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ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。
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詐欺人生
今日も俺は電話する。それが俺の仕事だ。「あっ!オレオレ!」「・・・・たかし?」「そうだよ。ちょっと事故しちゃってお金が必要なんだ。ごめんなさい。親に迷惑かけられないし・・・・」「いくら必要なの?」「136万・・・・急ぎなんだ」「いつもの口座に振り込めばいいの?」「うん。ごめん。」「わかった」詐欺ポイント1、親の話題を出す。詐欺ポイント2、金額はキリを悪くすることで信憑性が増す。この老人は俺の
爽健美茶 [620] -
GO AWAY#21
優のコメントは次のように続いていた『お前らはこれがTVで報道されていると思っているだろう?しかし、これは警察からハッキングしたもの……実際に民間に流れている情報はこの十分の一だ。流れている情報は男性四人の遺体が繁華街の路地裏で発見された……としか報道されていないのだ。生徒手帳のことも銃殺のことも……それに警官が発見したことも報道していないのだ。普通の事件ならば死因くらいは報告するはずだ。だが、発
速見 [488] -
GO AWAY#20
優からの資料はここまでだった。読み終えた二人は………「青や…じゃなく佐藤さん?本当に人を殺していない……よね?」京都は雪野のことを“青山さん”ではなく“佐藤さん”と呼んだのは青山と不用意に言ってしまうと周囲に警戒される場合があるから二人の会話を誰が聞いているのか分からないからと、優のアパートを出てからこの店に来るまでに二人で決めたことだった。ちなみに京都のことは宇川君と雪野は呼ぶことになっている
速見 [513] -
夏と雪4
クソッなんでこんなことに…と、夏目は心の中で後悔していた。幼なじみのお願い(強制)で連続殺人犯を捕まえることになったのだが何の手がかりも無く、まだ寒い夜の街を、2人で見回り(白雪は散歩)をしていた。♪〜♪〜〜〜夏目の隣から鼻歌が聞こえる。鼻歌を歌っているのは犯人探しを言い出した白雪だった。かなりご機嫌だなぁと夏目は思いながらとりあえず質問。『白雪、どうやって犯人を探すんだ?』『え〜とね〜』『何も
吉川祐護 [500] -
永久裁判
「有罪に賛成の方」俺以外、全員が手を上げた。まさか俺が選ばれるとは・・・・陪審員制度は強制化され、いかなる理由があろうとも指名を受けた人間は出席せざるおえなくなった。指名は戸籍からのフルランダム方式で、どんなに多忙な人間でも選ばれた以上、出席は強制的におこなわれる。それが例え、総理大臣でもだ。さらに全員の意見が統一されない限り、可決はない。見事俺が選ばれた。事件は、男が小学校の教室に侵入し、教
爽健美茶 [690] -
GO AWAY#19
第四話 雪野の事件京都達は資料を見る前に軽く変装をした。京都はミット帽を被り雪野は持っていた髪留めで長い髪を一本に縛り優から渡された眼鏡をかけた。これでパッと見ではわからない。雪野はもともと眼鏡をかけることはなかったから知り合いでもわからないだろう。その後、今の自分たちの状況を知るために近くのファーストフードで一旦休憩を取ることにした。現在時刻は十二時を少し過ぎたところだ。お弁当も学校においてき
速見 [513] -
制限時間
・・・・まいったなぁ。俺はあるネット小説の管理人だが投稿者達が延々と連載を載せて困ってる。これじゃぁ文字数の制限をする意味がない。「読みずらい!」「決められた枠ないでやるのがプロってもんだ」しまいには「いつまで続くかわからんのがホントのミステリーだ!!」などなど、読者からのクレームが殺到してるありさまだ。そろそろ対策を考えないと読者が離れてしまう。今日も投稿管理をしていると「私の時間・5」とい
爽健美茶 [857] -
GO AWAY#18
「大丈夫俺の携帯はちゃんと電源を切っている。GPSで追ってはこれないよ」京都は、携帯の画面を見せた。ちゃんと優の言いたいことは分かっているみたいだ。携帯を見せると優はホッとさせた。「ならいい。しかし、その学生服でこれからの行動は目立ちすぎる……せめての情けだ。俺と彼女の服を着ていけ。だが、それだけだ。それがすんだらさっさとここから出ていけ。制服は俺が処分してやるから」追い出された京都と雪野はおと
速見 [511] -
夏と雪3
『私と一緒に連続殺人犯を捕まえて欲しいの♪』それが幼なじみ 白雪 美穂からの願いだった。『はぁぁっ!』夏目は驚くことしかできなかった。この幼なじみは何を言っているんだ?夏目は、とりあえず質問。『捕まえる? 俺達がか?』『うん!』眩しいくらいの笑顔と返事が返って来た。『うんってお前…仮に捕まえるとしてどうやって捕まえるんだよ!?』すると白雪は自信満々で答えてきた。『夏ちゃんは喧嘩強いじゃん 犯人を
吉川祐護 [520] -
旅行
ドンドンドン!「開けろよ!」「開けてよ」俺達4人は毎年、冬に旅行に行く。今年は新潟のペンションだ。カズ&チエ、俺&ミワで現地集合のはずだったけど仕事が忙しくミワには先に出発してもらってた。俺がペンションについたのは夜の3時位だった。ミワが出迎えてくれた、ずっと泣いてたみたいに目が腫れてた。「どうした?」「・・・・」「あれ?カズとチエは?」「カズのお母さんから電話があって・・・・来
爽健美茶 [685]