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ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。
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GO AWAY#50
「六年前?」「そう。僕が今朝、優は何が何でも警察にならないといけないって言った理由はそこにあるんだよ。実は僕の家族は昔交通事故で両親をなくして兄と二人で優の家族安井家に昔のよしみで引き取られたんだ。僕ら兄弟と優と優の妹千佳ちゃんは本当の兄弟のように育てられてきたんだ。僕の両親が亡くなったのが十二年前だからほとんど優の両親が本当の両親と思って僕は生活してきたんだ。だけど、六年前僕と優が丁度合宿に行
速見 [369] -
欲望という名のゲーム?1
第一章プレイヤーという名の5人 1四月十五日深い山道を一台のマイクロバスが走り続けていた。両側の窓に、時折木の葉がガサガサと擦れてしまうほど細い山道を、かれこれ一時間近くも走っている。まだ午後の二時頃だというのに、道の上をぎっしりと覆う木の枝のために、まるでトンネルの中を走っているようだ。春の柔らかい太陽光線は、幾重にも重なる枝々に遮られ、薄暗く、冷たく湿った大木のトンネルの中を、マイクロ
矢口 沙緒 [481] -
『クライアナノナカ』 の真相 〜5〜
三人目。名前:オイカワ トモアキ年齢:30歳 (男性)建設会社営業課に勤めている、ごく普通のサラリーマン。性格はおとなしいが、酒を飲むと人が変わって明るく調子者になる。綺麗好きでゴキブリが大の苦手。小動物の虐待前歴有り。一方、『クライアナ〜』の三人目は、かなり今までとは変わった内容になっている。ごく普通の男が、『ごき ぶり夫』なる謎の男と酒を飲み、『クライアナ』に見立てられている穴を覗く…という
ヤルンヴィドの番犬 [399] -
欲望という名のゲーム ☆そして、このゲームのゲームマスター
やぁ、いらっしゃい。私の屋敷にようこそ!私がこの屋敷の主人、雷音寺雅則です。さぁ、遠慮する事はない。自由に屋敷の中を見て回ってくれたまえ。どうかね、興味深い物がたくさんあるだろう。どれでも好きなゲームを手に取って、遊んで構わないのだよ。ただ残念な事に、私は君のゲームの相手は出来ないのだよ。そうなのだ。私はすでにこの世の人間ではないのだよ。だがね、永遠に相手が出来ないわけじゃない。そうさ、いつかは
矢口 沙緒 [418] -
欲望という名のゲーム ☆このゲームに登場する九つの駒
☆雷音寺 明彦よぉ!俺が雷音寺明彦だ。なに?俺がアクの強い嫌味な顔をしてるって?おいおい、個性的な顔立ちと言ってくれよ。これでも俺の事を渋い二枚目だって言ってくれる女は、一人や二人じゃないんだ。三人や四人はいるんだぜ。☆雷音寺 喜久雄どうも。僕が雷音寺喜久雄です。僕のモットーは堅実です。人間、コツコツと真面目に働くのが一番だと思っています。堅実一番、誠実二番、ギャンブルも悪い遊びもしない。えっ?
矢口 沙緒 [432] -
欲望という名のゲーム いきなり謝罪会見
矢口 沙緒です今回投稿させていただきます小説は、私のニ作目の小説です。一作目の小説は、友達に渡したら回覧板のようにあちこちに回ってしまい、結局行方不明になってしまったので、これが手元にある一番古い小説です。そのため随所に古さを隠しきれず、お見苦しい点、およびツッコミ所が多々あると思いますが、あえて原文のまま投稿したいと思います。また、この小説は当初自分が楽しむためだけに書いた物なので、文中の法律
矢口 沙緒 [527] -
『クライアナノナカ』 の真相 〜4〜
二人目。名前:セキヤ テツ年齢:25歳 (男性)若手お笑いコンビ『愚弄ズ』の、ツッコミ担当。端正な外見に似合わず芸風は激しめで、性格もややサディスティックな傾向。極秘交際中の元モデルと結婚間近だったが、行方不明。彼の相方の証言によると、名物のドッキリ企画があり、それに出演すると言っていたそうだが、その放送局に確認を取った所、起用した事実はないとの事。実際、オンエアはされていない。最後の目撃証言と
ヤルンヴィドの番犬 [426] -
『クライアナノナカ』 の真相 〜3〜
一人目は、名前:コバヤシ アツヒト年齢:22歳 (男性)故郷から一度F市に移転し、その後大学進学のため上京。A大学教育学部卒業後、故郷の小学校へ赴任が決まりUターン。その後、村唯一の広場に居たのが目撃されたのを最後に行方不明となる。性格は、おとなしく気弱。小さい頃はよくガキ大将から隠れていたそうだ。『クライアナ』では、故郷にある広場の防空壕跡で昔かくれんぼをした幼なじみと遭遇し、終わっている。気
ヤルンヴィドの番犬 [384] -
『クライアナノナカ』 の真相 〜2〜
『携帯小説』というワードを知らない方は、余りいないだろうが、簡単に説明すれば、携帯電話を使い、ネット等に小説を投稿する。世間では、その小説を『携帯小説』と言う。更に話を聞いて驚いた。行方不明者を暗示しているという小説『クライアナノナカ』は、私自身が『晩餐者』及び今使っているハンドルネームで、趣味で作品を投稿している、同じ掲示板内に投稿されていたのだ。灯台下暗し…まさにその言葉がぴったり当て嵌まる
ヤルンヴィドの番犬 [484] -
uN kNowN 2
「君の力が欲しい。」「は?」俺は男の言っていることが理解できなかった。俺の力?俺に何か特別な力があるのか?そんなわけない力なんかあるはずがない。「まだ私も信じられない。なので少しテストをしたい。」「テスト?」鉄板でも曲げろってか「このファイルだ。」男は二十枚くらいの資料が入ったファイルを渡してきた。「この中に資料が入っている。この中の三人から犯人は誰か判断してもらう。制限時間は一時間だ。よーい」
BBB [736]