携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> SFの一覧

SFに含まれる記事が1822件見つかりました。

 
  • MLS-001 024

    朝空は東から急速に白くなり、橙になり、新しい一日の始まりを告げる朝日が2人の横顔を力強く照らし始めた。女は、一見何の店か分からない小さな一軒家の扉に手をかけた。チリンチリン古風な鈴の音が店の主人に来客をつげる。「おっ、おはよう、鈴さん。」鼻の下に灰色の口ひげを蓄えた店の主人が、明広より一足先に店に入った女に親しげに挨拶した。銀縁の眼鏡の底から細いが人のよさそうな黒い瞳が覗く。皇鈴に続いて木製の重
    砂春陽 遥花  [672]
  •  *野球の事などについての見解*

     *野球の事などについての見解* (仮名43歳橋本の場合) 私、橋本は小さな頃から気が小さく、おとなしい性格でした。昨日も仕事で 部長に怒られました。とくにミスも無いのにみんなの前で怒鳴られました。 家に帰ると かみさんにも 小言を言われ 高校2年になる子供にも 馬鹿にされる始末です。私は、ストレスが溜まり 1人で散歩にでかけ考えました。何故僕は 皆に馬鹿にされるのだろう橋本さんは 考えているう
    ワースタ  [501]
  • MLS-001 023

    「声に出てましたか?」予言者は笑顔のまま、軽く頭を振った。ストレートの長い黒髪。ライトグレーのジャケットに黒いインナーとパンツ。細い身体のラインもそのままだ。夕方、街灯のまばらな住宅街で見たときと格好は少しも変わらない。ただ、薄暗がりの中ではよく見えなかった顔は、蛍光灯の白い光の下で見ると美しかった。透き通るように白い肌がぐっと迫って来た。すっと通る鼻筋。なめらかで引き締まった顎の輪郭。高い頬骨
    砂春陽 遥花  [700]
  • 消えない力 11

    先生の手の叩く音にみんなが注目する。「はい。 自己紹介は終わったな?。 それでは力を実際に見せる。 あと、ここの先生はほとんどが 二つの力を持っている。 逆らうのはやめておけ」教室がざわめく。ここにいる先生の能力で呼び出せるのは一回だ。だから自分で呼び出したということか。「私は身体能力の増加と、 硬化の力を持っている。」身体能力の増加と硬化の力って最凶じゃん。攻防のバランスが一番いいんじゃないか
    ゆいき  [617]
  • 夏の男(2)

     警備員と話しながら、ひととおり病院内を歩いて回った。なるほど警備員の言った通り、ここでは患者が自由に行動している。歩きまわる者もいれば、ある者はひなたで眠そうにうとうとしている。それでもここはあくまで精神科の病院である。警備員は時節、不安気な表情をした。 病院内をひととおり回り終えると、警備員室に通され、そこで一服した。警備員「いや、お疲れさまでした。よい記事は書けましたかな?なかなか自由のき
    安藤  [546]
  • 夏の男

      ある日の午後、さんさんと照りつける太陽を恨むように人々が歩いている。人々、と言ってもそんなに多くはない。建物はまばらで、聞こえるのと言えばセミの声くらいである。つまり、ここは中心街からちょっとばかり離れた郊外なのだ。ほっそりと流れる川の河口にその建物はあった。 ガチャ、バタン。「来賓室」と書かれた部屋からひとりの男が出てきた。歳は30代なかばほど。太り気味ではあったが健康の範疇だろう。腕には
    安藤  [568]
  • WINGMAN 07 【眼下の光・8】

    「「重量重力!!パージ全開率80%!!双方両手腕から一斉射撃!!!」」 始めはこの一言からはじまった。「「―――っ!!!グラビティ―マシンガン!!!」」 スピーカーから聴こえる声に、先程までの愉快や呑気さはもうそこにはなく、彼女は怒号と共に攻撃を始めた。 絶え間など与えない光の射撃が、滝のごとく宇宙怪獣に降り注ぐ。まさに一斉射撃。一心不乱。ギェェェェェーッ!!!!! この世の声とは思えない奇怪な
    勇者王  [449]
  • 消えない力 10

    席に着いた所でちょうどチャイムがなった。先生がはいってくる。「私は桐沢 舞(きりさわ まい)。 お前らの担任だ。 あと風紀委員の担当でもある。 この時間は自己紹介にあてる。 なんか質問のある奴は挙手。」気弱そうな男子が手を挙げた。「あの〜・・・ 力っていつ 手に入れるんですか??」「・・・・・・・・・」・・・・・忘れてたみたいだ。「たしか―――。 一組の次だ。 システムが解らない奴は、 その辺に
    ゆいき  [490]
  • 消えない力 8

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。やっと見付かった。唯も俺も二組のみたいだ。来るときと同じように力を使い、唯のところまでもどる。「で、何組だった??」唯は機嫌がわるいみたいだ。謝らないとどうなるかわからん。主に俺の命が。「遅くなって悪かったな。 んで―――」「ほんとよ!! いったい 何人にナンパされたと 思ってんの!?」殴られた。避けたけど。「だから悪かったって あ
    ゆいき  [469]
  • 最後の恋 =ファイナル エスケープ=2

    侵略者シァイニーは人間の顔をした悪魔です!!! ちな「とも!もうすぐだからね!くっ検問」ピピピピ!!! これから先に進めません゛゛゛「本部、侵略者の目的は゛゛本当に地球その物なのですか゛゛手だては無いと!!しかしどういう事ですか!あらゆる兵器が通用しないなんて゛゛゛」シァイニー「ククク!!!わめけ!怒れ!悲しめ!この俺様を殺してみせるがいい゛゛実に息抜きの心地よい星だなぁ!!壊しても壊しても、
    うりぼう  [514]
 
利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス