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ノンジャンルに含まれる記事が5567件見つかりました。

 
  • スカバンburn!!-141.5-〜聖二〜 本当の君は?4/6

    ―――3月『卒業おめでとうございます』校内のあちこちから聞こえる声。運動場では卒業生に花やら手紙を渡す生徒達。その様子を俺は屋上から見下ろしていた「…行かへんの?」秋奈の右手に握られた小さな花束「…」あの山岡はひときわ多くの生徒に囲まれていて、ここからでもすぐに見つけられた。秋奈にも見えてるだろう「やっぱりあいつのこと好きなんやろ?」たくさんの花や手紙を貰う山岡は始終笑顔を見せていたが、時折見せる
    きゃしー [332]
  • 腐葉土

    ふわふわで ほくほくで ぬくぬく で かさかさ で しゃんしゃん で ぐぬぐぬ で ぐちゃぐちゃ で ほわほわで つるつるで ぎとんぎとん で がさがさ で ぷくぷくで もわもわで ぐっつんぐたん で しとしと で ぽたぽた で すぅすぅ_いつか たてせん よこしません もいっしょくたに わらいはなしをさかせたいから ゴンゴンなるまに やきつけた けむりがめにしみる・・・・まだまにあうかな・・・・
    nihiril [582]
  • スカバンburn!!-141.5-〜聖二〜 本当の君は? 3/6

    「聖二!待たせてごめん!」学校が終わったら少し離れた公園に集合。それが俺と秋奈のいつもの約束だった「何しとったん?」「うん…」あんな風にはにかむ彼女は見たことがない「野球部の…山岡先輩、知ってる?その先輩と話してた」それから少しずつ山岡という名を聞くようになった。俺は相変わらず面倒くさそうに話を聞きながら、だんだん自分のなかで膨らむ気持ちを必死に奥底へ沈めたそして、ある日―――「おい、聖二!3組の
    きゃしー [329]
  • スカバンburn!!-141.5-〜聖二〜 本当の君は? 2/6

    それから俺らはよく2人で帰り会話もするようになったただ、同級生や知り合いが居る校内ではどちらが言い出したわけでもなく他人のように振る舞うことが決まりとなっていた秋奈は相変わらず常に笑顔で“いい子”を演じていたし、俺も相変わらずそのことには触れなかったけど、廊下ですれ違えば誰にも気付かれないようにこっそり舌を出したり俺に向かって変顔をする。それからたまにこっそり俺に人差し指を上にむけ合図することもあ
    きゃしー [324]
  • スカバンburn!!-141.5-〜聖二〜 本当の君は?

    俺が秋奈に出会ったのは中1の春。なんとなく入った部活にあいつは居て、目があえばにっこり笑う、そんな奴だった。やたらと部員の多い部で、会話する機会もなく数ヶ月が過ぎたころ、俺は思いがけず“穏やか”で“清楚”で“優しい”人気者の彼女の裏を知ってしまった「…ウザい奴らばっかし」誰もいない部活後の音楽室。忘れ物を取りに一人戻ると、その音楽室に秋奈が居た。彼女はそう呟いて丸めた楽譜を壁に向かって投げつけた。
    きゃしー [344]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -141- つ る

    ―――ち「翼は?!どうやった?!」拓朗達が伸昭の家に帰ると真っ先にちひろが訊いた拓「ああ…まあ元気だよ。大丈夫」ち「ほんまに?」拓「なんか俺もようわからんけどまだあいつには右手がある感覚があるらしくて…信じられへんって笑ってたよ」ちひろをなだめながら2人が部屋に入ると、ベッドの上で今朝よりだるそうな表情で折り紙をおる伸昭、そのベッドの傍で同じく鶴をおる秋奈がいた拓「何してんの?」秋「鶴おってる」聖
    きゃしー [350]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -140- つよがり

    ――聖「どうやった?」拓朗が病室を出ると廊下で待っていた聖二が訊いた拓「…笑っとったわ。冗談まで言って…どうしていいか分からんかった」聖「そうか…」2人は静かに出口に向かって廊下を歩き始めた聖「…波音は疲れて寝ちゃったって。さっきタケからメール来てた。慶太郎達も今日帰ってくるらしいけど、慶太達には俺とみっきーで話すからって」拓「そう…あのさ、せえちゃん…その…」聖「秋なら伸昭の家へ行ったって。」拓
    きゃしー [344]
  • こちらがわ と あちらがわ めぐらせ たもうて つながり つなぎ つなぎとめよう ひろげ すすめて ひろげ ひらきて めいきゅういりにて ご りん じゅう こちらの あちらを のぞかせ たもえば おのれ たもてず てあし うばわれ くち くすぶれば くちうけ たもうと どう どう めぐり いみしんちょう いみしんちょう すこし なぞりて なぞり もどりて るーぷを るーぺで いざなうむこちらとあち
    nihiril [412]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -139- フック船長

    拓「…」美「…」1時間後、2人は病室に居た重い空気の中、拓朗の声だけが響いて、結局美弥は一言も何も言わずに下を向いていた。一方翼も天井をじっと見つめたまま、瞬き一つしなかった。彼から目を離さず拓朗は全てをはっきりと告げた。そして話し終えると、翼のどんな言葉も行動も、全て受け入れてやろうという覚悟でまっすぐ彼の横顔を見つめたしかし―――翼「…あはは!そっか!」突然の笑い声に2人は耳を疑った翼「そうか
    きゃしー [359]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -138- 一人にしないで

    拓「秋!!」秋奈を追おうとすぐに伸昭と拓朗が立ち上がりかかったが、拓朗は聖二を見て座り直した光「ここで喧嘩してどうすんの?それこそ意味ないやんか!」拓「…せえちゃん、秋は…」聖「伸昭」拓朗の言葉を遮って、中途半端に動きを止めたままの伸昭に声をかけた伸「…」聖「行ってやって」拓「…!」その言葉に拓朗は全てを悟った気がした。伸昭は黙って秋奈の後を追った――――――伸「そのすぐに逃げる癖、直した方がいい
    きゃしー [385]
 
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