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「スキ。」5

[556]  ナツキ  2006-12-13投稿
家の前に辿り着くと、車庫に車が戻っていた。

夏希「ぢゃあ皆はこっちから入ってね!カギ空いてるハズだから。」

真也「了解→」

ナツキは女子寮の玄関を通り、自室に入る。
一目散に部屋の奥へ向かい、ベットに鞄を投げると、秘密の扉を開く。

夏希「ただいま→☆」

まだスーツ姿の玉濱が夏希を迎え入れる。

玉濱「おかえり、ナツキ。」

玉濱は一言。すぐにナツキを強く抱き締め、キスをする。
毎日の日課。
それは、熱く、長く、濃厚なキス。
真也「よくもまぁ毎日飽きずに…」

洋治「おかえりのちゅうで、なんでそんな濃いワケ?」

研二「てかさ、やっぱやばいよね。制服とスーツ…エロいし…」

玄関から次々と聞こえて来る飽きれた言葉に、ナツキは我に帰る。
玉濱は唇を離すものの、ナツキを抱き締めたまま玄関に目を向ける。

玉濱「お前ら…また来たんか。」

研二「おっじゃましまーす!」

洋治「勝手にあがるねー♪気になさらず…さぁ続けて×2☆」

玉濱「たまに俺が早く帰る日くらい…気ぃ使えっ」

夏希「ごめんね…先生。」

真也「俺らメシ食いに来ただけだかんさっ♪」

玉濱は飽きれた顔をする。
不安そうに玉濱を見つめるナツキに目をやると、少し微笑む。
ナツキの頭をポンっと叩くと、軽くキスをした。

玉濱「今日は一緒にメシ作るか。」

夏希「うん!」

ナツキの顔に笑みが戻った。

夕食も出来上がり、5人で食卓を囲む。

洋治「相変わらず旨いねぇ、ナッちゃんの手料理♪」

真也「いい嫁になるなっ」

研二「先生、うらやましいやぁ。俺も毎日ナッちゃんの手料理食いてぇなぁ。」

夏希「皆ほめすぎっねぇ先生。」

玉濱「旨いよ、ナツキの料理。」

玉濱はナツキの顔を覗き込むと、微笑み頭をポンっとする。

洋治「あ゛→ほんっと!教師の癖に生徒の前でイチャつき過ぎぢゃね!?」

玉濱「嫌なら早く帰れっつーの!」

玉濱は笑いながら再度ナツキの顔を覗き込むと、見せつける様に軽くキスをする。

3人は飽きれて返す言葉もない。

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