携帯小説!(スマートフォン版)

[374]  ゆっきー  2006-12-09投稿
男性はそれでも一方的に話続ける。あ、もしかして気に入る制服ない?だよねー女の子だしね、制服はこの雑誌の中からしか選べないんだよ、てか事務の人? 彼の質問に柚木は淡々と答えた。いえ、運転手です。彼は柚木を見て、へー、キャシャなのに運転手なんだ?まさか大型とかじゃないよね? 柚木は又淡々と答えた。大型です。もう出発なんで制服は何でもいーです。柚木は事務所の時計をチラッと見てちょっとあせった。いつもなら会社を6時半には出発して途中で昼寝をする時間をプールしているが今日はすでに時計は6時半をとっくにまわっていた。なのに彼は慌てる事もなくニコニコしながら、無神経に話が終らない。 何処まで行くの?俺も連れて行ってよ、ドライブドライブ!柚木は呆れて ではもう行きますから。と、半分彼にはついていけないそぶりをして事務所を出ようとした。その瞬間彼は柚木の腕をぐいっと引っ張り、いきなり真顔で名前教えてと言った。柚木はぼそっと答えた。柚木です。彼は又ニッコリ笑って行ってらっしゃい柚木!と言った。 柚木は黙って事務所を出た

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