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愛したい...(2)

[424]  2006-12-09投稿
「あ〜寒い寒い!!
今日何度なん?!」

朝っぱらから威勢の良い和也のかん高いハスキ-な声


「35度ジャスト」


「は?!」


「俺低血圧やねん」

遅刻してきた和也が訳の分からない間抜け面で俺を見た


「誰がそんな話聞きたいゆうてん!!」


いつもの俺らのバカな会話


「てか.流時低すぎやろ!病院行けよ!」

一緒に喋ってた
遠矢(とおや)のツッこみ


「健全やしちゃうしいいやん笑」


「朝っぱらからエロ〜♪
流時はあほやな!」


「一番のエロで
あほはお前やけどな」


バカにしたように俺が言うと和也は

なんとも言えないような顔で
口をもごもごしていた


「ハハッあほや」俺は笑った


「お前なぁっ!!」

和也が冗談で
俺に殴りを入れようとした瞬間に手を掴んだ

「てかテメ-和也
リナに一昨日の事チクったやろ」


「あ♪リナちゃん何かゆうてた??」


あからさまに喜んだ顔

「お-ゆうてたゆうてた

1回死んでこいゆわれたわ」


「うわ?!キッツ-!!じゃあもぅ
別れたん??!☆」


「お前楽しそうやな」

遠矢の言葉


「てかこいつリナ狙いやし」


「そ〜そ〜☆」

ゴンッ-

俺の言った言葉に便乗した和也を軽く殴る


「いって〜!!何しよんねん!!」


「調子乗りすぎじゃこのボケ!!」


「漫才師なみ…」


和也は頭を抑えながらむくれている


「何やねん〜別にいいやん!!お前本気ちゃうんやろ〜??」


「んじゃお前はどうやねん」


「俺本気やし!!本気と書いてマジと読む☆」


「あ.嘘ついたな」


「ついたついた」

俺の後に遠矢が続いて言った


「え?!何でなん?!」和也は間抜け面



「お前遊びの時いっつもそういうやん」

「あ…」



和也はあほだ



キーンコーン-.....


「あ!2時間目始まった♪」


明らかに焦りながら言う和也に俺はため息をつく


「お前あほやな」


「ッ流時しばく!」


「止めろってお前負けるやん」



そして今日も同じ毎日が始まった



授業中リナからメ-ルが来た

あれから着信は昨日入ってたが俺が寝た後だったので
気付かなかった


リナからのメ-ル内容

<リュージ
昨日ぁンな事ゅぅてごめん
別れンとLlて…

リナ?>

いつものリナらしいメールの仕方だった

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