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ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。
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100頭一
ある日の夜…私はいつもと変わらずパソコンを見ていた。ニュースやショッピングネット上で楽しんでいた時画面の右下に不思議なサイトを見つけた。[100日100頭…]???何これ???私は引き込まれるかの様に、クリックしてしまった。画面が立ち上がるのが、ヤケに遅い…!!!画面が表れると私は声にでない悲鳴をあげた……「嘘……作り物……?」つぶやきながら、私は固まってしまった。しばらくして、もう一度、見る覚
ゆー [518] -
アノ鍵(5)
ジョウシ…立山さんドウリョウ…金田コウハイ…尾崎キョウダイ…孝リンジン…谷内さんジョセイ…沢木さんという事と…。そして浮かび上がった…。オ・マ・エお前という事は今度は僕が死ぬ番か…!と思った瞬間!部屋のドアを叩く音が!穴から覗くと数名の警察官が…助かった!と思いドアを開けるとなぜか?取り押さえられ部屋の中を物色しはじめた! 「吉良木竜也だな!署まで同行願う!」訳も分からぬままパトカーに乗せられた
キユデヒ [830] -
黒髪の少年は?−1
剣土君の悪い噂とはこうだ。転園はこれで3回目。剣土君が来た幼稚園や保育園では、剣土君がやった訳ではないが厄介事が起きる。一つの園では、1人の赤ちゃんの前歯を生えている分全て紙やすりのような物で何者かに削られる事件が起きた。二つめの園では、二人の1、2歳児の髪の毛が何者かに全て乱暴に抜かれたり、睫毛を剃られたり(瞼が少し切れていた)する事件が起きた。3つめの園では、3人の児童が竹の棒で暴行され、1
枕 [513] -
黒髪の少年は?−4
美祢ちゃんの両親は昨日に続き今日も仕事を休み、寝てもいないらしかった。昨日呑気に家で眠った自分に腹がたつ。自分は一体何をしているんだ、と。「…私は…」頬にハンカチが当たった感触。正面にいた先生が目に隈を作って、なおも心配そうに私を見ている。「先生…泣かないで」私の頬から離れた白いハンカチが、僅かに濡れているのが霞んで見えた。「オレがみつける!ゆうくんも、みねちゃんも、ぜったいみつけるから!!」流
枕 [477] -
黒髪の少年は?−3
−−−−−−−−−−「けんとくん、ねぇ…」滝口流が帰ってから、榊美祢はそれまでほとんど開かなかった口を開いた。剣土は午後ずっとレゴに没頭していたが、美祢の声に少しだけ視線を動かす。「…ん〜?」外は曇りで、雨さえ降りそうな雰囲気。多分榊由宇がどうしているのか気になるのだろう。「ねぇ、さがしにいこうよ…」「…ゆうくん?」「うん…みね…おにいちゃんがいないとやだから…」剣土は困ったようにその顔を覗き込
枕 [496] -
黒髪の少年は?−2
「園内と園外も近くは1日中捜しましたがどうしても見つからなくて…遠くへに行っちゃったのかもしれません…」夕方。美祢ちゃんの手を握った若い母親に、私は必死に状況を説明した。母親は強く憤りを感じているようだったが、私が説明している場で怒り狂う程の余裕はないようだった。話が分かるだけなのかもしれないが。それよりも子供を捜したいのだろう。母親は話を大体聞くと、父親を保育園に呼んで美祢ちゃんを家へ送ってい
枕 [484] -
アノ鍵(4)
毛布にくるまりカーテンを閉めきった…。次から次へと会社内での死亡者が増えて行く…。テレビをつけるとこの話題に評論家みたいのが「これは明らかに殺人事件です!この会社に恨みがある人間の仕業に間違いありません…。」言いたい放題…。テレビを消した…。食料も尽きるので深夜こっそりコンビニへ…。もう会社もお仕舞いだな…転職するかな…。家に早足で帰る…ポストに封筒がまたあった…。部屋に入り早速、中身を確認した
キユデヒ [728] -
黒髪の少年は?−1
草むら。大人の腰くらいまであるその草は、容易に彼らの視界を奪った。水の流れる音と、彼の楽しそうな声。それに誘われて、彼は足を踏み出して走った。「由宇君〜?由宇君ーー!?お返事はー!?」ある日の朝の会。出席をとっていたら由宇君の返事がない事に気付いた。ちらっと美祢ちゃんの方を見ると、彼女は今日は一人で座っていた。なぜだろう。俯いて、暗い。いつものかわいらしい笑顔が見るカゲもない。由宇君は来ていない
枕 [613] -
黒髪の少年は5
「ばぁっ!」「うわぁっ!」小さな葉っぱだらけの由宇君が、剣土君を押しやるように驚かして私達から遠ざけた。「ゆ!ゆうくんみっけ!!」「えへへ〜」「なんで でてきたの〜?」「どうせみつかるかな〜とおもって」「あははは!じゃあ、つぎはゆうくんがおにだね」赤い唇の横にえくぼを作りながら、鬼は笑った。由宇君も笑う。鬼はまた、ちらりと私達の方を見たが気付いてはいないようだった。彼らは倉庫から離れ、ジャングル
枕 [473] -
黒髪の少年は3
「あ」由宇君が顔を引っ込めた。倉庫とフェンスの隙間から、遠くに目をキョロキョロさせている剣土君が見えた。「サキせんせい、けんとくんがきた!」「本当だ!ホラ美祢ちゃん、剣土君!」ひそひそ声で話し掛けても美祢ちゃんはエプロンを握る力を込めるだけだった。「でもけんとくん、りゅうくんみつけられないかも…」面白い美祢ちゃんを見ながら微笑する私をよそに、由宇君はツツジの枝の隙間から真っ直ぐ剣土くんを見ていた
枕 [464]