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その他に含まれる記事が2136件見つかりました。

 
  • わからないままで[5]

    何でコイツはいつまで経っても自分のやっていることの罪深さ(?)がわからないのだろう。 はっきり言って、馬鹿だ。「そーいや秋里。もうチャイムが鳴ってるけど、教室行かなくていいの?」 小谷が首を傾げる。私は後ろめたくなって黙ってしまった。「あ、そうか」 唐突に小谷が手を叩く。「サボりかぁ〜。私も昔はよくやったよ」 あんたは何歳だ。「ま、いいよいいよ。サボらなきゃ学生じゃないよ! 秋里は間違ってない
    佑久  [425]
  • かんちぇさんへ

    かんちぇさん♪日記読ませて頂きました♪ありがとう?うん。私も一応商業高校だったの。工簿は2年になってからの選択教科で、商簿よりも好きでした。かんちぇさんの学校は、凄いなぁ?全国的な大会にも参加されているんですものね??日商の3級を全員が受からなきゃならないのですよね??私の学校は卒業までに全商の3級を取らなければならなかったんだけど、凄いレベルの差ですね(笑)だから、卒業までに日商1級合格を目指
    麻呂  [494]
  • わからないままで[4]

    私が拳を固めると同時に、小谷(♀)がぱちりと目を醒ました。 悪運の強い野郎だ。 小谷はゆっくりと伸びをして、キョロキョロと室内を見渡し、それから私を見て驚いた顔をした。「あれ? もしかしてもしかしてここ学校? え、ヤバ。僕とか昨日の夕方から記憶がないんだけどっ。てゆーか、君は何でそんな殺気立ってるの? ちょ、暴力変態!」 小谷が叫ぶ。私は呆れてしまった。「また放送室で寝泊まりしたわけ? そろそ
    佑久  [391]
  • わからないままで[3]

    私は怖いから、もうこの教室には入れない。 少なくとも、何で怖いのか分かるまでは――。 私は諦めて溜息をつき、身体を反転させて教室を後にした。 行く先は決まっている。 放送室に立て篭もるのだ。 放送室に行くと、中では小谷がぐうぐうと暢気にも朝寝をしていた。 二度寝かよ。 何だか無性に殴りたくなって来た。
    佑久  [406]
  • わからないままで[2]

    もしこの扉を開いてしまえば、またいつもの喧騒や穏やかな笑い声が聞こえ、きっと安心出来るのだろう。 でも、私には引く勇気がない。 何だか酷く不安な気持ちが湧き出て来て、扉を開いても何もないのではないかと疑ってしまう。 何でだろう。『何を失うのが怖いの?』 唐突に姉の声が頭に響き渡る。そうだ。私は恐れているんだ。なくなってしまうことを。
    佑久  [394]
  • わからないままで[1]

    泣かない。 泣く訳がない。 それなのに、涙が溢れて来るのは何故だろう? 私は赤く腫れた目をごしごしと擦って、階段を昇った。昇った先には、見慣れた教室がある筈だ。 息を切らしながらも階段を昇り切って、私は扉に手を掛けた。 引けない。 私はもう、この扉を開けられない。
    佑久  [429]
  • いつもの場所で?

    「お待たせ!」 元気の良い声が、義人の背後から聞こえた。 そう、半年前に知り合った「りお」とゆう子だ。 「お久しぶり。元気でした?」 「うん。義人さんも、元気でした?」 「バカは、風邪ひかないんで(笑)。お店の方は、忙しかった?」 「そこそこですよ〜。でも、うちのお店って、ある所と一緒で、観光の方が多いですよ〜。義人さんみたいに、また来てくれる方は、なかなかいませんよ」 「でも、ありがとうね。
    YOSI  [407]
  • カノンさんへ

    いつも作品を拝見させて頂いております。“前の私と今の私”を読ませて頂いた時に、私はカノンさんに伝えたい言葉がありました。負けないで!!この厳しい世の中で生きて行く為には、ある程度の開き直りも必要ですよ。イジメはね、子供たけではなく、大人の世界にも勿論あります。生きている以上、避けられない試練だと、人が人である限り、仕方ない事なのだと、そう思う事にしましょうよ。カノンさん、私もイジメられた事ありま
    麻呂  [765]
  • いつもの場所で?

    「まず、ラーメン屋いくか?」 義人の一言で、二人は、事前に調べていた、評判のラーメン屋に食べてに行った。 「すげえ列だなあ…ところで、店何時からよ?」 「7時からだよ。あっ、メールだ」 「誰からよ」 「例のお店の子からだよ」 「なんだって?」 「時間あるから、同伴してくれないかって」 義人は、あまり乗り気でない表情を見せた。 それは、明らかに哲彦に気を使っているのがわかった。 「向こうも、お客
    YOSI  [433]
  • 波のように

    人生は波のように浮き沈みを繰り返す。いいことがあれば悪いこともあるし、平均すればちょうどおなじぐらい。幸せな時は、不幸など分からない。不幸な時は、幸せに気付かない。そうやって紆余曲折経てたどり着く先は、真ん中だ。人生は真ん中がいい。ただ、それを見つけるのは難しい。
    放浪者  [415]
 
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