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詩・短歌・俳句に含まれる記事が7357件見つかりました。
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花火
空を彩るはずの花火見上げればどこからでも見えていた大輪の花はビルの隙間に隠れて打ち上がる音すら雑踏の騒音にかき消されて気付いたことを「運がよかった」とさえ思うアタシは誓ったはずだ必ず夢を叶えるとアタシは決断したはずだここで生きていくと退屈だった田舎一際大きく見えていた花火アタシの宝物たちここで大切なものを見落とさないようにずっと垣間見える花火に気づけるようにアタシらしく生きていこうアタシのペースで
naho [407] -
この眼差しが溶けるまで
遠く置き忘れた光は世界を汚して消えましたまるで最初から何もなかったかのように変わり果てた夢は心を砕くものでしかなくカタコトトタンと普通を生きる私の中、乾いた音を立てて転がるのです曇った現実は私のせいこの目が欠陥品だから何も映してはくれないからでもそれなら、この耳も飾りだというの?以前はよく聞いていた歌さえ最早私の心を揺さぶることはないのですただ知っているのはそれでもこの世界は、何を失っても輝き続け
アイ [314] -
無題
やわらかな光で目を覚ましたカーテンをあけて夢じゃなかった と弱く笑って次の瞬間には涙 零れた僕の知らない人君は笑って指を絡ませて声をかける勇気なんて……君があまりにも 幸せそうで夜の街を走って逃げて疲れて崩れたどうやって部屋に戻ってきたかな…どうでもいい僕の知らない君が幸せそうに笑ってその笑顔が 僕に向けられたものじゃなかったそれだけの話胸が痛い呼吸が苦しい誰か僕を止めて彼女に逢いたい向かってる気
アヤミ [455] -
軽量化、機能特化。
もっと軽い携帯ないの?あなたは私にそう言ったもっと便利な携帯ないの?あなたは私にそう言った軽さ重視か 機能重視かヒトの好みはバラバラですね実際何でもそういうもんでしょ?携帯でも 何にしても重い重い携帯は要らないの不便利な携帯は要らないのもっと軽い女いないの?あなたは私にそう言ったもっと便利な女いないの?あなたは私にそう言った軽さ重視か 機能重視かヒトの好みは似ていますね実際誰しもそういうもんでしょ
十日十月 [520] -
悲しい決断
もう 傷つかないで済むならあの時みたいに荒まなくていいならこれでいいと思った殻に閉じ籠って必死になって自分自身を守ろう ってそう決めたのにこんな自分が 弱くて 弱くて 弱くて情けなくて大嫌いでそれでも大嫌いな自分を守って 守って 守ってだって もうあの時みたいに 泣きたくない叫びたくないだったら大嫌いな自分自身を大事に 大事に守っていくしかない とあの日、最後に泣いた日にそう決めたんだ
アヤミ [434] -
あなたと私は天秤座
あなたが右へ行くのならば、私は左へ行きます。あなたが左へ行くのならば、私は右へ行きます。あなたは天秤ばかりで行動する時、私は神の天秤ばかりにのせられる。さよなら、天秤座生まれの恋人。
猫の気持ち [500] -
道化師
偽りの愛は道端に落として割ってしまいました君が愛していたのは僕ですか君ですかそれとも他の誰かなの僕が愛していたのは君ですか僕ですか答えは誰も知らないの飾り物の愛は放っておいたら溶けちゃいました君を愛していたのは僕ですか君ですかそれとも誰でもないの僕を愛していたのは君ですか僕ですか答えは誰が知ってるの大事な大事な愛ははじめからどこにも無かったの
薔薇姫 [415] -
レディ
皮膚を突き破れば血液が流れる心が激しく揺れ動けば涙が流れるわたしは お人形じゃないの黙って微笑んで言いなりになるようなそんな 遊び相手をお探しなら余所へ行ってちょうだいわたしの価値を決めないで勝手にわたしを評価しないで微笑んで首を傾げて分からないフリをしているだけその方が 楽でしょう?わたしは お人形じゃないのこんな わたしが気に入らないのなら余所へ行ってちょうだいわたしは血の通った人間で感情のあ
アヤミ [362] -
ヤサシサ
偶然出会った交差点。遠くからやってきた、あの頃と変わらない歩き方の影で気が付いた。鼓動が高なって視界がぼやけて足が、口が、手が、震えた。君に伝えたかった最後のありがとうとごめんねをいつも 次会ったらって胸に呟いてたはずなのにやっぱり君をみつけると頭が真っ白になって世界に君と私しかいないみたいに周りが見えなくなる。君の瞳は 私をとらえた。でも君は 私を通りすぎていった。振り替えって、君の後ろ姿を遠く
nipo [349] -
エール
あなたに薦められた少し分厚い本誰との待ち合わせのときに読んでいたのかヒロインと重ね合わせたのはどんな人なのか想像するのさえ嫌でずっとずっと伏せてきた雨がひどくてあなたは遠くてアタシは今にも泣きそうだったから逢いたくて逢いたくて近づきたくて表紙を開いたくしゃくしゃに濡れたような跡強くめくった跡アタシの知らないあなたが歩んできた証ずっとアタシが欲しかったものあなたの生きていた証アタシを愛してくれた『真
naho [491]