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ミステリに含まれる記事が2060件見つかりました。
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judge
序章「未来の先は」自分には何かが足りない それは何なのかわからない 新しい友達と手を繋ぎ、旧友とは心を通わす 風が気持ちよく流れる懐かしきあの場所へ足りない所は友が埋め足りないものを満たすには存在に問い掛け続け自分が何の為誰の為に生きてるか満たす果ては創世 知る果てには破滅 悟る果てには再生 私の心に残るは架空と虚空に塗れた真実心とは何なのか 脳の刺激が心臓を奮えさせる その程度の構造が何故
FANG [543] -
光と影
プロローグ 暖かくなり始めた三月。日本中どこにでもある閑静な住宅街。 公園で子供を遊ばせている母親達の会話が聞こえてくる。 どうやら例の連続殺人事件についての会話らしい。 恐らくもう何十回もなされた会話だろうが、その特殊な事件性の為か、話題はつきないらしい。 「ホントに怖いわよねぇ。ああゆう事件が起きるたびにうちの周りは大丈夫かしらって、いつも不安になるのよ。」 閑静な住宅街で起きた連続殺
ふかちん [476] -
Kidnapping
部屋に戻り着替えてきた瑶子がほっぺたを膨らませながらリビングに戻ってきた。持って来たショルダーバッグをテレビの正面にあるソファに放り投げてから、三人が座るテーブルにつく。美和が瑶子のカップにホットココアを注いだ。「ありがと。」不貞腐れた口調だが、瑶子は美和に御礼を言った。正面に座っている結子は、コーヒーをふーふーと冷ましながら瑶子に問い掛けた。「渋谷には、なにしにいくの?買いたいものでもあるの?
おぼろづき [435] -
ハーフムーン (28)
「どうしよう…もう豪華賞品なくちゃったよぉ」ミユキがマモルの袖をつかんだ。「ティッシュ要らねぇよ」マモルは投げやりになっていた。ついに抽選はマモルの番となった。スタッフの男がマモルに話し掛ける。「サァーお兄ちゃん!次は何が出るかな〜?何が出るかな〜?」――さっきから繰り返し、ウザい。…マモルは思った。「今から玉の色について、説明しまーす!1等は赤、2等は青、3等は緑…」――もう無ぇよ!!マモルは
翔 [911] -
Kidnapping
瑶子が部屋の整理を始めてから既に三時間が経ち、時刻はもう日が変わり午前一時近くまで回っていた。両親は既に自室で就寝している。いつもながら、彼等の睡眠能力には目を見張るものがある。両親ともに職業柄、休みは取れる時に最大限取ると言う事が身体に染み付いているのであろう。最近のあまりの忙しさに睡眠を削っていた瑶子には心底羨ましく感じる特技である。「隣りの部屋でこんなにうるさくしているのに…。なんで、この
おぼろづき [441] -
ハーフムーン (27)
「サァー!サァー!どんどん豪華賞品が当たってますよ!皆さん、乞うご期待!乞うご期待!」男は並んでいる客に対して、更に気分をあおった。その後は再びポケットティッシュのオンパレードが続き、あと一人でマモルの番というところまで来た。マモルの前には、ヒゲを生やし、金色の眼鏡をかけたスーツ姿の中年の男が並んでいる。おおよそ抽選会場には似つかわしくない、その中年の男は、指に光らせている分厚い黄金の指輪を気に
翔 [926] -
俺×馬鹿
「ハァ、ハァ…。」制服が乱れていく。だが、そんなの気にしている余裕なんて今の俺にはない。最悪だ。朝からその言葉しか出ない。約30分前「だーかーらー!何で俺が親父の弁当をわざわざ仕事場に持ってかなきゃならねーんだょ!?」そう、あのハゲ頭親父が弁当を持っていくのを忘れたのだ。「頼むわよー、お母さんが届けたいのはやまやまなんだけど仕事の方向逆だし…ね?」ぶりっ子しながら言うがそんなのその歳でされてもナ
秋華 [540] -
ハーフムーン (26)
「サギくせぇ…」マモルはつぶやいた。その後も続々と、ポケットティッシュは売れていた。マモルはすでに、やる気を失っている。「どうしたの、マモル!まだ誰も当たってないよ♪チャンスだよチャンス!」ミユキは嬉しそうに、マモルの肩を叩いた。「サギくせぇ…」マモルはつぶやいた。抽選は、眼鏡をかけた学生の番に移っていた。学生が、ゆっくりと抽選箱を回す。すると、例の男が叫んだ。「ワァーオ!これはヤバい!3等液晶
翔 [996] -
気まぐれの代償?
「本当に引き受けて良かったんですか?また警察から目を付けられますよ」革張りの豪奢に椅子に身を預けた二ノ宮に後ろから声が掛かった。二ノ宮がゆっくりと振り返る。立っていたのは、眉目秀麗な青年であった。「小林少年・・・人生とは不可解なものなのだよ」二ノ宮は大きく息を吐いて言った。「まぁ、先生が良いなら構いませんが・・・それと、何度も言いますが私は小林少年ではなく、小田林麗です」呆れたように青年は返す。
一撃 [445] -
サヨウナラ精製水(完)
私は時が経ったので薬がきれたのかと思った…。しかし男は…。「貴方の姿と私の姿は世間には見えません…」私は意味が分からず…。もしかして貴方も発明されたんですか?透明人間の薬を!男は「いいえ…私はあのビルから…(男はビルを指差しながら)飛び降り自殺した者です…もう六年です…。」益々意味が分からない…。私は「貴方は自殺したけど助かったって事ですよね?」と聞くと「いいえ、完全に全力で死んでます…」私は怖
キユデヒ [669]