携帯小説!(スマートフォン版)

[376]  ゆっきー  2006-12-11投稿
柚木はテーブルの端っこで生ジョッキを飲んでいた。慎は柚木をちらちら気にしながら田中由美子と話をしていた由美子は慎に質問した。 「村瀬さんて結婚してるんですか?」由美子の質問に慎は「してるよ、でも形だけね」と答えた。小林淳子は慎の腕に自分の腕をからめながら「形だけなら別れちゃえばいーのに」と、少し酔ったふりをしながら話した。高橋孝子は「やだぁそんな風に思われてる奥さんが可哀想〜酷いですね村瀬さん」と、ブリッコした。 柚木はそんな会話が下らなく感じた。ヒロが柚木の隣に来て柚木の頭をポンと軽く叩いた。「ユッキーどした?元気ないじゃん、俺が居なくて寂しかった?」とふざけて笑った。柚木は「おーっ待ってたぞ〜、」とわざとその場を盛り上げた。二人がじゃれていると慎はますます柚木が気になり柚木の隣に座ろうとして立ち上がった。ヒロはそれに気がつきわざと柚木を壁側に座らせて高橋孝子を呼んだ。孝子はヒロが好きだったので喜んでヒロの隣でヒロによりかかったりした。そして又柚木は一人になった。柚木は皆がそれなりに楽しんでいる事を確認して立ち上がりトイレに行くふりをしながら外に出た。吐く息が白く、冷たくて、でも思いきり空気を吸い込んだ。

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