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ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。
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探偵ゼロ−6−
「で、何を見つけたんです?」「ええ、わかりやすく説明すると・・」わかりやすくって、おい。「犯人は、予告を送って、さらに犯行後、メッセージを残している。でも、それにメッセージ性がない。」全くわからない。「つまり、メッセージは、伝えなければ意味がない、と言うことですよ」「え・・」隼人の反応が予想外だったらしく、零は驚いた様子だ。「メッセージは伝えなければ意味がない。なのに予告にも犯行後のメッセージに
ヒョン [789] -
夢ゲーム(2)
僕が部屋を出た瞬間、そこに広がっていた光景は、森林だった!どういうことだ!?部屋から出ると森林で、森林の中に僕の部屋が埋まっている感じだ。ありえない!!頭がおかしくなったのか?ん?よく見ると、ただの森林じゃない。森林の向こうには海が見える!もしかしてここはそうだ!無人島だ。何故だ。意味が分からん!何で俺が無人島に?とにかく帰ろう!こんな気味の悪いところにはいたくない!!と、振り向いたとたん、背後
山P [597] -
探偵ゼロ−5−
ゼロは大きな門を開けた。やけに軽く開いたので驚いた。大きな庭を横切り、大きな家の前に来た。「許可は取ってあります家には誰もいませんよ」そう言うと、中に入って行った。「えっ、ちょっ・・」「早く来てください。」隼人は言われるがまま中に入った。訳が分からない。何故、捜査された現場をまた捜査するのだろうか。「どうして捜査するんです?捜査資料を見ればいいんじゃ・・」「全て把握してます。警察の資料は。いまか
ヒョン [727] -
探偵ゼロ−4−
「ゼロ、助手って何をすれば?」「簡単ですよ。何かを届けたり、何かを運んでくれたり・・」ようするにバシリか・・「あと、捜査にも直接協力してもらいます。」「協力って?」零はタクシーを引き止めて答えた。「それはまたあとで、早く乗ってください。あなたもタクシーですよね。」「何故それを?」「あなたに、車を取りに行くそぶりがないからです。車を持っていれば、僕を止めるはずです。」さすが探偵、大正解だ。隼人はあ
ヒョン [774] -
探偵ゼロ−3−
「あ・・あなたが?」「そうです。」有名人のイメージがあったから、ガードマンか何かに守ってもらっているとばかり思っていたが、それにしても意外だった「そうは見えなかったです。」零は微笑んで「よく言われますよ。」零はそう言うと、隼人の持っている手帳を見た。「報道関係の人ですね」「あっ、そうです。あのっ・・」零は隼人に手の平を向けた。「あいにく、急いでるんです。失礼。」「あっ、ちょっと!」零は早足で歩き
ヒョン [809] -
ストレンジ・ウィーク PART14
四人は居酒屋を出ると、ビジネスホテルへ向かった。明日の講演会の為、目黒区のホテルへ移動した。部屋割は正志とかぐや姫、海賊とウサギ男にわかれた。正志は503の部屋に入るとフゥっとため息をついた。まさか、あの謎の占い師の言ってたとおりにかぐや姫、海賊、ウサギ男に出会えるなんて。あの老人は、僕の望みを叶えると言った。もしかして本当に僕の人生が180度変わるかもしれない。「かぐや姫、あの海賊とウサギ男の
フェリス [453] -
探偵ゼロ
次の日の午後6時、隼人は、一人で空港にいた。小林は予定が合わないそうで、来ていない。「そろそろか・・」目の前の人の波が一段と多くなった。飛行機が到着したようだ。ふと、一人の青年が話し掛けてきた。「あの、警察の人ですか?」白地に黒い模様のTシャツと黒いジーンズでくせ毛の青年だった。「え?違いますけど。」「あ、すいません。てっきり警察の人かと。失礼しました」彼は、体に合わない 大きなカバンを持ち上げ
ヒョン [880] -
探偵ゼロ
その日は朝から雨が降っていた。新聞社ではたらくさえない青年、山下隼人は、雨の中を走っていた。新聞社の玄関に着くなり、上着の雨を素早く払い始めた。「今日もついてねぇや」ため息がこぼれた。最近、探偵ゼロという名前をよく耳にする。彼は、若いながらも様々な難事件を解決している。世界中を飛び回りながら仕事をしているため、なかなか取材できない。のだが、近々、そのゼロが日本にやってくるそうだ。出世の大チャンス
ヒョン [924] -
なんだっけ?
チクタクチクタクチク・・・真っ暗闇の中、時計が時を刻む音が聞こえる。チクタクチクタクチク・・・普段は気にならないのに、気になりだすとものすごく気になるそんな不思議な魔法がかかった時計の音どの時計もそうだっんだよまだ2時半じゃないかそう僕は寝ていたいつものように昨日は仕事帰りに久しぶりに偶然再会した友達と居酒屋で酒を浴びるほど飲み、気がついたのがそう今なのだあれから何を話してたのか、友達とどこで別
ゲンタ [626] -
ストレンジ・ウィーク PART13
四人はウサギカフェを後にし、夜も近くなってきたので、最寄りの居酒屋へと向かった。「平八」と居酒屋の看板に大きく書かれている。正志は運転の為、烏龍茶を残りの三人はビールを頼んだ。「なんかこうして四人でいると、何か不思議な団体に見られるな。まともなのは俺一人か。」とつぶやく正志。「ねぇ、私たち四人の出会いって、偶然なんかじゃなく必然的なんだと思うの。これから、私たちの身にスゴイ事が起きるのかもしれな
フェリス [466]