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SFに含まれる記事が1822件見つかりました。
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サイキック 第1話
12月8日この日は今シーズン最大の寒波が来ていた。俺、真木信治(まぎしんじ)は運のない男としてここら辺では有名であった。そして、今日もまた、不運な生活を送るのだった…「…午後は雨から雪に変わるでしょう。雷に注意してください。」朝の天気予報を聞きながしながら俺は慌ただしく身支度をしている。仕度を終えると「行ってきます?」と言って俺は家を出た。「あぶねぇ、傘、傘」危うく忘れるところだった傘を持って俺は
く:ロミ [782] -
鐵特殊部隊 5
薙都は黒のTシャツに白のシャツを羽織り、黒の七分丈ズボンをはいた。靴は白と赤のハイカットスニーカーだった。また、赤黒チェックのリュック(紐が長くしてある)を背負った。そして、部屋を出た。部屋を出ると、そこにはテーブルと2つのイスが置いてあり、小さい冷蔵庫、洗面台があるくらいの小さいスペースだった。テーブルの上には、メロンパンが置いてあった。(なぜにメロンパン…)薙都は呆れつつも、パンを口に挟んだ。
オプション [661] -
鐵特殊部隊 4
薙都は荒れた野原に立っていた。空は分厚い灰色の雲が覆っている。周りに生い茂る腰までの高さの雑草、終わりが見えない野原。急に、風が吹いた。薙都の長めの髪が揺れる。一瞬目を瞑ると、風は止んだ。目を開ければ、5m先に、10歳頃の薙都が立っていた。その子は前髪が顎くらいまで伸び、左目を隠すように左分けにしてある。服は着古してあるTシャツにズボン。そして、左目、首から左肩にかけて、左腕、右の肘から下、右足の
オプション [664] -
鐵特殊部隊 3
グルーム北東にある街、ボブル―そこのとあるビルにて。薙都は、ガラスのドアを開けた。後ろを他3人がついてくる。階段が下に伸びていて、コンクリートで覆われていた。下まで行くと、もう1つドアがある。隣のボタンをカチカチ押すと、カチッと、ロックが開く音がした。それを聞いてから、薙都はドアを開ける。「ただいまー」中に叫んだ。「おかえりー」階段をタン、タンと降りてくる音と共に、声がした。「ジノ、先に帰ってたの
オプション [641] -
鐵特殊部隊 2
「ゴハッ」鈍い音と共に、男が咳き込んだ。「おーい、吐いたほうが身のためじゃなーい?」その男の前に、16くらいの少年がしゃがむ。「ほら、黒幕の名前を言ってごらん?」少年は優しく微笑むが、そこには恐いモノが潜んでいた。そして、不意に声を落とし、呟く。「ほら、おれは短気なんだ。」「わ、わかった!ユ…ユーンだ!リーベン・ユーン!ユーン密輸会社の…」バコッ男は何も言わず、倒れた。「みやさーん、吐きましたー。
オプション [688] -
鐵特殊部隊
鐵特殊部隊―ここ、グリームにおいて、その名を知らない者はいない。それはいわゆる?裏社会??危ない奴等?…そういう類いの集団だった。クロガネという名の通り、まるで鉄のような…。また、伝説、噂では?関わったら最後?と?最後に呼ぶなら鐵?という2つがある。そして…今日も鐵は、裏での仕事を淡々とこなしていた―
オプション [675] -
MLSー001 036
そこに書かれている事実は、為政者の意図を露骨に反映した部分的事実である。しかし、それでも、事実であるには違いない。あの日、海滝博士が皇鈴に話した物語。東洋の鬼才がしばし見た泡沫の夢か、近い未来の現実か。当人亡き今、皇鈴は未だ判別出来ずに居る。「MarginalInformationControleSystem。」突如、皇鈴の口からつらつらと語られた異国の言葉は明広の動きを止めた。「通称、MLS。」
砂春陽 遥花 [864] -
MLS-001 035
「たまには悪役も悪くないだろう?」華北の雪原に建つ研究所の中。長い話を終えた海滝博士は、自らのことをそう皮肉った。分厚い二重窓の外は、澄んだ大気の下に延々と白い大地が続く。鋭く尖る岩山が天地を分かつ。「いつもでしょう?」ずっと聞き手に回っていた皇鈴は口を開いた。テーブルの上の2つのコーヒーカップを揺るぎない手で盆の上に移していく。「君も言うようになったねえ。」博士はソファーを立ち、ゆっくりとした足
砂春陽 遥花 [876] -
†BlackWorld†
リュウ「ちっ!まずいな…。BlackEnergyが乗っ取りやがった。」樹花「WhiteWorldの神Whiteよ……。BlackWorldの神の使者BlackEnergyの声に反応し、黒の力を…。ロイヤヲハナヤマタナカナフカチニユンヒニタキオネ…!」樹花が本人とは思えない豹変で樹花の声に反応するように植物達が黒く染まり私達に絡み付いた。リュウ「Whiteの神!駄目です!どうか、この者達にWhite
ひびりん [674] -
†BlackWorld†
真理「いたたたたた……。」どこ、ここ?周りを見渡すかぎり、不思議な植物が周りいっぱいに生えている。千尋「うーん…。あれ?どこ?」樹花「……………。」なぜか、樹花だけ目を覚まさない。真理「樹花?樹花!?」千尋「樹花!大丈夫!?」私達は樹花の体をゆすってみたけど樹花は目を覚まさない。???「その娘はBlackEnergyに取り付かれている。その娘の傍にいると危険だ。離れろ。」えっ?私達が振り返ると青い
ひびりん [681]