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SFに含まれる記事が1821件見つかりました。

 
  • 〜Stliker〜 哀編 (169)

    革命教団が生物を問わない無差別的な武装蜂起を開始した頃・・・連邦公国首都から100km程度も離れていないとある郊外。桜井結奈は親友の大庭綾香の捜索を行っていた。「どこ行ったのよ・・・全く・・・隆也が居なくなってからのあの子・・・動きが全く読めない・・・」既に軍による避難指示が発令され、慌ただしく付近の住民がシェルターへ退避する中、閑散とした郊外で結奈は綾香の家族と共に手分けして本人を捜索していた。
    焼き魚 [101]
  • 〜Stliker〜 哀編 (168)

    空中戦艦要塞『扶桑』に潜入した峰崎龍雅は艦内に張り巡らされた触手のトラップを掻い潜り、戦艦の動力ブロックにたどり着く。「この壊れかけの扉を・・・開けてはならないような気さえする・・・」龍雅は特に第6感が優れているとかそのようなことはない。ただ、扉の奥から漂わせている空気には龍雅自身がかつて感じていた『危険』が潜んでいることを理解していた。扉の電子ロックは壊れているため、錆び付いて動作不良の鈍器と化
    焼き魚 [92]
  • 〜Stliker〜 哀編 (167)

    航空戦艦要塞『扶桑』に侵入した龍雅は、内部の変わり果てた惨状に驚愕を覚えつつ艦内中枢部へ進んでいた。艦内は床から天井に至るまで所狭しと蔦や樹木に覆われ、その隙間にはかつては何らかの生物であった肉塊が腐乱していたのである。道なき道を進むその過程で侵入者にはある一つの疑問が生じていた。「このような状態でなぜ飛べる?」半歩ずつ足元を噛み締めながら進んでいると突然、右足が床を踏み抜くような感覚を覚えた。そ
    焼き魚 [132]
  • 〜Stliker〜 哀編 (166)

    「おかしい。無人で飛んでいるのか?このデカブツは・・・」戦艦『扶桑』への侵入に成功した龍雅であったが状況を開始して数分経過したと言うのに一向に会敵する様子はない。ただし、侵入時に発出された警報音は相変わらず、けたたましく艦内にて共鳴する。侵入口から通路を数十メートル進み、別の通路を進むためのドアに差し掛かった。連邦公国の標準的な航空戦艦は通常、侵入者が発生した際警報音と共に自動的に施錠、隔離をされ
    焼き魚 [117]
  • 〜Stliker〜 哀編 (165)

    航空戦艦要塞『扶桑』かつて敵対勢力を掃討するために建造され、扶桑型超巨大戦艦の一番艦その形は火山噴火後に形成されるカルデラ地形を模していると言われた。連邦公国はこのような戦艦を多数保有していたが革命教団との先の大戦においてその9割以上を消失した。その巨大さ故に、修復は困難を極めており、戦後に発生した財政難も重なり修理されずに放置された状態である。扶桑も例外ではなく戦後に修復の目処が立たず部分的な修
    焼き魚 [119]
  • 〜Stliker〜 哀編 (164)

    シェイルのストライカー『バロンドール』は敵の大群をかき分けながら統括指令府から出撃した。数多に渡る敵の空からの追撃も時には撃墜、時には回避しながらやがてその眼下には敵陣営の手に落ちた巨大空中要塞が姿を現した。「ダメだよ龍雅!!砲撃が激しくてこれ以上は近づけないのさ!!」シェイルは巨大空中要塞『扶桑』に対して直上からの急降下を試みていた。しかし、既にバロンドールを察知していた敵陣営からの砲撃は開始さ
    焼き魚 [407]
  • 〜Stliker〜 哀編 (163)

    連邦公国軍統括指令府正面防壁外側。シェイル・パトリックと彼女の操るストライカー“バロンドール”は単身で敵の大群の突破を試みていた。これらは巨大で且つ、昆虫とも動物とも取れない様々な姿をしたグルドの大群である。統括指令府の周辺はそのような異形の生物たちで足の踏み場もないほどに埋め尽くされていた。これは地上だけでなく指令府上空にも無数も飛行生物が飛来し太陽を覆い尽くさんばかりのありさまであった。バロン
    焼き魚 [515]
  • 〜Stliker〜 哀編 (162)

    連邦公国軍統括指令府会議室ここには既に30余名の兵士がそれぞれの机に着席していた。まもなく入場したロイはそのまま登壇し、龍雅は袖に控えた。着席していた兵士が一斉に立ち上がるとロイに注目した。ロイは壇上から全員の顔を見回した。「(経験が浅そうな者ばかりだが・・・)着席してくれ。早速、今回の作戦について説明する・・・」ロイはメンバーの顔を見た瞬間、落胆に近い感情を受けた。決死隊を組むと意気込んだロイは
    焼き魚 [568]
  • 〜Stliker〜 哀編 (161)

    指揮命令系統の完全な破壊と通信網の遮断に成功した革命教団は更に首都の制圧を急いだ。革命教団の暫定リーダーであるハーツの指揮の下、事象発生の30分後には議員全員を評議会にて拘束し、軍の総元帥であった川崎大信をクーデターの首謀者と仕立て上げた。ハーツは軍の即時武装解除と国家の解体、新国家樹立の承認を迫ったが議会の一部が激しく反発・抵抗した。議員の中には軍出身者もいたがそれ以上に何かしらの武術、護身術を
    焼き魚 [562]
  • 〜Stliker〜 哀編 (160)

    革命教団による軍部上層部制圧は成功した。国家元首の拘束にも成功し、クーデターともとれる行為は一見成功したかに見えた。しかし、電波ジャックによる新国家宣布放送は失敗し、宣布を拒んで国民に決起を求めた大公は凶弾に倒れた。放送スタジオ現場に居合わせた革命教団のメンバーは全員狼狽し、それはハーツ、加原とて例外ではなかった。大公に対して銃を向けたメンバーは震えながら座り込んでいた。加原は我に還り、銃を向けた
    焼き魚 [521]
 
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