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スカバンburn!!最終章 -117- お疲れさまの拍手
――拓「5位かぁ…」秋「ギリギリ入賞やな」会場の外――先ほどまであんなにいた人々が、今は全く見当たらない。幅の広い階段に9人は力なく座っていた。翼「終わっちゃった…な」美「うん…」秋「そっか…終わっちゃったんか……」拓「うん…終わったんや…」皆「……」黙り込む9人。その9人に近づく人影。その女性が彼らに声をかけた「聖二」振り返った聖二の目が見開かれ、翼と猛は慌てて姿勢をただした。聖「母さん?!」
きゃしー [349] -
ブレインハック7
訓練を始めて、一ヶ月がたった。俺もこの一ヶ月で、心の読み取りが上手くなった。と言っても、深島には全く敵わない。それを悔しいと、強く思っていた。そんな時、悔しさを吹き飛ばす出来事が起こった。いや、むしろより悔しくなった出来事かもしれない。「レイ君、今日は深島の取り調べをみてもらうわ。」森野が真剣な顔で言ってきた。「深島が取り調べされる?なんで?」「そうじゃなくて、彼が犯人を取り調べするのよ。」森野
ブレインマン [356] -
タウンキーパー 4 〜ペアに早くも亀裂?〜
シャッター通りが続くだけの、寂しい通りだ。「…。」2人は無言で歩き回る。「あの…。」「…。」河内は話をしようとする。しかし、「黙っててもらえる?」「そんな…。」「街づくりコンサルタントは、失敗は許されないのよ。街づくりに失敗したら、永久的に会社に泥を塗ることになるわ。」「…そうですけど…。」「けど何?」河内は、黙ってしまった。「街づくりコンサルタントをなめないで。仕事に集中しなさい。」すると大山
るー6 [314] -
タウンキーパー 3 〜地元商店街再生?〜
「おはようございます?」5人は、あまりの威勢の良さに驚きつつも、お辞儀をして迎えてくれた。「君が…河内くんか。」「はい?」「良すぎる…返事だ。私はここの所長の原田だ。宜しく。」「よろしくお願いします?」河内は勢い余ってお辞儀したら机に頭をぶつけるというありきたりな笑いを取ってしまった。「とりあえず…みんなに挨拶を。」原田からそう促され、大介は挨拶した。「河内大介です?血液型はO型?趣味は体を動か
るー6 [287] -
スカバンburn!!最終章 -116-
どこに行っても、何をやっても不安は消えない。でも、いつだってその不安がかなわない不安なんかよりもずっと強い大きなものがあるからそれさえ見失わなければ忘れなければ…そっか、結果とか評価とかそんなのより大事なのは私がやりたいかどうかだここでずっとキーボードやんのも悪くない。それか運よくいい人と出会って結婚でもいいかも。でもね、まだ4歳の私がピアニストになれること信じて笑ってて、その夢を叶えようとして
きゃしー [355] -
番外編 スカバンburn!! (4/4)
それからのことは、この小説を読んだ人は知っているだろう。私は結局、バンドに加わって、逃げ出したはずの音楽に、またしがみついてる。何度も嫌いだったらよかった、もうやりたくない、やめたいって思た。でも、やっぱり嫌いになれない。ピアノが好き音楽が好きやっぱり嫌いになれない。だから、私はもう諦めた。嫌いになれないなら、やっぱり私はピアノをやめることはできない。もし両手がなくなって、ピアノが弾けなくなって
きゃしー [318] -
番外編 スカバンburn!! (3/4)
「あれ?残りは?」入ってきた二人にお兄ちゃんが声をかける。「遅いからおいてきた。あ、いつもの部屋で」眼鏡をかけた方が答えた。「3のDな。あいつらもうすぐ来る?」「多分。」ちらっと目をやると、もう片方の男子と目があってしまった。「慶太郎、最近はどうや?」お兄ちゃんが黙ったままのその彼に声をかけた。「絶好調。」笑いもせずに彼は答え、二人は行ってしまった。そしてそう、この十数分後、この小説の始まりの時
きゃしー [322] -
番外編 スカバンburn!! (2/4)
“国際ピアノコンクール1位”“○○音楽コンクール優勝”たくさんの賞。気づけば私はどんどん上へのぼりつめていた。でも、上へ行けば行くほどいつかおちていくかもしれないという不安が襲う。上へ行けば、待っているのは下。先へ進むのが恐くなるでも、楽器は素直だ私の不安は音に伝わってしまったらしい。“正直期待外れ”“背伸びしすぎたか”多くの批評。私はもう、疲れていた「光希、ちょっと俺のバイトについてこい」下を
きゃしー [308] -
番外編 スカバンburn!! (1/4)
〜♪毎朝聞こえてきたのは、クラシック。モーツアルト、ベートーベン、リスト、ラヴェル、シューマン、エルガー、バッハ、シューベルト…小さい時から私はたくさんの作曲家を知っていたし、たくさんの名曲を知っていた。そんな中、私が何より好きだったのがピアノ。だからピアノを弾くお兄ちゃんが羨ましかった「あーもうピアノやーめたっ」そう言ってお兄ちゃんは椅子から飛びおりた。「お兄ちゃん、ピアノ弾かないの?」「もう
きゃしー [313] -
さんちゃん「いわき物語」第一部最終章
しかし考えてみれば残り一人に不良がなったので話し合うより蹴散らした方が早いので蹴散らすことにしたフェイントをかけ軽く腹を蹴ったつもりが積み重ねられた不摂生から僕の身体も硬く相手の金的に入ってしまったあらら…まっいいか蹴散らし満足そうな真奈美の手を引き東急ホテルに入ったあと二時間かぁ…真奈美は若く一応浮気せずにいい子でいるようなのでしっかり満足のおねだりをする…そして面白い…僕の一番苦手な歌のフレ
さんちゃん [440]