携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ミステリの一覧

ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。

 
  • 狂気

    蒸し暑い夏の夜。自宅の電話が鳴った。「もう勘弁して下さい」押し殺すような男の声。たまたま電話に出たのは私だった。 男は姉の会社の上司だと名乗った。姉と男は一年前から 不倫の関係にあった。 男の妻が妊娠したことを、きっかけに男は一方的に姉に別れを告げた。姉が異常なる行動に出たのは別れた直後数ケ月前からだという。男の携帯に姉からの執拗な嫌がらせ電話が、一日に何百回とかかってくるらしい。当然着信拒否に
     [629]
  • 孤独死

    私の住むアパートに70代位の女性が一人暮らしをしていた。 名前はタエさん。 隣人ということもあり顔を合わす機会が何度かあった。 私は無愛想な質なので会釈する程度だがタエさんに懐かれていた。 娘と孫の自慢話には正直ウンザリしたが、顔をくしゃくしゃにして笑う姿は印象的だった。ベランダには鉢植えが所狭しと並べられ 朝早くから草花の世話するタエさんの鼻唄と雀のさえずりが聞こえたりした。 そんなタエさん
     [591]
  • ハーフムーン (58)

    ミユキはトイレを探しに、居酒屋の廊下を出た。まっすぐな木の廊下を、ミユキはソロソロとトイレの方角に進んで行くと、両サイドには、障子で閉めきられた幾つかの個室があった。その中に、ひときわ盛り上がっている大部屋がある。黙って通り過ぎようとしたが、やがて一人の男の声がミユキの耳に止まり、立ち止まった。「亀山しゃん!トコトン飲んでくだちいな!ワタシも今日は飲ませていただいておりオリオリオ〜、イェリイェリ
     [1,109]
  • 生命売買?

    『昨日、電話した者で北村健二と言います。』紹介を終えると男性が喋り出した『命を売ってくれる方残された期間は、1週間残りの日々を、1千万円で有意義に過ごしてください。ただし、必ず死んでいただきます。命を買う方代金は必ず一括でいただきます。他人の命を、お金で買うのですから幸福な人生を送ってください。』言い終えると男性は席を立った。
    乃木波多野  [521]
  • 島民全員が消えた。

    O県Y島の面積は東京ディズニーランドとほぼ同じ南の孤島だ。そのY島から島民235人全員が一夜のうちに忽然と消え、朝には家の中の物もすべて運び出され、ペットの犬や猫までも消えたんだってよ。どう思う?夫は『島から島民全員が消えた』という新聞の見出しを妻の秋子に見せて言った。宇宙人の仕業じゃないの?笑いながら、秋子は答えた。馬鹿だな。宇宙人が預金通帳や傘まで盗むかよ。夫は秋子に新聞を差し出した。毎朝新
    リック  [697]
  • 隠された真実

    むかし、一つの大きな事件が起こった。しかし、その事件は世界政府の手によって揉み消された。あの事件のことを知っているものはいない。だか世界政府のトップの息子 火摩 祭 が事件のことを知ってしまった。 祭は事件のことを調べたが原因や隠された理由は謎だった。 それから5年いろいろな手段を使い事件のことを調べた そして一つわかった組織のトップが関わっていることが。 事件の内容は祭の父の 火摩 流 率いる
    ユめタうン  [545]
  • 隠された真実

    むかし、一つの大きな事件が起こった。しかし、その事件は世界政府の手によって揉み消された。あの事件のことを知っているものはいない。だか世界政府のトップの息子 火摩 祭 が事件のことを知ってしまった。 祭は事件のことを調べたが原因や隠された理由は謎だった。 それから5年いろいろな手段を使い事件のことを調べた そして一つわかった組織のトップが関わっていることが。 事件の内容は祭の父の 火摩 流 率いる
    ユめタうン  [524]
  • ハーフムーン (57)

    「でも今の話ってさ、もしかしたら全部夢の中の出来事だった…とか?」サチ子が意地悪く質問すると、ミユキもムキになって答えた。「そんなこと無いよぉ!ちゃんとホントに体験した出来事だよ。第一、そんな長い間、夢なんて見られる訳ないじゃん。5日も経ってたんだよぉ」「その…ショウって彼は、戻って来たの?」サチ子が聞くと、ミユキは寂しそうな顔をして、首を横に振った。しばし沈黙があった。正確には居酒屋の騒がしさ
     [1,007]
  • ハーフムーン (56)

    いずれにせよ、ミユキはただ待つしかなかった。しかし、マモルはなかなか帰って来ない。もう外はすっかり暗くなっていた。ミユキは少し心配になり、砂浜へマモルを捜しに出た。「マモルーッ」ミユキは、彼女なりの精一杯な声で叫んだが、返事はない。海岸はどこにも、まったく明かりが無く、真っ暗闇だった。――空にはハーフムーン。その月明かりだけが頼りだった。ミユキは空の月を微かな道しるべに、生い繁る林を抜け、海の家
     [954]
  • 生命売買?

    言われた住所には、真新しい建物が建っていた中に入ると昼間にも関わらず薄暗い地下に続く階段を降りると奥のほうに、その会社があった扉を叩き、中に入ると年配の男性と若い女性がいた男性と目が合った…その男性は表情を変えることは一切なく、私をソファーへ案内した
    乃木 波多野  [576]
 
利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス