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初恋★

[412]  pp  2006-12-05投稿
俺は大山 直人。
南大高校のバスケ部に所属する2年生だ。

俺には好きな子がいる。
中学2年生の時、彼女と出会った。
明るくて可愛い笑顔の彼女に惹かれた。
彼女の、どこか悲しそうな笑顔を守ってあげたいと思ったときから、もう好きだったんだ。
でも俺としたことが、1年経っても話しかけられない。
友達の翔も、彼女を想っている。
もたもたしていられない。
どうしようかと思いつつも、3年生になってしまった。
そんなとき、彼女が体育委員になったので、思い切って立候補した。

委員会の日の放課後…

俺はいつも以上に緊張してしまって、まともに彼女の顔を見れない。

【…よし。】

「…なぁ、これで良いか?」

俺が必死に話しかけたのに、彼女はうわの空だ。
それどころか、いきなり帰ってしまった。

楽しい話をして、仲良くなろうと思っていた俺は、舞い上がっていたんだ。
前から、なんとなくは気づいてた。
でも認めたくなかった。

【俺、嫌われてるんだ…】

自分が好きな子に嫌われている。
男として、こんなにショックなことはない。
でも彼女を見るたび、諦められなかった。

それから、彼女が公立高校の受験に失敗したことを知った。
合格発表の日、彼女が1人で教室で泣いているのを黙って見ていられなかった。
教室に入った。
彼女は驚き、俺だと気づくと急いで涙を拭いた。
綺麗な涙だった。
思わず彼女を抱きしめたくなった。
落ち着いて彼女を励ます。
彼女に近づくと、大きな瞳からポロポロと綺麗な涙が落ちる。
思わず聞いた。

「俺のこと…嫌いか?」

どうか嫌いと言わないでくれ。
彼女が驚いたのと、祐子が教室に入ってきたのは同時だった。
彼女は自分は邪魔だと言って、帰ってしまった。
俺は急に全身の力が抜けて、その場に立ち尽くした。
ボーっとしている俺に、いきなり祐子は話し始めた。
祐子の告白を俺はろくに聞けないでいた。
祐子は確かに、俺に1番近い存在の女子だ。
けど、祐子は知っているはずだ。
俺が彼女を好きだということを。

それから彼女は俺と同じ高校に受験し、合格した。
俺は驚いたが、平岡(葵)がいるからだと思った。

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