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君からの手紙?
その封筒を、見た勇一は、携帯でやりとりする以前、2人が交流する手段であったものの一つだった手紙を思い出していた。 封筒の色は、由美のお気に入りだった黄色だった。 「その封筒…懐かしいです。由美が気に入っていた黄色の封筒です。」 「そうでしたね。この封筒に手紙を書いて入れる時の由美は幸せな顔をしていました…」 嶋野の言葉に勇一は、こみ上げてくるものがあった。 それだけに、由美の消息を、もっと早く
YOSI [477] -
(仮)消えた男…陰の薄い恋…18-2
小田 真理は一気に話し終えて崩れて座り込んだ!抜け殻のようにグッタリとして動かない…轟刑部「全く焼死した浦道 徹は、お粗末なヤツだが…女って言うのは本当に恐ろしいな!」女神「あら!心外ね!優しくて良い女も、ここに居るんだから!それよりも、この状況で余裕こいてて良いわけ?」確かに今の状況は物凄く危険な雰囲気だ!…誰が味方で…誰が敵なのか?…轟刑部「ところでアンタは誰?何者?」女神「アンタは失礼ね〜
月の狼 [378] -
(仮)消えた男…陰の薄い恋…18
2.絶望轟刑部「おい!…そこのアンタ!なに言ってるんだ!?安野 丈 は火事で焼死したんだろ!?…」小田 真理は轟刑部の言葉にハッと我に返った!しかし錯乱してるせいか…全身が震えて今にも凍死してしまうようにも見える…それでも必死に語りはじめた…真理「火…火事で死…死んだ…のは…同…同僚の…浦道…浦道 徹(ウラミチ トオル)よ…」香「えっ!?…浦道 徹って…あのプロジェクトチームの!?」真理「えぇ…
月の狼 [366] -
私と結衣の物語
私は、友情なんてくだらないと思っていた……ある日のことだった。その少女と出会ったのは……その子の名前は、「結衣」。この子との出会いは私のこれからの人生を大きくかえることになるなんて今は思ってもみなかった。「おはよぅ!」「ぉはよ…」朝、学校の校門で、いつものようにあいさつをかわす。これが私の日常となっていた。教室に入る。私と結衣は同じクラス。入ったとたん教室全体がざわつく。みんな冷たい目で私達を見
メロディー [435] -
色彩
願わくばその色を我のものに・・・ 叶わない想いとともに人は生きてゆく。 その色は欲求。 魅惑的な色に誰もが騙される。 騙されるとわかっているのに・・・。 存在など不確かなもの君という存在は本当に在るのだろうか・・・。 それが分からない以上僕は此処に留まる必要もない。 だからゆっくり堕ちるのみ。 僕の色彩は君。 君と云う名の欲求
涼姫 [370] -
君からの手紙 ?
「由美は…知ってたんですか?自分の病名を」 「体調を崩してから、検査して、私だけ病院の先生に呼ばれたんですが…」 「由美に知られたんですか?」 「そうです。聞かれてたんです…」 おそらく、知った時の由美のショックは、相当だっただろう…だが、勇一の前では、そんな素振りは、一切見せなかった。 それだけに、明るい彼女を見ることが多かった勇一には、残念でならない。 「残念です。きっと、由美の病気を知っ
YOSI [514] -
君からの手紙?
「荒木さん、15年前、由美があなたの前から姿を消した理由ですが…」 語りはじめた嶋野の口から、その理由まで聞ける。 勇一は、どうゆう理由であれ、覚悟を決めていた。 「実は、由美は病気だったんです。」 「え?病気?」 「そうです。ただ、そうだとわかったのは、姿を消す2ヶ月前くらいだと思いますが…」 …そんな。自分には何も言ってくれずに、消えてしまったのか… 「…あの」 「はい?」 「由美はなんて
YOSI [458] -
君からの手紙?
やりとりを見ていた女は、複雑な思いでいた。 なんで、この荒木とゆう人は、恋愛に貪欲ではないのだろうか? 何度か思いを寄せられているようだが関心をあまりしめさないでいる。 その原因がどうも15年も前に連絡が途絶えてしまった女性にあるらしい。 そこまで、引きずってなんになるんだろうか?と… (女)「あの、ちょっと聞きたいんですけど」 (男)「はい?」 (女)「男の人って、わりと過去の恋愛にこだわる
YOSI [593] -
(仮)消えた男…陰の薄い恋…17-2
轟刑部「見た目は本物みたいだな!デスクは、ここに有る!しかし…このデスクが5千万でも安いって言う程の品物だとはな!…一体、このデスクの中身は何なんだ?」牧刑事「轟刑部に言っても理解出来ないデータですよ!ただ世界を揺さ振る程のデータが入ってるって事ですよ!私が見たって解読出来ませんけどね…しかし私を軽々、投げ飛ばせる凄腕のお嬢さんを良くケガをしてる轟刑部が縛れましたね?」轟刑部「オマエとは頭が違う
月の狼 [353] -
(仮)消えた男…陰の薄い恋…17
1.絶望伊井 香 は部屋の中で椅子に座っていた…ボロボロの椅子だ…今にも脚が折れてしまいそうな椅子に縛られて座っていた…部屋も直ぐに崩れてしまいそうな部屋だ…部屋って言っても広い部屋だ…30畳は有りそうな広さだ…キッチンもテーブルもテレビも無い…何も無い部屋だ…部屋と言うより物置と言った方が相応しい…そんな所で伊井 香 は縛られていた…その縛り方も、お粗末な縛り方で伊井 香 なら簡単に抜けられる
月の狼 [362]