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ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。
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欲望という名のゲーム?65
「トランプのクイーンが捕らわれている場所。…それはトランプの箱の中」「姉さん、鋭い!」「でしょ。でも問題はどの箱かって事よ。そこで例の『ピカソ』よ。この屋敷にあった絵は全部見たけど、ピカソの絵はなかった。だけど、どこかにピカソの絵がなければ、おかしいじゃない。それでまた、ひらめいたの。この大量のトランプの中に、ピカソの絵のトランプがあるんじゃないかって。もしあれば、それが目的の箱よ。その中のクイ
矢口 沙緒 [473] -
欲望という名のゲーム?64
「こうやって、最終的にハートのクイーンとハートのキングの間に挟まったカードが少ないほどいいの。希にうまくいくと、このクイーンとキングがピッタリとくっ付く事があるの。それが最高なわけ。女の人がやる時は、ハートのクイーンが最初で、ハートのキングが最後、男の人がやる場合はこの反対に、ハートのキングが最初で、ハートのクイーンが最後よ」「どうして?」「これは占いにも使えるのよ。女の人がやる場合は、ハートの
矢口 沙緒 [443] -
GO AWAY#60
そこまで話すと、二人はさらに混乱した。何故製造中止になった銃を真犯人は使ったのか?何故ライフルも使ったのか?その謎がグルグルと渦巻いた。「つまり、犯人は何らかの方法で製造中止の銃?KPHL?を手に入れ、今回の事件に使用したんだ」そう言う優は二人に鋭い視線を送った当初の目的は優に直接六年前の事件を話すだけだったのだが、優の知識から銃の情報を手に入れることが出来たので、京都と雪野は知立図書館に行く事
速見 [376] -
欲望という名のゲーム?62
孝子はカードの山の上から一枚づつカードを取っては、クイーンの右横に並べ出した。ハートのクイーンの隣はクラブの4、その隣はダイヤの9、そしてその隣にハートの2。「こうしてカードを並べて、中を二枚飛ばしたカード、つまりこの場合はハートのクイーンとハートの2ね」孝子は最初のカード、ハートのクイーンと、そして二枚飛ばした次のカード、ハートの2を指で示した。「この二枚のカードの数字か、あるいはマークが合え
矢口 沙緒 [418] -
欲望という名のゲーム?62
第五章迷路という名の中盤戦 1四月十八日深雪が食堂に入って行くと、すでに他の者は朝食を済ませたあとだった。彼女の前にトーストとコーヒーを運んできた牧野に孝子の事を聞くと、二十分程前に食事を済ませてどこかへ行った、という返事だ。彼女も急いで食事を終えると、図書室へ行った。ここに来れば、孝子に会えるはずだと思ったからだ。しかし、意外にもそこにいたのは、掃除をしている牧野夫人ただ一人だった。「
矢口 沙緒 [422] -
8弾式リボルバー 6
兄貴が帰ったあと、俺は気絶していた矢吹の部下から、武器や双眼鏡などのアイテムを奪った。身元がわからないようにそいつらの携帯で、兄貴の紙の裏に書いてあった特殊警察に電話して、事情を話し、矢吹の部下を逮捕してくれるように話しをしたあと、俺はビルを去った…ここに来る前にも使った充電しきノートパソコンで兄貴の紙に書いてあったアドレスのサイトにアクセスした。暗証番号を入力してサイトに入った…そこは情報サ
橋 [940] -
記憶の中の記憶17
火葬場の、ボタンを、押させまいと、暴れまくった。その後、わずかな骨になってしまった正人を又探した。そして小さな白いカケラをプーさんのポケットに隠した。次から次えと、思い出してくる。泣き叫ぶ私の足元で三歳と四歳の子供も動揺していた。そして私は壊れたままの状態でも皆に愛されていた事!ガラスに触れるように接してくれた、数々の人々。皆に感謝した。マリエがいおりを産んだ事で、心のカケラが一つずつ減って、思
いおり [471] -
記憶の中の記憶 16
病院に着くと、ナイスバディなみかも、待機していた。 じゅん姉良かったね。二人で泣いた。子供達も来ていた。 マリエゆうや今までごめんね。私以上に辛かったでしょう。皆でないた。その姿を見て夫も下を見ていた夫はこの三十年私を見捨てずに側にいてくれたどれだけの愛情をこの人は持っているのだろう。正人の遺影をアンティークにまぜたり飛び下り自殺しないよう、一階に住んだり色々な場面がジクゾーパズルのように、埋め
いおり [351] -
記憶の中の記憶 16
病院に着くと、ナイスバディなみかも、待機していた。 じゅん姉良かったね。二人で泣いた。子供達も来ていた。 マリエゆうや今までごめんね。私以上に辛かったでしょう。皆でないた。その姿を見て夫も下を見ていた夫はこの三十年私を見捨てずに側にいてくれたどれだけの愛情をこの人は持っているのだろう。正人の遺影をアンティークにまぜたり飛び下り自殺しないよう、一階に住んだり色々な場面がジクゾーパズルのように、埋め
いおり [340] -
欲望という名のゲーム??パイと紅茶で中休み
矢口 沙緒です♪この物語もやっと半分まできましたので、この辺で劇中と同じく、レモンパイと紅茶を用意して、ティータイムを入れたいと思います。元々この小説は携帯用に書いた物ではなく、そのため書き込みも多く、また冒頭の展開も遅く、携帯という媒体には、本来不向きだったかと思います。一度は全体を削り落として、携帯用に書き直そうかとも思いましたが、そうする事により全体の世界観、背景、あるいは登場人物の立体感
矢口 沙緒 [503]