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ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。
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君について−Side me−
意識が妙だはっきりしている怖い怖い怖い怖い怖い走っても足だけ動いているんじゃないか?景色が変わらない周りをみながら気付く息が全く上がっていないこれだけ走っているのにいや実際はすごく短い時間なのかもしれないおいで誰だ?
ルカイ [653] -
君について
ごめん言いたくないなら言わなくてもいいよでも君は死んだ訳じゃないんだ意識すらここにあるにせよ肉体は現実世界にあるその器は主が戻るのをずっと待ってるそんな気がするんだよそして君を取り巻く人間もそれを願ってる僕はその涙を拭けない君の目を見て話を聞く事も君の手を引いて別の場所に導く事もできないできないけど大事に思っているだから腹が立った君が世界に生まれ落ちたと同時に君の命は君一人のものじゃないんだ君と
ルカイ [865] -
記憶3
「あんなにたくさん笑いあったじゃない…!」「あんなにたくさん喧嘩だってしたじゃない!」彼女の声は段々と荒だって嘆きに変わっていた「どうして?どうして私達…」「俺たちは…愛し合っていたのか?」「…愛していたの怖いぐらいに」彼女のその目の奥に光った恐ろしさにも勝るものにゾッと背中に走るものがあった「ねぇ、愛してると言って」段々と彼女に恐ろしさを抱くようになった
あみ [406] -
記憶2
何か流れ出してきたどこか懐かしいような哀しさと美しさが混ざったような歌が聴こえだした「この…曲は?」「これは…」彼女は戸惑いながらも小さく答えた「私とあなたの思い出の曲」「俺と君に…何があったんだ?」何か思い出せそうなもどかしさが頭にあっただけど思い出したらいけないような気がした「思い…出せないの?」彼女の頬には一筋の涙が流れていた「あんなにたくさん一緒にいたじゃない…」ズキッ
あみ [500] -
ギャラクシーラリー94
さて、この物語はこれからいよいよ核心へと向かう。天才デブのシンジ。トップミュージシャンの三人の歌姫。スーパーアイドルのタクヤ。体力抜群のケイン。したたかに世を渡るオカマのイッコー。危険な刑事達。謎の主催者。妖艶な美女達。石川遼一ら失業者達。走り屋。暴走族。様々な人々の思惑を含み物語は加速してゆく。しかし、この物語がどうなろうと、世の中が何か変わる事などない。劇中で人が死のうが、不幸になろうが、恋
フェイ [612] -
ハーフムーン (38)
ミユキは昔、一度だけ機内食を食べた記憶があったが、それと変わらない程に、味は美味しかった。二人が夢中になって食べていると、今度はグラスが運ばれ、そこにシャンパンのような液体が注がれた。「この度はおめでとうございます。ご当選の記念にどうぞお飲み下さい」亀山がそう言い終わらないうちに、マモルはすでにゴクゴクと飲み始めていた。「ぷはーっ!うめぇ〜、こんな美味い物、飲んだことねぇよ!ミユキ、お前も飲んだ
翔 [917] -
君について−Side me−
全身を襲った痛みはおそらく震度7以上足が潰れる様な感覚を残して地面に倒れたグシャッって音とおそらく私を轢いた、いや轢いてくれたであろうトラックの運転手の声だが今、地に立っているおそらくもう使いものにもならないであろう足も両足共にしっかりくっつき傷一つない血の赤すらどこを見ても見当たらない後とりあえず服を着ていないちなみに時計もない朝か昼か夜かもわからないどっちが右でどっちが左で実を言えばどっちが
ルカイ [777] -
君について
何言ってるの?自分が何言ってるか分かってる?同じ事言わなくていいよそうじゃない言ったよね?現実世界では君は重体だって常に命に関わる状態が続いてるって事だこれが何を意味するのか君には分かるかい?何となくじゃ困るんだよ君の意識は今、この場所にある魂があるっていってもいい仮に君が生きる事を望むのならここには長居しちゃいけないって事だここに居る時間が長ければ長い程君の命は危なくなる死ぬ確率が上がるそれを
ルカイ [849] -
ハーフムーン (37)
マモルとミユキの二人は、後ろから操縦席の亀山の様子を、じっと見ていた。最初は余裕の表情で、計器類やスイッチを確かめていた亀山だったが、次第に考え込む時間が長くなっていく。ミユキは間が持たず、窓の外の様子を眺め出した。マモルはややイラ立ちの表情を浮かべている。亀山は二人のそんな様子に気付くと、一旦説明書を置き、前を見据えてしゃべり出した。「えー。それでは皆様、これから間もなく当機はミステリーツアー
翔 [879] -
檻
私はある日、檻の中に閉じ込められた。理由はわからない。なぜ私をこんな所に…。とにかくかなり長い間、ここに閉じ込められている。でも私をこの檻に入れた人間は、私を殺すつもりはないらしい。なぜなら、毎日私に食べるものをくれるからだ。その檻にある頑丈な扉を開けて、食べ物を雑に置いていく。私はそれを仕方なく食べる。食べないと死んでしまうから。それからこの檻の中にはトイレも用意されていて、外に出られないこと
hiro [955]