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ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。
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100頭一 [3]
ピンポ〜ン!ん?「ヒナ?」ガチャ!「お疲れ様」「サキ、遅れてごめんね」「うんん?それより、1号室みた?」「ん?1号室?何かあったの?」「え?血が……見なかった?」「何もなかったよ」どう言うことなのだろ?私が見た時は、何とも言えない雰囲気で…それとも待っている間に…警察来たのかな?とりあえず私は、ヒナを連れてパソコンを開く。「このサイトなの…」そう一言いってから、サイトをクリックした。「!?」ヒナ
ゆー [516] -
黒髪の少年は?−8
「オレね、さとうだいきっていうの。キミのなまえは?」事件は結局、剣土を殺そうとして誤って落ちたと思われる佐々木サキが犯人となった。もちろん、断トツで怪しかったのは剣土やその家族だが、そんな小さい子供に出来る事ではないし家族には動機もない、矛盾点も多い。よって、佐々木サキとなった。しかしなぜわざわざ落とし穴を作ったのか、そこにずっと隠せると本気で思っていたのかなど、不明瞭な所も多いらしい。…当たり
枕 [570] -
黒髪の少年は?−7
「典韋、お前もずっと人を殺して来たんだろ?分かるだろ?楽しいよなぁ、愉快だよ…触れたいなぁ、あの血だまりに…口に入れたいよなぁ、あの破片を…あはははは」賭けをしようか。豪雨の中、誰の声も誰からの声も届かないここでコイツはずっと含み笑いをしながら舐めるように肥溜めだったの壷の中を見た。河はもうすぐ溢れだす。俺は剣土からコイツを引きはがした。俺はそれを引きはがした瞬間、叫ぶように消えたアイツを横目に
枕 [533] -
アノ鍵(6)
今まで誰かに恨まれるような体験はないし…?この狭い牢屋がやけに広く感じた…。何もしてないのに…。なぜ、こんな目に…。もう外で月を見る事はないのだろうか…。普通の生活がどれだけ大切な時間だったか…。無駄に消費してたな…。今更なんだ…。僕は両手を顔にあて、息を殺し、泣くのをこらえた。落ち込んでいても始まらない…いったい誰がポストに鍵を?きっと、そいつが犯人に違いない!僕は犯人を見つけるまであきらめな
キユデヒ [751] -
100頭一[2]
布団に入ってから、寝たのか寝ていないのか、分らないまま、あのサイトの事を考えていた。もうすぐ会社へ行かなければ………とりあえず、私は仕度をし、玄関を後にした。エレベーターを降りて。ふと、1号室を確かめた……ん?何もない…いたって普通の玄関だ。って事は…やっぱり嘘?そう思いながら会社へ向かう。私の仕事は、普通のOL。これと言って華やかな仕事ではない。昼になり、同僚に相談する事にした。「ねぇ、私、昨
ゆー [466] -
黒髪の少年は?−6
−−−−−−−−−−『いつまでこんな事を続けるつもりだ』俺は、草の中落とし穴の底に溜まる血を見下ろして笑うそいつに向かって言った。「いつまで…なぁ。いつまでだろうなぁ?」そいつは、艶のある唇を引き上げて嫌らしく笑った。コイツは、実を言うと真実に剣土ではなかった。彼の前世であった。そして俺は、その守護霊。俺は全身全霊で剣土を護るのが使命の守護霊で、コイツは再びこの世に生まれ変わるのを選んだ変わり者
枕 [508] -
黒髪の少年は?−5
最初に聞いて流されてしまった、その理由どうやって…知ったのだろう「その穴の中!」声だけが聞こえ、彼が言う穴を捜す何故、穴の中にいると確信しているのだろう橋の真下のコンクリートに開いた横穴。それだろう。なぜ。分かる。あ……あ秘密基地。4人だけが知る、秘密基地…とか?気が抜けた。なんだ。ここに、4人の秘密基地があったのか。そこに、みんな隠れて。そして雨のせいで出られなくなったのだ。「流君〜?」しまっ
枕 [483] -
黒髪の少年は?−4
30分くらい歩いたと思う。時計はないので、はっきりとは分からないが。少なく見積もって30分。雨は止むことはなく、弱くもなる気配はなかった。剣土君は時折しゃがんで休みながら進んだ。なぜか周辺を廻っているはずの警察や、傘をさした歩行者や車は見当たらず、私たちはずっと誰の目にもつかず進んだ。それは多分、剣土君が大通りを進まないからだとは思うのだが。「もうすぐだよ」彼がそう言った所から見えたのは、私も良
枕 [457] -
黒髪の少年は?−3
私は、昨日片付けし忘れていたさくら組の教室を片付けにでも行こうと立ち上がり、気分転換を図った。教室には3人の面影があって気分転換など出来る訳がないと分かっていたが。立ち上がると、職員室の窓から運動場が見えた。雨でぬかるみ、水溜まりが点在するそこに。最初小さ過ぎて見えなかったが傘もささずに。濡れて走る。剣土君がいた。「!!!!」咄嗟に、ドアを開けて走った。「佐々木先生!?」恭一が呼び止める。しかし
枕 [436] -
黒髪の少年は?−2
その日は全員親に子供を帰して、警察や榊さんとその仲間がまだ探し回っている二人を捜すのをずっと手伝った。しかし、雨ばかりが強く降ってきて私が捜索を止めさせられた12時までには二人は結局見つからなかった。警察は二人が何者かに連れ去られた可能性が高いとした。しかし身代金どころか、電話一つ声明一つない。生存確率は、…低いのではないか。そこまで考えて私は美祢ちゃんと由宇君の顔を再び思い出した。美祢ちゃんは
枕 [447]