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詩・短歌・俳句に含まれる記事が7357件見つかりました。
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かりそめ造花
手招き誘う女豹の声人で賑わう潮の香楽しみましょうまだ早い、宵の口盃に微かに揺れる華の色あなたに貰った簪が虚しくちりりと震えます戸の奥の布が擦れる音規則的な不協和音妖姫の舞う夜障子の中で軋む人影唇を噛めば着物の裾が濡れる
薔薇姫 [353] -
サンダークラップ
唸る雨音遠くの空が割れる濡れないように箱に閉じ込めた灯は息苦しさの中で消えた嵐の夜怯える君を守ると誓った幸せを知った夜それはもう思い出の欠片君が口ずさむ懐かしい、あの曲掻き消され途切れ次第に消えてゆく水を切る車の音窓を打つ槍言い様のない違和感泣き腫らした目音のない寝顔君はもう微笑ない風に当たろう途切れた歌の続き口ずさみながら
薔薇姫 [350] -
嫌い嫌われ○○秒
君を嫌って 六十秒用意するのよ 手榴弾世界を嫌って 二、三秒ぶっ放すのよ マシンガン妄想上の黒猫さんに発砲したら 心が消えた。君を嫌って 一年半錆びてしまった 手榴弾僕を嫌った 千年間弾切れになった マシンガン表面上の友達三人発狂したら フラリと消えた。ねぇ 愛してるけど憎たらしいのよきらい、きらいと自己嫌悪。ねぇ 私が悪いのキミではなくってごめん、ごめんと自己責任。表彰状の順位は三位見上げてみた
十日十月 [500] -
期待なんか
期待なんかしていない私が待ってと言っても彼らは待ってなどくれないのだから期待なんかしていない私が追い付こうとしても彼らは逃げるのだから期待なんかしていない私が言っている事に彼らは耳などかしていないのだから期待なんかしていないこれまでもこれからも期待なんかしない
十六夜 [529] -
真実の愛
「二人の愛は永遠に続く」陳腐な表現が私の胸にガラスをねじ込む。愛とは何で、真実はどこに眠るのか。朽ちることを恐れた世界は、いつしか保存することを学んだ。永遠に咲き続けるドライフラワー。情報化された古びない本。林立する墓石。人は存在を留めたがる。すべての生き物は死を怖れる。だけど、陳腐な表現でしかないけれど、「命は消えるから美しい」有は無に帰すから価値が生まれる。だから、冷酷な冬のように凍結された永
アイ [411] -
なんで?と聞いて納得したことあるか
わかっているのは自分くらいなものでわらうくらい孤独なものぼくは自分のことしかわからないこの手はいつもなにか掴む気になっているのにいつもからっぽの手が見えるこの足はいつも先を向いているのにまるで石のようにその場から動かないこの顔はいつも他人に笑顔を見せるのにこの目はいつも他人の顔に映る自分を見ているぼくは嫌というほど自分を知っていて五体すべて手に取るようにわかってしまうだからなんで?というもうそんな
しんとも [354] -
ボクャム宣言
無条件で明日がくるこの世界は切なくなるほど優しい
ちぃ [289] -
日常
“良いこと”と“悪いこと”“幸せ”と“不幸せ”みんな平等に交互に代わり番コに訪れるのだと思っていた幼くて恥ずかしいのだけれどそれが神様の役目だとも思っていたアタシの胸の奥にポッカリ空いた穴はどれだけ時間が経っても塞がることのないままどこにも誰にもぶつけられないまま一生懸命にずっとずっとずーっと駆け抜けてきたのにアタシはどこかで間違えてしまったのかなぁ
naho [603] -
運と縁
運と縁は似ているね読み方も見た目もかたちも似ているねんの文字で終わる所もおんなじだ身の上にまとわりつくのもおんなじだ何かをね運も縁も呼び寄せる何かにね運も縁も引かれてく運を信じ縁を求め縁を信じ運に任せる賭けて繋げて続いてく今までもこれから先も続いてくずーっとずっと続いてく賭けて繋げて心のままに流される日もあるんだよそれも運と縁だから直視するのは怖いよね受け入れるのも怖いよねすべて受け入れ飲み込めば
にー。 [357] -
約束
必ず お前を見つけようお前が私に遺したもの温かさ 笑顔 幸福感 喜び 希望 満足感そして愛する心欲してはいけないもの全てを私に遺してくれた幾千幾万年待とうとも必ずお前を見つけようこの命尽きるまで
Joe [300]