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ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。
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GO AWAY#42
リビングに案内された杉本は、早速優に先ほどの京都と雪野の接触を話した。話を聞くと優は驚く顔をするかと思いきや呆れた感じで話を聞いていた。「なぜ呆れた顔をする?」と、聞いてみると「だって、そんな事をすれば自分たちの状況をさらに悪化させるだけでしょ?」と、鼻で笑いながら答えた。確かにそうだが、あの状況ではあれ以外彼らの逃げ道はなかっただろう。と、内心杉本は思っていた。むしろあの状況でとっさに二重の策
速見 [411] -
GO AWAY#41
第九話 優と杉本【何故、彼らは自分達の拳銃ではなく尖った棒で人質を取ったのだろうか?】杉本の脳裏には先ほど初めて京都と雪野と対峙した時の事がよぎっていた。確かにそうだ、わざわざ棒で首元を押さえなくても拳銃を突き付けた方が圧迫感を杉本らに与えることが出来たはず………さらに言うならば警官が雪野の緊迫を解いて京都が鳩尾に警棒を当てたときに警棒ではなく拳銃で押さえれば安全で確実だったはずだ。その一点の疑
速見 [421] -
GO AWAY#40
雪野は、また何か気付いたのか、京都の顔をみた。「ねぇ宇川君。私また気がついちゃったんだけどさ………私たちって殺された人の詳細って知らないわよね」今まで全く触れなかったがかなり重要な問題点を指摘された京都は唖然とした「確かに……優の資料にも書いてなかった………ってかそれ重要じゃん!!この事件って絶対計画性があるから被害者に何か重要なヒントが潜んでいるはずだよ」今まで気がつかなかった自分に少し呆れた
速見 [464] -
越えられる試練
『神様は、越えられる試練しか与えない』4月の終わりにそれは始まった。10年振りの電話、3年振りの会話。あの時、私が電話をとらなければ、もっと違う未来があったかな。「元気?」「うん。あんたは?」始まりは、みんな大体こんな感じ。今はまだ、駆け引きの時じゃない。交わす会話も何処と無く不安。離れていた時間が、会話という音で埋められていく。どんな小さな音でも。彼の存在を忘れた事が無いのが不思議。恋愛関係は
たける [490] -
GO AWAY#39
「えっ?佐藤さん、妙なことって?」京都は何の事か分からずに雪野に聞くと「だってさ、私を陥れるための罠だったらビルに薬莢を置いとくなんてことする?あそこは薄暗かったけど、薬莢が見つかればせっかくの偽装工作が無駄になるじゃない?」雪野が廃墟ビルを思い出しているのか人差し指を口元に抑えながら説明をすると「たっ確かに……妙だ」京都も納得したのかその事に関して考えた。確かに、銃を扱っているんだから薬莢が落
速見 [409] -
GO AWAY#38
第八話 謎先ほどの杉本たちの交渉……もとい交戦を終え排水管から逃げ切った京都と雪野は現在現場から二〜三キロ離れた河原に来ていた。「そういえば、私上野川を見るのは初めてだわ」雪野は、息を切らしながら上野川の水で顔を洗いながら京都に話した。「えっ?本当?佐藤さんは知立高校に入学してからこっち来たことないの?」雪野と同じく顔を洗っていた京都は驚いた様子で雪野を見た。上野川は知立高校の目と鼻の先である。
速見 [431] -
スカーレットと青?
「なるほど、それで?」オットーが剥いた洋梨を六等分し、フォークで刺してアヒムの口元に近付けたが、アヒムは首を振ったので、自分の口元に放り込んだ。「それで、俺はその男に何が目的なのか尋ねたら、いきなり銃を突き付けてきやがった。」「そりゃあ、おまえ…びっくりだな。」オットーは笑った。「お前、心当たりあるか?」「あるっちゃ、ある。」オットーはまた、一口洋梨を口元に放り込んだ。「そうか…ならいい」「聞か
ブランキー [431] -
GO AWAY#37
この排水管が京都達の逃げ道だったのだ。「まさか鏡君が警官を殴るとは思ってなかったわ」逃走しながら、雪野はまだ信じられないように京都に言うと「僕も予想できなかったよ。まさか青山さんが拳銃を構えるとはね」二人は思わず笑いながら排水管をただ走っていた。走っている途中、何故鍛えられた警官を一撃で気絶させられたのか聞いてみると、どうやら京都は優に昔からよく稽古に付き合わされていたみたいで護身術は一通り覚え
速見 [431] -
スカーレットと青?
―病院・406号室―\r「久しぶりアヒム、だいぶ治ってきたらしいな。美味いの持ってきたぜ」オットーはそう言って、ベッドの横のロッカーの上に洋梨の入ったバスケットを置いて、アヒム用の衣服を閉まった。「お前、本当にあの後一度も警察につけられてないのか?」窓の外の方を見てアヒムは言う。「ああ、むしろ盗みから手を引けて、調子がいいくらいだ。職も見つかるし。これもお前が撃たれたお陰だな」「その事なんだが、
ブランキー [358] -
GO AWAY#36
〜一時間前〜「えっ!?警官を人質にとるの!?」杉本が現場で叫んだ数分後、杉本が声で自分たちの居場所がばれた雪野は京都の奇想天外なアイディアに驚きを隠しきれなかった。というか無理だろうと、半ば呆れていた。警官はこの廃墟の周りに数え切れないほどいた中、警官を一人人質にするのは無理だろうと思った雪野に対して京都は「時間がない!ここで無理に………例えば隣の廃墟に逃げてももう包囲されているに違いないよ。そ
速見 [391]