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ノンジャンルに含まれる記事が5567件見つかりました。
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スカバンburn!!〜夢〜 -102- 嫌われ者のベーシスト
聖「…ったく、あいつ…」秋「そんなにノブ君が嫌いなんかな」伸「何ででしょう…(-_-;)…まあ思い当たる出来事はありますけど」美「…」光「そんなに…辛かったんかな…」拓「毎日ここに居って、慶太郎が仕事に向かうのを見てるから尚更やろ。…はぁ…とりあえず俺、あいつ迎えに行ってくるわ」そう言って拓朗が立ち上がったち「…ごめん」拓「…ちひろ、お前が謝る必要ないって。な?」拓朗が笑ってちひろの肩を叩く伸「
きゃしー [327] -
スカバンburn!!〜夢〜 -101- わかってるのに
翼「…何でや…何でやねん…」翼の目に滲む涙美「翼…」翼「何で…こんなに遠いねん!!…俺は…頑張ってないっていいたいんかよ…慶太郎は夢叶えたのに…俺の方がずっと苦労してんのに…あいつだけが…」――こんなこと言いたいんじゃないのに――ち「慶太郎が夢を叶えられたのは達也君の弟やったからじゃないって言ったのは翼やんか!何の苦労もなしに夢を叶えられたわけじゃないって翼だって一番わかってるでしょ?だから…」
きゃしー [373] -
スカバンburn!!〜夢〜 -100- ベースはいらん
ち「…」伸「…(-_-)?」翼「…」黙ったままテーブルを囲んで座る3人。その3人を離れた所から眺める拓朗ら5人。光「なんか…不穏な空気…」拓「何、どしたん、あいつら(-_-;)」秋「ちぃちゃんが話あるねんて」聖「あの2人、喧嘩にならんやろうなぁ」美「…」伸「…で?話って?」翼「…」ち「今…僕らのバンドには翼と僕しかおらん。つまり…ベースがおらん。だから…」翼「!…まさか、お前…!」だるそうに座っ
きゃしー [340] -
流され続けたら、、、
僕は長い間ずっと平坦な道を歩いていたんだ。その道はけして標高の高い場所ではなかった。君と出会ってその道より、もっともっと高い場所に引き上げてくれたね。新しい道は迷いながらも楽しくて、嬉しくて、心が踊ってた。今でもすごく感謝してるよ。君とが終わり、その道も行き止まりを迎えた。僕は新しい道を探して、一つの道を進み出した。進み出したら、停まることの許されない道だと知りながら。今までこの道を、何があって
鏡 [448] -
世界一のカフェ
昔からコーヒーが好きでよくカフェというかコーヒースタンドで飲んでいた。お気に入りだったドトールは潰れて今はサンマルクカフェになっている。まあ、しかたなしにサンマルクカフェで飲んでいるけど。でも今はサンマルクカフェよりもお気に入りのカフェが一つある。東武線のH駅にあるそのカフェは駅から降りてすぐ。荒川が見える場所にあり、店員もいなく、メニューだって二、三種類。セルフでコーヒーを注文し、お気に入り
じゅん [348] -
スカバンburn!!〜夢〜 -99- 1人と2人は違う
伸「改めて、おはよー」秋「…おはよ」ようやく秋奈がでてきた時、すでに聖二と拓朗は部屋に戻っていた秋「1人?」伸「皆はお部屋。一応俺、お客さんやのに、ほっとかれてんの。だから相手してよ」秋「……いいよ?」ボソッと答えると、伸昭はニコッと笑いかえした秋「…」そんな彼を無視して秋奈は向かい側に座った秋「…」伸「…」秋「…何か話してや」伸「秋ちゃんが何か話してよ」秋「自分が相手しろって言ったんやんか」伸
きゃしー [363] -
スカバンburn!!〜夢〜 -98- 本当の標的
伸「秋ちゃんが関係してるって…?」聖「この拓朗にきた手紙。この手紙にある“彼女”って、秋奈のことじゃないんかなって。今、秋奈は拓朗の家に泊まってるわけやし、そう勘違いされんのも無理ないやろ?おそらく、秋奈が二股しとって、お前はその浮気相手で、拓朗は二股かけられてる男やと思ってるんちゃう。それで、お前と秋奈には悪口で、拓朗には忠告なんちゃう?」伸昭の言葉に聖二が落ち着いて答えた伸「…なるほど…」拓
きゃしー [356] -
スカバンburn!!〜夢〜 -97- 僕はバンドがしたい
――別の部屋ち「ねぇー翼ぁ、何でそんなに元気ないのさー?」無造作にひいた布団に寝転がってる翼に退屈そうにちひろが尋ねた翼「…別にー…眠いだけ」ち「でも最近ずっとその調子やん」翼「うっさいなぁ…ほっとけって」ち「…僕は早くバンドしたいのにな…」翼「…」背を向けたままの翼。ちょうどその時、ノックの音がして光希が顔を出した翼「何ー」雑誌を眺めたまま不機嫌そうに翼が聞いた光「あ…ごめん、タイミング悪かっ
きゃしー [382] -
続いた世界のある結末(7)
「それで?それで?翅さんと設楽君はどうなったの?」小さな少女が興味津々と聞く。近くで暖炉の薪がパチパチと火をあげている。その声にこの世の大半を知り尽くした老婆が答える。「…結局翅の呪いを解く方法は見つからなかった。設楽は心を無くした翅の体が死ぬまで看病を続けた。翅が死んだ朝に、死体を処分すると、姿を消した。」「翅さん…直らなかったの…」「普通に物語なんてそんなものなのよ。禰々(ねね)」悲しそうに
若瀬祥 [432] -
続いた世界のある結末(6)
足を止めなければ希望が見えてくる。信じていれば必ず報われる日が来る。僕は何度翅に言っただろう?自分に言い聞かせる様に、この五年以上もの間。それが何度彼女を傷つけただろうか。きっと僕がそう言う度。宛のない希望にすがる度。彼女は叶わない未来を嘆いた。その押し潰されそうな感情を、必死に表に出さないようにしながら。そしてその先に在るものが僕らの未来になることを。「そんなの、嫌だ…」本当に恐れている。だけ
若瀬祥 [394]