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ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。

 
  • ある女の悲劇

    A子は掃除が苦手だ。 部屋はゴミだらけで足の踏み場もない。 『明日までには片付けないと…』A子はゴミで一面埋まった部屋を見て頭を抱えた。 明日、付き合って半年になる彼氏が遊びに来るというのだ。 いままで散々理由をつけ断っていたが半年もたつと嘘で固めた理由すら無くなってくる。 『あ〜どう片付けたらいいのかそれすらわからない…誰か片付けてくれないかしら…』A子は心から祈った。 その時、ピンポ〜〜ン玄
    ピロリ  [751]
  • 生命売買?

    思い切って、電話をかけてみることにした4コール目に電話は繋がった『あの…、サイトを見て電話をしたんですが…。』「…」『私、雑誌記者をしておりまして。まったく、売れてはいないのですが色々とお話を聞かせてはいただけないでしょうか?』ダメ元だった自分でも、何を言っているのかわからないくらいだ何の返事もなく諦めかけた時、初めて受話器の向こうから低いトーンの男性の声が聞こえた「では、明日の正午。今から言う
    乃木波多野  [620]
  • ダラス3

    ダラス 3ブラフマンはその後、イギリス、ドイツと渡り、酒場の空気を学んだ。影を引きずる身分ゆえ、何にせよ気配は消すように努めていた。 黒幕に従事する、表向きは身分の確かな者の名義で借りているアパートに住んだ。同じアパートにはひと月しか滞在せず、金は週二回、定形外封筒に普通郵便でそこへと送られてくる。そうすれば郵送履歴が残らないうえに誤配達の確率も低くなる。デザイン事務所への請求書とでもして
    二つ星  [431]
  • 殺す探偵

    「き、貴様誰なんだ!」暗い部屋に怯えきった男の声が響く。男は太った腹を揺らし叫んでいる。「俺は人殺し」笑い声でもう一人の男が喋る。「な、何故わしが殺されねばならんのじゃ」太った男は益々取り乱す。「何故?理由、思い至っているはずだぞ。」男は不敵に笑いながら言う「うっ・・・だ、だが少なくともお前の顔など知らんぞ」「そりゃ、そうだろうなぁ。俺の殺す理由はそこにないからな。」「な、何故!なら、何故!」「
    煌太  [729]
  • 封印 2

    ヒロがミツオの目線を追った。それを気に皆が同じ方を見た。『なんだ!』 『なんかいるぞ!』『熊』『人か?』 笹薮に何か居た。それは移動するが笹をかきわける音をたてない。『誰だ!』ヒロが叫んだ。でも全く反応しない。テルが川の中の石を拾い、笹薮に投げた。皆で大声を出し、石ころの一斉射撃をした。何回も何回も。恐怖を掻き捨てるために大声を出し夢中でなげた。まだ皆、小学6年生なのだ辺りが薄暗くなった気がした
    北原 海藤  [454]
  • The Case 〜謎めいた炎・事件編〜

    花園エリカは矢崎高校の1年生。今は帰宅途中だった。夕焼けが彼女の整った顔を際立たせている。茶色がかった髪を揺らしながら彼女は慣れた足取りで自宅のあるマンションに入るところだった。途中一人の男とぶつかった。 「おっと…。すまん。」男は少しお酒の香りがした。しかし彼女は気にせず「いえ。こちらこそ。」微笑し頭を軽く下げ謝った。男はそそくさと早足で去っていった。男が去ってから数秒後、突然爆発音がしびっく
    しろー・クロー  [431]
  • 封印

    何かが居る!熊?いや、小さい!人?急に怖くなった僕らは山の中の渓流に居るでも奴は少し離れた笹薮に居る!こんな不安な気持ちになったのは初めてだ!「ヒロ、何だべ!」『わかんねけど、やばいか?』「みんな!離れんなよ!」小学最後の夏休みにいつもの様に朝から海に集まり、泳ぎ、遊び、ほっき貝を取り、子供社会の中で互いに成長していた。その日は僕らの行事で浜辺から川を上り、山の中の沢までニジマスやヤマベを一網打
    北原 海藤  [552]
  • ダラス

    ダラス  麦藁帽子 ボビー・ブラフマン これがその男の名前だった。 しかしホワイトリカーのマスターのポストが用意された時、黒幕から アルフレッド・ソラン\rを名乗るようにとの指示があった。 元々かけていた黒縁の眼鏡さえ外せば、変装なしでも日常問題はないだろう、との事だった。 架空の替え玉と引き換えに釈放されて後、ほとぼりを冷ます為、二年間はフランスのフォンテーヌブローで
    二つ星  [501]
  • ダラス 『闇の窓口』

    ダラス ―闇の窓口 ホワイトリカーというバーが人知れぬ場所で蔦に埋もれてぼんやりとネオンを燈している。 新規の客も不思議と多く、10ドル払って15分位で皆早々と店を出て行く。 エバァンストリオ以外のジャズは滅多に流れない。 コースターの裏に対価に見合う暗号が走り書きしてある場合、モスコミュール一杯に1000万ドル払う客もいる。 このバーが開戦の口火を切らせた戦争で、十万人を
    二つ星  [551]
  • メガネ 完結

    剛「イッテ〜〜!!恥ず…」隣で悟が笑っている。剛「笑うなよ!」俺は立とうとしたが視界がぼんやりしている。そこで俺は自分のメガネが無いことに気ずいた。剛「悟、頼む!俺のメガネ拾ってくんね?」悟「お前それが人に物を頼む態度かよ!?」と言いながらも悟は俺のメガネを拾って渡してくれた。剛「おっ、サンキュー♪さっすが悟!」悟「それよりお前メガネ…。」悟に言われて最初は何のことかわからなかったがメガネをかけ
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