達の声が響く。美香は小声で友達に助けを求めた。「佳織、助けて。公園に…さっき話してた女がいるの。」美香はゆっくり公園に目線を向た。背筋に冷たい物が走る。赤いワンピースの女はまだ俯いたまま微動だにしない。「ねぇ、佳織聞いてる?助けて!!!」「…し……だ……ょ」「何?ふざけてるの?」「ぅッ……ろ………」友達の声は途切れ途切れで、時折嫌なノイズが走った。こんな時に限って電波が
花音 [794] -
赤い女2
静かな公園に美香の足音だけが小さく響く。誰もいない公園は、青白い街灯の光に照されて余計と不気味に映る。見ない様に見ない様に。そう意識すればする程に、目線は何故か自然と公園の方へ向った。大きな噴水が目線にチラッと映った時に、美香は一気に血の気が引くのを覚えた。「公園に…誰かいる…」心臓が信じられない程に早く動いて、嫌な汗が額に滲んだ。ゆっくりと美香は目線だけを噴水の方へと向る。そのまま何も見なかっ
花音 [805] -
赤い女 1
「そこには、一人の女がいるの。」「どんな女?」「真っ赤なワンピースを着て、髪の毛の長い女なんだって。」「うわ〜。いかにもだね。」「それで、その女に気付かれるとさぁ、女がスーっと近付いてくるんだって。」「怖っ!!何なのその女?」「女の正体は誰も知らないの。その姿をちゃんと見た人は皆、死んだかおかしくなっちゃってるからさ。」「マジ…?うわ〜何かベタな話しだけど身近な場所だし怖いね。」「うん。美香も気
花音 [1,084] -
平等たるもの
今、見える、アパートと空との境界線。私は今、落ちて、落ちて、落ち続けて、空が遠ざかる。地面が近づいてくる。空が、私から離れていく。大地が、私を求めてくる。落ちて、なおも落ちて、落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落やっと今、あなたの部屋を通りす
白銀の背骨 [875] -
箱舟3
(ここは……一体………?)深川はゆっくりと起き上がる。が、起き上がりきる前に一瞬体がフラついた。もう一回、きちんと上体を起こし、辺りを見回す。船の上に深川はいた。(なんで…俺は…こんな所に………。)深川は今までの事を必死に思い出す。(確か俺は殺人現場にいた筈だ。…そこで、俺は………殺された…。)あらためて深川は周りを見回す。(ここは船の上だ…。なんで俺はこんな場所に?)そう思いながら辺りを見回し
J [563] -
マンホール
「13…13…13…13…13…」と呟きながら、さっきからずっと飛んでいる。マンホールの上で。その女の子は小学校では友達もおらず、いつも孤立している。当然のようにクラスメートにひどいイジメを受けていた。そんな地味な女の子がマンホールの上で飛んでいる!?しかも楽しそうに…。いつもその子をイジメているA子は不思議に思った。何がそんなに楽しいのか、その子の所へ行き、ムキになって、「ちょっとどきなさい!
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