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SFに含まれる記事が1822件見つかりました。
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原子爆弾
今日は原子爆弾についてブログを書きます。日本には原子爆弾がないので馴染みの薄い言葉ですが、今やアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、インド、イスラエル、パキスタン、北朝鮮、イランが所有してます。なんと日本と原子爆弾は深い関係になっていたかも知れなかったのです。実は太平洋戦争で日本に原子爆弾が投下されるはずでした。終戦前に開発され実験にも成功してましたので、無条件降伏(8月15日)するまでに
勇者あいう [688] -
航宙機動部隊第四章・25
『戦務手当てに超過危険手当てに特殊ボーナスに、仮にくたばっても家族が一生食っていくに困らない保険が転がり込んでくる―ここの食いつめた奴等に取っては正に願ったり叶ったりな条件な訳だ』ロバート=ハートフォード大将はそう言って、グラスに残るウィスキー水割りを一気に飲み干した。そして相変わらず女性の方を見ないまま空のグラスを差し向ける。『ですが、先の戦いでは確かに帝国艦隊を撃破しましたよ』女性はそれを気
まっかつ改 [512] -
航宙機動部隊第四章・24
『全くどいつもこいつも浮かれ騒ぎおって』最外縁征討軍戦事総司令官・ロバート=ハートフォード大将は不機嫌を摘まみにウィスキーの水割りを飲んでいた。ここは合衆国連合艦隊旗艦《D=カーネギー》でも最上表層に位置する高級士官専用のバーだ。よって天井から片方の壁に至るまで展望素材となっており、その先には惑星ティヴィタヴェキアが巨大な青白い宝石さながらに茶色い陸地に複雑な紋様を描かせながら神秘的な姿を見せて
まっかつ改 [580] -
航宙機動部隊第四章・23
少年が自ら門扉を開くと、そこには敷き詰められた玉砂利を挟んで母屋らしき茅葺きの建物がそびえていた。玉砂利の海の中、ぽつんぽつんと置かれている踏み石を伝って、少年はそこに向かおうとする。ジョウァンナ=バウセメロは意を決してその後に続いた。母屋の入口までたどり着いた少年は、ジョウァンナを振り返り、『さて、ここでなら話が出来ますね』言いながら障子張りのスライドドアに手をかける。母屋の中にはやや高い段差
まっかつ改 [529] -
航宙機動部隊第四章・22
『彼女は私の専属です』総領事と呼ばれた少年はやや長めの豊かな黒髪の持ち主であった。憲兵達は慌てて敬礼し、取り敢えずジョウァンナ=バウセメロから手を放した。『彼女の事は私が責任を負います―何とぞ良しなに』少年はそう言い添えた。彼は確かに正真正銘の外交官であるらしく、憲兵は逆らう所か今度はジョウァンナにまで謝罪交えた丁重な物腰へと態度を一変させて来た。ここまで変わる物か―敏腕女性記者は心底呆れた。『
まっかつ改 [527] -
航宙機動部隊第四章・21
パレオス星邦首都星ティヴィタヴェキア周回軌道上・最外縁征討軍旗艦・D=カーネギー『放してっ!放してよ!!』船内に広く取られている通称《大使館村》と呼ばれる居住区は外交上最も重要なエリアの一つであっただけに、そこの警備が厳重だったのは言うまでもない上に、更に最近の星間諸侯太子党のテロ行為がそれのより一層の針鼠化を促したとしても不思議では無かったであろう。だが人員にして数倍、融通のきかなさに至っては
まっかつ改 [503] -
航宙機動部隊第四章・20
グィッチャルディーニは再び件の画像に目を向けて、『科学原理主義団体・人類進化《神化》宗教・魂の浄化《情報化》協会―おやおやおまけに真の神《超AI》思想までお出ましと来ましたか』その言葉を聞いてジョゼッペ=ヴェリーニとパンネラ=ディアーナは一様に固唾を飲んで見せた。『首席政務官、文明に置ける革新勢力の由来はご存知ですかな?』問いながら議長は子供の様な笑みを見せて来たが、それは純真な愉楽からは程遠い
まっかつ改 [471] -
航宙機動部隊第四章・20
グィッチャルディーニは再び件の画像に目を向けて、『科学原理主義団体・人類進化《神化》宗教・魂の浄化《情報化》協会―おやおやおまけに真の神《超AI》思想までお出ましと来ましたか』その言葉を聞いてジョゼッペ=ヴェリーニとパンネラ=ディアーナは一様に固唾を飲んで見せた。『首席政務官、文明に置ける革新勢力の由来はご存知ですかな?』問いながら議長は子供の様な笑みを見せて来たが、それは純真な愉楽からは程遠い
まっかつ改 [485] -
航宙機動部隊第四章・19
『所で話は変わるのだが―』ペアリーノ=グィッチャルディーニは声と表情にやや影を差し込ませて、『ピエトロ=ガルバーナ君の件だが、何か分かった事は有りますかな?』それは今や星邦議長最大の政敵にまで急成長した革新派のリーダーの名前だった。司法省長官パンネラ=ディアーナは、自分のパネルカードを議長の黒執務卓の縁にある差し込み口に挿入しながら、『彼が複数の業界・団体・組織・要人をバックに持っているのは確実
まっかつ改 [478] -
航宙機動部隊第四章・18
同ティヴィタヴェキア・シテ・首相官邸―\rパレオス星邦議長兼首相代行ペアリーノ=グィッチャルディーニは執務室に複数の閣僚を呼び寄せていた。複数と言っても今回召じられたのはたった二人だったのだが。黒色の執務卓の前、議長から見て左側にに書類を抱えながら立っているのが、パレオス星邦首席政務官ジョゼッペ=ヴェリーニ。対して右側にはこの国の司法省長官・パンネラ=ディアーナが、がたいの良い体をスーツで包んで
まっかつ改 [514]