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ノンジャンルに含まれる記事が5567件見つかりました。
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シャドーオプス35
‐ホワイトハウス オペレーションルーム‐ 「凄いわね…あれがシールティーム?」 「はい国務長官。彼等がシールです。そのシールの中でも、最精鋭部隊デブグルの隊員です」 「武装勢力は結局何人いたの?」 「外に5人、屋内に6人です」 「で、シールは何人で突入したの?」 「二名です」 「たったの?二名?」 「はい、たまたまあの二名が一番速くあの場所へ駆けつけられたものですから」 「それにしても…見事ねえ…
ハバネロペッパー [417] -
シャドーオプス34
綺麗な碧い瞳に金髪の、いわゆる王子様のような白人がにっこり微笑みながら私を見つめている。 「お怪我は御座いませんか?ミス」 とろけるような優しい声で話しかけている。 「い…イエス…イエス…」 「それは良かった。お手をどうぞ。立てますか?」 何?これって夢?恐怖で頭いっちゃったのかな… 私は舌を噛んでみた…痛っ!…現実だ… もう一つの影はタックの縄を切り猿ぐつわを外すとタックの肩を叩いた。 「待たせ
ハバネロペッパー [391] -
シャドーオプス33
男達はタックを椅子に縛り付け猿ぐつわをかませると、私とパムを部屋の隅に座らされた。部屋はタックに向けた照明一つで他は嫌な暗闇が支配している。 「準備できたか?」 リーダーがカメラのセッティングを確認している。 「繋がった」 ドイツ人らしい男が指を立てた。 「見えるか?このゴリラが?…そうか。お前達が見殺しにするんだぞ!わかっているのか?…国務長官自らお出ましか?たいそうなもんだな…このゴリラはアメ
ハバネロペッパー [427] -
子供水先案内人17
こら「駄目だよ。君のだけじゃないんだからね。」男は光を大事そうに抱えた。すると光は大きく拡がり2・3歳くらいの子供が現れた。まだ上手く話せないらしく、手をいっぱいに伸ばして欲しがった。「とーだい、とーだい。」男がいくつか渡してやると、行儀よく頭を下げてから、頬張った。まぁ「可愛いらしい。」婦人はさして驚かない。それどころか、子供を膝に招いて、桃饅を与えている。ありがとう「ございます。本当に、何から
Joe [322] -
雑巾戦争。
ある時、二枚の雑巾があった。少し古い雑巾は兄であり、新しい雑巾は弟だった。二枚の雑巾は仲良く床に擦り付けられ、毎日床を磨いてはバケツ風呂(冷水)の世話になっていた。日が経つにつれ、白かった雑巾も少しずつ黒ずみ新しさと清潔さを失っていった。しかし、雑巾にとってそれはけして恥じる事ではなく、逆に誇りに思う事だった。兄は汚れ、もう清潔さを失ってしまったが、誇らしげだった。しかし、弟はそうは思わなかった。
七曲がり [346] -
シャドーオプス32
冷たい… ナイフの刃はやけに冷たく感じた。 「この女やゴリラどもを助けたかったら、10時間以内に100万ドル用意しろっ!用意しなければ皆殺しにする!」 撮影完了か… 100万ドルか… なんか安い気がする 100万ドルあったら何するかな? 家建てて、それから…あ、こんな事考えてる場合じゃないんだ 部屋に戻されると3人だけになった。 「ねえ、あの背の高い男、ドイツ人よね?」 「らしいな。最近多いらしい
ハバネロペッパー [381] -
シャドーオプス31
「私達は子供達の健康と栄養状態を調査しに来たんです。IDも書類もあるはずです」 私はなるべく怯えた風を装った。「確かに…あるが、どうせフェイクだろう?CIAがよく使う手だ」 !? ドイツ訛り… ドイツ人? やっぱり… 最近ネオナチやイスラム原理主義に傾倒するドイツの若者がイエメンで軍事訓練を受けているという情報がある…アルカイダに組する若者もいるらしい… 貴重な情報になる可能性がある… 色々探らな
ハバネロペッパー [386] -
シャドーオプス30
私もパムも同じように拘束され車に押し込まれた。 男達は無言のまま車を走らせた。 隣でタックがFUCK! FUCK! FUCK!…と小さく永遠と繰り返している。嫌な奴…うっとうしいのよっ!車が大きく揺れたついでに私は思い切りタックの足を踏んづけた。ファック!タックが叫んだ。黙れっ!と声がするとタックがうめいた。どうやら覆面男に殴られたらしい。私は思わずほくそ笑んだ。果てしなく続くのかと思われた最悪
ハバネロペッパー [390] -
子供水先案内人16
あら「分かった?ちょっと古いけど、今の貴方にはちょうどいいでしょ。」婦人は遠くを見るように、一つ息をはく。何故だか「少し前から貴方のことが気になって仕様がなくて、貴方の力になれる様なものを探していたら、」この眼鏡箱が転がり落ちてきたらしい。婦人はなんとなくそれを修理しておいた。といっても「壊れたレンズを取り替えて縁の細工を少し直してもらっただけだけど。」男は、その眼鏡をよく知っていた。この物腰の柔
Joe [354] -
シャドーオプス29
様々な事に憤りを感じながら再び訪れた日本で、私にはしなければならない事があった。 それは、被災地と被災者の様子を映像におさめ、彼に送るこ事。 これは彼からの直接の指示ではなく私の上司からの指示だった。 私の上司…それは… NISー米海軍情報局の情報士官チャック中佐からのものだった。 表向き、私はIT関連の企業に勤務している事になっている。 けれど実際の仕事は海軍情報局の上級アナリスト。 ただ、ティ
ハバネロペッパー [390]