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定時制2
定時制に入学して1日目は楽しいとは言えなかったみんな私服で自分よりも年上の人達だ同い年らしき人もいたが話しずらかった昼に仕事をしてからは年齢を聞いて驚く人や通行人からは白い目で見られる事が多くなった私はみんなが言っていた通り定時制はあまり良いものでは無いのだとその頃の私は感じた定時制にも慣れてきた頃に初めて友達が出来たその人は私よりも年上だったけどとても優しい人だった、その人の話しを聞いていると家
十六夜 [727] -
定時制
私の中にある定時制は夜に勉強昼に仕事年齢が関係なく色んな情報を持った人達が通う学校そんなイメージしかなかったので通う事になった時は正直ショックだった両親も定時制についてはあまり良いイメージはなく行かせたいとは思っていなかったが私立に行かせる余裕もないので定時制に通う事になった学校の中には定時制に行くと言っている生徒もいたが殆どが私立か都立だったどの友人に聞いても定時制のイメージは悪いものばかりで先
十六夜 [680] -
劇団ドリームシアター(7)
「美佳〜、この前いらした、南川さんと石村さんって覚えてる?」 「もちろん!楽しかったし、また会いたいよね」 「その石村さんって人からメールあったよ!『今度、お笑いのライブ見に行きませんか?また、お店にも寄らせていただきます』って」 「あっ、私にもあった。南川さんからもね」 2人は、あの日以来、お店にとどまることが許された。 義則と哲次が、2人を指名してから、2人の心になんとなく余裕が生まれ、それと
YOSI [460] -
チンゲンサイ。<58>
不思議だ――鈴木と別れてから、俺はしばらく放心状態に陥っていた。今の俺は自信に満ちている――身体の奥底からみなぎるパワーが満ち溢れて来るようだ。家に帰って家族に伝えよう。ユキエに――リョウに――ユウに――仕事を辞めた事で、こんなにも大切な物が周囲にはたくさんあったのだと言う事に、こんなにも気付かされた。家族――友人――そして、俺を取り巻く周囲の人達に俺は今、凄く感謝している。
麻呂 [436] -
チンゲンサイ。<57>
* * * * * *職安通いの日々が着々と過ぎて行き、また、新たなる季節が早々と訪れようとしていたある日の午後、俺は、いつもの様に公園のベンチに座り、一袋50円のパンの耳をかじりながら、求人情報誌をぼんやりと眺めていた。今日のパンの耳は格別に美味かった。何故なら、ユキエが油で揚げ、砂糖を塗してくれたからだ。何の変哲もないパンの耳だが、一手間掛けると、こんなに美味いのか。心地好い風に吹かれながら、
麻呂 [410] -
劇団ドリームシアター(6)
「木村さん…ごめん、守口さん頼みがあるんだけど」 「まだ、木村でもいいですよ〜。新婚とはいえ、まだ経済的余裕ないですから。しばらく、子づくりの予定もないですから。それに,まだ市役所に届けてないんですよ」 「えっ?なんで?」 「2人とも忙しくて、まだ安定してないんですよ。経済的には。2、3ヵ月先ですよ」 「へえ〜…」 「で、仕事ってなんですか?」 「あっそうそう、俺たまってる報告書を、まとめなきゃい
YOSI [417] -
ニューブリテン島からの声2
第二話 死者の声 前編声のする場所に明は向かった。向かう先はジャングル、バトルアーマーは、道の悪い所や狭い所でも高速移動が可能な『ポリスモード』に一対の飛行ユニットを腰に着けジャングルの中を飛ぶ。「ちょっと!待って!」知加江が飛行形態のスカイモードで追いかけるが狭い所の高速移動ではポリスモードには勝てず、なかなか追い付けない。本来ポリスモードには飛行機能は無いが、明と久理主は追加装備の飛行ユニット
猫空 [521] -
飛んでも世界20
第二十話 祝二十話「飛んでも世界二十話到達、御目出度う!」飛んでも世界の出演者一同がクラッカーを鳴らしくす玉を引いた。「何だかんだで二十話ね」清美がこれ迄を振り返ると。「私、主役なのに出番少ないじゃない?」清美は叫ぶが、進美等はそれを無視して話をすすめる。「これからも飛んでも世界出演者一同、頑張ろう!」「おー!」「ちょっと!私を無視しないで!」「二十話到達、御目出度う御座います!」近日公開の『お化
猫空 [490] -
劇団ドリームシアター(5)
「どーも〜、サラで〜す」 「茜で〜す。ご指名ありがとうございます。」 「どーも、南川って言います」 「石村って言います。よろしく」 「今日は、お仕事帰りですか?」 「いや、前に、この店に行ってた人に教えてもらってね。今日、俺達仕事休みだったんで、『素敵な女性と飲むか〜』ってゆう結論が出て、ここに来ました」 「素敵な女性〜?私がですか?茜はそうかもしれないですけど、私は魅力ないですよ〜」 「サラさ
YOSI [447] -
飛んでも世界19
第十九話 漸くの出番です。テーブルの上に高く積まれた見合い写真を見て、計算冠咲香(けいさんかんむりさきか)は溜息をつく。「はぁ・・・・何でこんなに・・・」彼女は清美等六人の通う高校の教師で、一年生である陽子、漆美、由理香の担任である。溜息をつく咲香を見て、兄に計算冠達哉(けいさんかんむりたつや)がこう言った。「母さん、よっぽど孫の顔が見たいんだな」「もう、兄さん他人事と思って!」因みに、達哉も教師
猫空 [514]