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学園物に含まれる記事が836件見つかりました。
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オタクさん、元気?≪22≫
ぼくは渋々ながら玄関へ辿り着きドアを開けた。 すると―――。「たらいま〜☆忘れ物したの〜ん。や〜ん。ボク大失敗なの〜♪」 明るい調子っ外れな姉の声がした。「いや〜失敗しょっぱい。…あれ?拓真おとーとは〜?」 拓真は兄の名前だ。姉の方が兄因り年上なのだ。「もーガッコ行ったよー」 すると姉は怪訝な顔をした。姉は嫌がるだろうがその表情は凄く兄に似ている。「あれ〜?キミ達はなかよろしだからてっきり一緒
防波堤 [335] -
オタクさん、元気?≪21≫
お兄ちゃんが家を出て行った後、私は少し眠る事にしました。 明日は学校行けると良いなあ―――。 そう思いながら私は布団を頭まで被りました。 4月の春の暖かい陽射しが窓の外から私を照らします。 私は早くもうとうとし始め、夢心地でした。いい気持ちです〜。 が、その時。 ピンポーン!(^^)! 無駄に馬鹿でかいインターフォンの音が≪ぼく≫の空の頭の中に響いた。 煩いなー。誰だよー。 ぼくは未練がましく
防波堤 [337] -
オタクさん、元気??
「何でですか?」 あ、嫌、いいや。 本音を言えば淋しいのです。 私の家は共働きで両親は家に居なく、お姉ちゃんはとっくに学校に行っているし風邪を引くと1人ぼっちで過ごす事になるのです。 がらんとした家の中…。 幽霊が出たらどうするんですか(汗)。 実は私は超の付く怖がりなのです。それに大のお兄ちゃんっ子。「いいの?……じゃあ、心配だから俺、休めないけど早めに帰って来ますからね」 わーい!約束だぜ!
防波堤 [358] -
オタクさん、元気??
そんな危ない部員から離れるためその日は私も渋々ながら帰る事にしました。 次の日、私は熱を出しました。「38度7分……。これは駄目ですね」 お兄ちゃん…どうにかならないかな?「駄目駄目駄目ー。安静にしていないと死にますよ?」 うう、そんなー。 普段敬語キャラの私も中3のお兄ちゃんにだけは打ち解けて話しています。 お兄ちゃんは私にも敬語なんだけど…少しは打ち解けて欲しいです。「じゃ、俺は学校行って
防波堤 [357] -
オタクさん元気??
「……何処がグロい?」 にこやかな笑顔で私の首を絞める名久井先輩。 ……窒息します。「猪突猛進は止めるべきだと注意しただけ」 直もにこやかな名久井先輩。「まーまー名久井くん、此処で止めないと犯罪者になるよー?」 殺す気ですか。 激怖い。 しかし私が死ぬ前に名久井先輩は手を離してくれました。 安堵。「取りあえず、犯人捜しはメンバーが揃う明日!でももし犯人が※研究会※のメンバーだっら手出しはさせない
防波堤 [362] -
オタクさん、元気??
何で名久井先輩がわざわざ私の事を邪魔するのですか? 止めないで下さい。 せいぜい犯人を血祭りに上げるだけですから。「だから駄目」 何で?「退学」 あ。 そうか。 ここは私立学校でした。「もっと」 もっと?「もっと見つからない様に策を練る可きだ。陰険な」 グロいですね。先輩。
防波堤 [361] -
いじわる先生 5 〜いじわる先生の襲撃〜
「こいつは、いじめがいがある。」と言って去っていった。「大丈夫か幸輔。」「…その顔見てると…こっちが心配しちゃうんだけど。」「あっ。これ?大丈夫。全然痛くないから。」幸輔は小さく頷いてこう呟いた。「こんな時に、先生がいたら、優太もこんなに傷つくことなかった。」「えっ……」「楽しかったなぁ。先生がいたときは。」優太は悲しくなった。香山先生がいなくなったことに関しては、何も言えなかった。「3人で…笑
るー6 [512] -
夏なんて、大嫌い!
「夏って、嫌だよな?」「マジ嫌い!」「うっとおしいし、何やってもムカついてくるし……」「そう、マジ最悪!」「ひ、酷いわ! 私、何も悪いことなんてしてないのに!!」「あっ、安藤さん!? 待って、誤解だよ!!」 クラスメイトの安藤なつは、泣きながら教室を出て行った……。
阿部和義 [558] -
ほんの小さな私事(99)
私たちが話をしている一方で、なつきさんと瀧口先生との言い合いが一段落していた。のち、瀧口先生が私のいるベッドに寄ってくると、少し不思議そうな顔を見せて、私に聞いてきた。「しかし、一体何があって、そんな風になったんだ?まあ、それより、体調はどうだ?」「なつきさんが診てくださったおかげで、かなり良くなりました。ご心配かけて申し訳ありません。」「いや…牧野が謝る事は無い。ただ、あまり無理はするなよ。も
稲村コウ [339] -
オタクさん、元気??
でも…それでは誰がそのあくどい犯人なのでしょうか……(言い過ぎ)。 私は案外行動派なのでまた犯人(?)を捜しに外へ飛び出そうとしました。 しかし、飛び出す寸前に後ろから襟を掴まれ、窒息しそうになり、出る事は阻まれました。 ぐはっ……(*_*)。 死ぬじゃねーか!こんにゃろがあ! プチ人格、変わりました。 怒りを覚えながら後ろを辛うじて笑顔で振り向くと、意外にも名久井先輩が立っていました。
防波堤 [360]