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ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。
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GO AWAY#82
大津の質問に二人は、今まで必死になってかき集めた情報を大津に提示した。遺体安置所の資料やヤクザの資料を出して一から説明した。その説明に大津はゲイの顔を一切見せずに真剣な顔で聞いた。京都達のこれまでの経緯を聞いた大津は、犯人が警視総監という推理と証拠に驚いていた。しかし、旬が自分のタレント生命を懸けてもいいと京都達の説明の後にもう一度言ったので大津は折れたかのように「仕方がない!やるか」と、両手を
速見 [434] -
GO AWAY#81
「お気持ちはお察ししますが、どうかこの子たちの話を聞いて……」旬が説明する前に大津の目がキラキラと輝き始めて「旬くんお手柄よ!!この子たちにインタビューしましょ。今日の?ニュース3?のトップニュースになるわ!!」大津はお菓子を与えられた子供のようにはしゃぎまくって旬の手をガッチリと握った。「話が早くて助かります」旬は予想通りの反応に笑いながら中央の机に座らせて事情を説明した。事情を説明すると大津
速見 [454] -
探偵ゼロ−19−
隼人は看護婦に投げ飛ばされた。「時間は守ってください!」ピシャリ病室のドアが閉められた音が廊下に響く。「いてて・・」体中がいたい退院したてであるため、まだ傷は完治したわけではない。「またあした面会にくるしかないか・・」ふと、腕時計を見ると10時を過ぎていた。そとは真っ暗だ。隼人は零に言われた言葉を思い出し、ため息をついた。「やっぱり俺一人で捜査するしかないのか・・ 何をしたらいいんだ?」とりあえ
ヒョン [700] -
欲望という名のゲーム?沙緒からのプレゼント?
矢口 沙緒ですこの長い小説を最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました?心より感謝です♪この小説を書くきっかけは、以前あるミステリー大賞の審査員の一人が「長編ミステリーなら、最低三人は人が死なないと成り立たないよね」と言っていたので、ならば人が一人も死なない長編ミステリーは成り立たないのか?殺人事件も、さらには犯人すらも登場しない長編ミステリーは成り立たないのか?という、ちょっと挑戦
矢口 沙緒 [739] -
欲望という名のゲーム?115
深雪は煙草をくゆらしながら考えていた。自分のこれからの生き方について考えていた。昨日まではニ百八十億円が、生き方を変えてくれると信じていた。しかし、今は違った。自分の生き方を変えるものは、やはり自分でしかないのだ。人の真似をする必要はない。人に遠慮する必要もない。自分らしく生きればそれでいい。今までは、あまりにも物事に追われ過ぎていて、こんな当たり前の事にも気付かなかった。重い荷物を肩から降ろし
矢口 沙緒 [582] -
欲望という名のゲーム?114
5五人はマイクロバスに乗り込んだ。鹿島の車には、鹿島とそれに牧野夫妻、そしてその腕に抱かれた三毛猫のパブロが乗った。車に乗り込む前に、屋敷を見上げたパブロが、一声だけ鳴いた。長く余韻を残す、悲しい鳴き声だった。木々に挟まれた山道を、マイクロバスは走って行った。五人は無言のまま、バスに揺られていた。すでに別れは済ませたからだ。明彦は窓の外を見ながら、仕事の事を考えていた。七日間の遅れを取
矢口 沙緒 [545] -
欲望という名のゲーム?113
「さよならを言ったほうがいいかしら?」孝子も寂しそうに言う。「そうね。一応、言っておいたほうがいいわね。だって、きっと本当の別れになるから…」深雪が優しい笑顔で孝子に言った。「あばよ!本当言うとよ、おまえ達と過ごしたこの七日間は、けっこう楽しかったぜ。じゃあな!」明彦は彼らしい別れを告げ、食堂を出た。「グッドラック。きっとまた、いい事もありますよ」喜久雄が言った。「私、さよならって言うのキライな
矢口 沙緒 [561] -
欲望という名のゲーム?112
4四月ニ十ニ日その朝、五人は無言のまま朝食を食べていた。テレビには雅則の笑顔が映し出されている。「このテープを諸君達が見ているという事は、宝探しが失敗に終わったという事になる。非常に残念な結果だ」テレビの中の雅則は、にこやかに話しているが、もう誰もそれを見てはいなかった。五人は下を向いたまま、全くの無関心だった。「しかし、諸君。諸君達はこの七日間で、金銭には換えがたい何かを得たはずだ。
矢口 沙緒 [534] -
欲望という名のゲーム?111
「開くわよ!」深雪が叫んだ。「ニ百八十億円への扉だ」喜久雄が言った。「捕らわれのクイーンを救い出し、正しき位置に導け…」友子がつぶやいた。「…されば、扉は開かれん。やったぞ!俺達は雅則に勝ったんだ!」明彦が勝利の雄叫びを上げた。五人はいっせいに、その中を覗き込んだ。そして、その中にある物を見た途端、全員の表情が変わった。「そ、そんな馬鹿な!」「…ここまで来たというのに…」明彦と喜久雄が同時に言っ
矢口 沙緒 [589] -
GO AWAY#80
「ん?なぜだい?」旬は相変わらずの笑みで尋ねると「あなたの知人にこんな馬鹿げた企画をこのTV局でやってくれそうな人はいませんか?」京都がそう聞くと雪野もあとからお願いをした。旬は少し考えて「う〜ん…そんな企画をやろうとしたら結構な権限を持っている人じゃないと急には出来ないな……」旬がブツブツと考えるとある一人の人物が頭の中に浮かんだがすぐに嫌そうな顔をした。「一人なら、それに該当する人がいるんだ
速見 [419]