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恋愛に含まれる記事が22370件見つかりました。
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悪魔の天使 (35)
リアの感じる妙な胸騒ぎの原因。それはレクスにエリーを任せていいのか、ということかもしれない。リアはそう思うことにした。義妹と言っても家族だ。心配しないはずがない。でも、それじゃない。「どうしたの?」いつもと変わらない笑顔でそう聞かれた。「ううん。エリーと結婚するんだったら、ここじゃなくてエリーの所に行った方がいいんじゃないの?」自分でも驚くほど弱い声が出た。リアはいたたまれなくて目を伏せ、部屋を出
暁 沙那 [342] -
がんばったで賞 149 〜見たくなかった…〜
誰もいなくなった多目的ホール。そこにはサユの笑い声がずっと響いていた。しかし、数分経つと、笑い声が、泣いているように変わった。「どうして…。」その言葉を、サユは繰り返していた。許さない…。サユは、完全な悪魔になっていた。保健室。「失礼します。」カズヒロはアキをベッドに寝かせた。「ここ、いいですか。」この言葉を後に言うほど、カズヒロは焦っていた。アキがこんな目にあうなんて…。目も開けない。その次には
るー6 [388] -
悪魔の天使 (34)
レクスは刺々しい雰囲気を纏っていた。あの娘が見事に、その辺の男を落とす手を自分にも使ってきたことが許せなかったから。(あの娘にとっては俺も同じか。)そんなことを思っているうちにある部屋の前に着いた。三回ドアを叩いたあと、一拍おいてもう一回叩いた。合図だ。ドアはすぐに開いた。レクスはニコッと微笑むと部屋に入り口を開いた。「準備は整いました。では約束通り頂きましょうか。」リアは寝転んだままぼーっとして
暁 沙那 [314] -
悪魔6
「今日は車で送ってやるから少し待ってな」ってけいさんがいったあたしは戸惑っていたきっと何か突っ込まれるだろうと思ったのだしかしあたしは上手く説明できないそれに自分でも受け入れ難い過去を人に共有させることなんかできないとも思ったあたしにも友達と呼べるものはあったでもその誰にも話したことはなかったし向こうも無理に聞いてこようとはしなかったから帰りの時間になったけいさんはさりげなく助手席のドアを開けてあ
ゆうき [401] -
悪魔5
けいさんはあたしの頬に親指を滑らせて「なんか、辛いことあったのか?」って聞いた「…いや、ないですけど」って答えるあたしの声が何故か掠れた「見え透いた嘘なんかつくなよ」って真面目な顔つきで睨まれた何故か涙が出そうになった辛い訳でも悲しいわけでもないのにでもここで泣いたらめんどくさいと思われると思ったあたしは泣く女が嫌いだ泣く女はめんどくさいだからあたしは泣かないもうしばらく泣いていない泣き方も忘れて
ゆうき [392] -
ある世界の片隅で…パート2
ここで一応簡単な紹介を主人公、西口駿(ニシグチシュン)主な内容特にないこの物語は部活のとこからはじまります以上はじまります!?「というわけで今日の話題はこれよ!」駿「いきなりな話題振りをありがとう」?「きにしないでw」神の声(まぁ、ぼちぼち主人公以外のキャラ説明もしていこう最初に話題がなんたらといっていたやつは、下元灯(シモモトアカリ)という)灯「ていうかなんであんたしかいないわけ」駿「他のやつ
秋村よいし [489] -
悪魔の天使 (33)
「何で家に来たの?」前とほとんど同じ体勢でレクスに聞く。「ああ、仕事の話しに来たんだけど。」「仕事?」リアが振り返ろうとするとそれをレクスが止めた。「ようやく準備が整ったから、その報告にね。」「ふーん。」レクスには秘密や嘘が多い。仕事の他に来ている理由がある。それをあえて隠し通す。(私には言えないこと。経済的なことか…、もしくは……)――婚姻系か。自然と笑みが出た。男を誘うような、艶のある笑み。「
暁 沙那 [304] -
悪魔4
さらに一週間が経ったまたけいさんとシフトが一緒だこの間のシフトで完全にけいさんに対して苦手意識がついていたなにかを見透かされているようなそんな気がしていたからそれからここ一週間で付き合っていた彼氏と別れたようは彼氏があたしの体しか目的にしていなくてあたしが拒否した途端面倒くさくなったらしいそこで振られたそんなことを考えていたら頭の上にずしんと衝撃があったあたしの頭にけいさんの手が乗ったのだあたしが
ゆうき [328] -
悪魔3
バイトをはじめてちょうど一週間が経とうとしていたその日はまたけいさんと同じシフトだった特に何を思うも考えるもなくただ仕事に集中していたその時「なんで、泣くの?」っていきなり声をかけられたけいさんの方をむくとけいさんが泣きそうな顔をしてこっちをながめていたあたしは笑って「何言ってるんですか、泣いてませんよ」って答えた「何に傷ついてんの?何を諦めてんの?」って、にこりともしないでけいさんは聞いた「いき
ゆうき [323] -
悪魔2
あたしには付き合ってるひとがいてうまくいってないわけとかでもなかったでもあたしがただ恋愛に対してだらしがなかった来るもの拒まずってことばがぴったり当てはまる付き合おうよって言われたら付き合うし別れようって言われたら引き止めることもしないであっさり別れたそんなことをしていたけどいままであたしの心に棘が刺さったことはなかったあたしに寄ってくる男はみんなあたしが本当に好きだなんて思ったことはなかったきっ
ゆうき [325]