携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ミステリ >> 暗闇の女?

暗闇の女?

[888]  あぶら翔  2006-12-08投稿
10年前―――――――― 「えーでは、今日からここで 頑張って頂く事になりました黒田のり子さんと野々村順子さんです。まだ不慣れな事も沢山あると思うので、みなさんよろしくお願いしますね」店長の青田清二は朝礼で新人パートの野々村順子と黒田のり子を紹介していた。 「早速ですがこの お二人はレジ担当になりますが、最初は研修と言う形に なりますから、あーそうですねぇ、黒木さんっ、お二人の事頼みますね」 朝礼をしていた社員達が少しざわついた。 (おい、おい、黒木で大丈夫なのかよ?) (ええっ!黒木さんなの?可哀想あの二人、またすぐ辞めちゃうんじゃない、店長何考えてるんだろ) 「ごほん!皆さん お静かに!黒木さんっ 頼みましたよ」 「…」 黒木志津恵は青田を睨みつけていた。 「あ…あの、野々村順子と言います、よろしくお願いします。」 「黒田のり子です、よろしくお願いします。」 二人は黒木に頭を下げた。 「……よろしく、あんた達すぐ辞めるとか言わないでねっ!」 黒木は冷たく言い放つと首を振り『こっちに来な』と言う風に奥の事務室に歩き出した。社員達はまた雑めき出した。 (おいおい、初日からこれかよ、見たか あの目、怖ぇ〜) (ま、もって一ヶ月が限界だろうね) (いやいや、へたすりゃ明日からもう来ないぜ) 「ごほん!では朝礼を終わりたいと思います それぞれの持ち場に 付いて下さい、今日も一日頑張りましょう」青田は逃げる様に行ってしまった。 「あのう…私達まず何をやったらいいでしょうか?」 「はぁ?あんた達に教える事なんて何も無いわよ、レジ打ちって言ったって今の時代全部バーコードなんだからピッピッはい、おしまい、それでいいんじゃない?違う?」 「ふざけないでください!私はやっとの思いでここに採用されたんです!」 順子が くってかかった。

感想

感想はありません。

「 あぶら翔 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス