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ディフェンド? ”ただいま” 73

[521]  2006-12-11投稿
 煙が晴れてくると、中から倒れた晶の姿が現れた。
 「終わった・・・」
 啓吾は呟いた。怜は晶を見ながら頷いた。
 「終わったね・・・」
 怜は言った。そして、啓吾は頷いた。そしてブレスレットのボタンに手を伸ばしたとき。
 「まだ終わっていない!!!!!」
 「!」
 晶が突然起き上がった。そして、鞘から短刀を抜いて襲い掛かってきた。
 「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
 晶は短刀を啓吾に向かって突き出した。短刀は啓吾の右の頬をかすった。
 
 ドカッ

 啓吾は晶の腹に拳を入れた。すると、晶は気絶して倒れた。
 「終わっとけよ。晶」
 そぅ啓吾が言うと、怜は何かに気づいたのか晶の服のポケットに手を入れた。
 「啓吾。コレ・・・」
 怜が取り出したのはアシールだった。啓吾が小さく頷くと、怜はそれをおもいっきり床に叩き付けた。アシールは黒い光を放って消えた。すると、晶の体も透明になっていって消えた。
 「帰ろう」
 「あぁ」
 2人はボタンを押した。2人の体は仲間が待つ場所へと向かっていった。

 2人は目を開けた。すると、目の前には仲間の姿があった。
 「お帰り」
 「待ってたよ」
 龍華と藻が微笑んだ。
 「無事でよかった」
 「お疲れ」
 「啓様、お帰りなさい」
 凛、由宇、李那も微笑む。そして、啓吾と怜は顔を見合わせて微笑んだ。
 「ただいま」
 2人は同時に言って仲間の所に走っていった。





 エピローグへ続く…

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